をけら詣り・おけら詣2015

八坂神社

をけら詣り・おけら詣は京都の大晦日の夜から元日の早朝に掛けての風物詩です。除夜の鐘や初詣は京都だけでなく、全国各地で見ることはできるが、をけら詣り・おけら詣は京都だけでしか見られない風物詩かもしれません。そんなをけら詣り・おけら詣は八坂神社・北野天満宮で見ることができます。

【をけら詣り・八坂神社 歴史・簡単概要】
をけら詣り(をけらまいり)は大晦日の夜から元日の早朝に掛けて行われます。をけら詣りでは先ず大晦日の夜に古式に則り、火きり臼と火きり杵で新しくご神火をきり出します。次にご神火を境内に吊されたをけら灯籠に移します。参拝者はをけら灯籠から火縄に火を移し、火縄をぐるぐる回しながら自宅に持ち帰ります。持ち帰った火は元旦に炊く雑煮などの調理に使うと無病息災のご利益があると言われています。また火伏せのお守りとして台所に祀ったりもします。
なお八坂神社では元日5:00から朮(おけら)を焚く白朮祭(おけらさい)が行われます。朮を焚くと疫病よけのご利益があるとも言われています。
八坂神社(やさかじんじゃ)は起源が明確ではありません。八坂神社は656年(斉明天皇2年)に高麗(高句麗)から来日した調進副使・伊利之使主(いりしおみ)が新羅・牛頭山に座した素戔嗚尊(すさのおのみこと)=牛頭天王(ごずてんのう)を山城八坂郷に奉斎したのが起源とも、876年(貞観18年)に南都(奈良)の僧・円如(えんにょ)が堂(観慶寺)を建立して薬師千手等の像を奉安し、その後天神(祇園神)が東山の麓・祇園林に垂跡(すいじゃく)したのが起源とも言われています。また829年(天長6年)に参議・紀百継(きのももつぐ)が山城八坂郷丘一処を賜り、神の祭祀を行ったのが感神院(かんしんいん)の起源とも言われています。その後869年(貞観11年)に流行した疫病を鎮める御霊会(ごりょうえ)が神泉苑で行われたのが祇園祭の起源と言われ、970年(天禄元年)からは毎年御霊会が行われるようになりました。995年(長徳元年)に王城鎮護の社として二十一社(二十二社)に数えられ、1072年(延久4年)には第71代・後三条天皇が初めて行幸しました。なお八坂神社はかつて感神院・祇園社(ぎおんしゃ)と言われていました。
八坂神社(アクセス・見どころ・・・)

【火之御子社鑽火祭 歴史・簡単概要】
おけら詣(おけらまいり)は大晦日の深夜(22:00頃)から元日の早朝に掛けて行われます。おけら詣では先ず大晦日の夜に北野天満宮の摂社・火之御子社(ひのみこしゃ)で古式に則り、火打石で新しい浄火をきり出します。その後浄火を中庭で篝火(かがりび)にします。参拝者は篝火から火縄に火を移し、火縄をぐるぐる回しながら自宅に持ち帰ります。その持ち帰った火を使い、元旦の食事を調理すると1年間無病息災のご利益があると言われています。
火之御子社は北野天満宮が造営される以前から祀られていたと言われています。火之御子社は火雷神(からいしん)を祀り、古くは北野の雷公とも言われていたそうです。
北野天満宮(きたのてんまんぐう)は947年(天暦元年)に西ノ京に住んでいた多治比文子(たじひのあやこ)・近江比良宮の神主である神良種(みわのよしたね)・北野朝日寺の僧である最珍(さいちん)らが神殿を造営し、祭神・菅原道真(すがわらのみちざね)を祀ったのが起源です。その後道真の左遷の原因になった左大臣・藤原時平(ふじわらのときひら)の甥・藤原師輔(ふじわらのもろすけ)が私邸を寄贈し、大規模な社殿が造営され、987年(永延元年)に第66代・一条天皇が勅使を派遣して国家の平安を祈願する勅祭が行われ、神号「北野天満宮天神」を賜り、1004年(寛弘元年)には一条天皇が行幸しました。その後1444年(文安元年)の文安の麹騒動(ぶんあんのこうじそうどう)によって焼失し、一時衰退しました。1587年(天正15年)に関白・豊臣秀吉が境内で北野大茶会を行い、1607年(慶長12年)には秀吉の子・豊臣秀頼が本殿などを造営しました。なお北野天満宮は「文道の大祖・風月の本主」と言われる菅原道真を祀っていることもあり、学問の神として多くの信仰を集めています。
北野天満宮(アクセス・見どころ・・・)

【をけら詣り・おけら詣 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。
をけら詣り・おけら詣は大晦日の夜から元日の早朝に掛けて行われる為、除夜の鐘を見る前に見たり、初詣でと一緒に見たりするのもいいかもしれません。ただ大晦日の夜から元日の早朝に掛けては相当の人出が見込まれるので、時間には気を付けた方がいいかもしれません。

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