南禅寺見どころ

南禅寺

南禅寺見どころ・豆知識(★簡潔・簡単に徹底解説●)を紹介しています。南禅寺の見どころである方丈は大方丈と小方丈に分けられ、大方丈は慶長年間の御所建て替えの際、天正年間に建てられた后(女院)の御所・女院御所の対面御殿を移して再建され、小方丈は寛永年間に建立されました。

【南禅寺見どころまとめ以外の情報】
南禅寺見どころ以外の基本情報
南禅寺見どころ以外の情報(歴史)

【南禅寺 歴史・簡単概要】
南禅寺(なんぜんじ)は1264年(文永元年)第88代・後嵯峨天皇が営んだ離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)があった場所です。1291年(正応4年)亀山法皇(第90代・亀山天皇)が大明国師(だいみょうこくし)・無関普門(むかんふもん)を開山として、離宮を寺に改め、龍安山禅林禅寺と名付けたと言われています。南禅寺は皇室発願の最初の禅寺になりました。南禅寺は室町時代に隆盛を極め、京都五山(天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)、及び鎌倉五山(建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺)の上に置かれ、別格扱いの「五山之上」に列せられました。

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【南禅寺見どころ 方丈】●修学旅行必見
方丈は国宝です。方丈は大方丈と小方丈に分かれています。大方丈には花鳥の間・御昼の間・麝香の間・鶴の間・仏間・鳴滝の間があり、小方丈には虎の間と3室(九畳・六畳・二十畳)があります。大方丈は慶長年間(1596年~1615年)の御所建て替えの際、天正年間(1573年~1593年)に建てられた后(女院)の御所・女院御所の対面御殿を移し、1611(慶長16年)に再建されました。小方丈は寛永年間(1624年~1645年)に建立されました。なお大方丈はこけら葺の入母屋造、小方丈はこけら葺の切妻造です。
(南禅寺見どころ 大方丈豆知識)
●大方丈には仏間以外に狩野派の絵師が描いた障壁画(重要文化財)があります。ただ女院御所から移した際、配置・構成が大幅に変更されたそうです。
(南禅寺見どころ 小方丈豆知識)
●小方丈の虎の間には絵師・狩野探幽が描いたと言われている群虎図があります。
●小方丈は関白・豊臣秀吉が築城した伏見城の遺構とも言われています。

【南禅寺見どころ 三門】●修学旅行必見
三門は重要文化財です。三門は二階二重門(二階建て)です。両側に山廊があります。二階は五鳳楼と言われ、天井に絵師・狩野探幽が描いた極彩色の鳳凰・天人図があります。三門は1615(元和元年)大坂夏の陣で戦死した一門の武士の冥福を祈る為、1628年(寛永5年)武将・藤堂高虎(とうどうたかとら)が寄進しました。なお三門は本瓦葺の入母屋造です。
(南禅寺見どころ 三門豆知識)
●三門には釈迦如来・十六羅漢像・藤堂家歴代の位牌や大坂の陣の戦死者の位牌などを安置しています。
●三門は高さ約22メートルで、「天下竜門」とも言われました。三門は知恩院の三門・東本願寺の御影堂門と合わせて、京都三大門と言われています。また日本三大門のひとつです。
(南禅寺見どころ 三門伝説豆知識)
●三門は歌舞伎「楼門五三桐」で、石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな。・・・」と見得を切る「南禅寺山門の場」とされています。ただ三門は石川五右衛門の死後30年以上経ってから建立されました。
三門・南禅寺見どころ

【南禅寺見どころ 水路閣】●修学旅行必見
水路閣(すいろかく)は境内の南東にあり、琵琶湖疏水を流しています。水路閣は2時間ドラマなどの撮影によく使われ、観光名所になっています。水路閣は明治時代に建設されました。なお水路閣は花崗岩と煉瓦造です。
(南禅寺見どころ 水路閣豆知識)
●水路閣は延長約93メートル、最も高い場所は約13メートルあります。
水路閣・南禅寺見どころ

【南禅寺見どころ 勅使門】
勅使門は重要文化財です。勅使門の虹梁などには龍・麒麟・孔雀・松・牡丹・雲・波などの透かし彫りがされています。勅使門は慶長年間に建てられた御所・日ノ御門を1641年(寛永18年)に移しました。なお勅使門は檜皮葺の切妻造です。
(南禅寺見どころ 勅使門豆知識)
●勅使門は天皇や勅使の来山の際に限って開かれました。ただ勅使門は現在は住持の就任の際に開かれます。

【南禅寺見どころ 法堂】
法堂では法式行事や法要が行われます。法堂の天井には日本画家・今尾景年が描いた雲龍図があります。法堂は1895年(明治28年)に火の不始末で焼失し、1909年(明治42年)に再建されました。なお法堂は瓦葺です。
(南禅寺見どころ 法堂豆知識)
●法堂には本尊・釈迦如来、右に文殊菩薩、左に普賢菩薩を安置しています。
(南禅寺見どころ かつての法堂豆知識)
●かつての法堂は1479年(文明11年)頃に再建され、1606(慶長11年)関白・豊臣秀吉の子・秀頼の寄進によって大改築されたそうです。

【南禅寺見どころ 雲龍図】
雲龍図・幡龍(ばんりゅう)は法堂の天井にあります。雲龍図は明治から大正にかけて活躍した京都画壇・四条派の日本画家・今尾景年(いまおけいねん)が描きました。
(南禅寺見どころ 雲龍図豆知識)
●雲龍図は今尾景年畢生(一生涯)の大作と言われているそうです。

【南禅寺見どころ 本坊】
本坊(庫裏)は本来台所だが、寺務所としても使われています。本坊は天井のない吹き抜けになっています。なお本坊の滝の間では清涼の滝を眺めながら抹茶(有料)を味わこともできるそうです。
(南禅寺見どころ 本坊豆知識)
●本坊には韋駄尊天を安置しています。
●本坊には大玄関があり、特別な行事の際に限って使われます。

【南禅寺見どころ 中門】
中門は勅使門の南側にあり、南禅寺の入り口です。中門は1601年(慶長6年)松井康之(まついやすゆき)から伏見城・松井邸の門を寄進され、勅使門になりました。しかし御所・日ノ御門を賜ったことから日ノ御門が勅使門になり、現在の場所に移されました。
(南禅寺見どころ 中門豆知識)
●中門を寄進した松井康之は武将だけでなく、優れた茶人だったそうです。
(南禅寺見どころ 名称豆知識)
●中門は幕末までは脇門と言われていたそうです。

【南禅寺見どころ 方丈庭園】
方丈庭園・虎の子渡しの庭は名勝です。方丈庭園は大方丈の南にあります。方丈庭園は築地塀に囲まれ、約120坪あります。方丈庭園は江戸時代初期の代表する枯山水式庭園です。方丈庭園は1611年(慶長16年)頃に小堀遠州が作庭したと言われています。
(南禅寺見どころ 方丈庭園豆知識)
●虎の児渡しの庭の名称は中国の説話「癸辛雑識」にある母虎が子を連れて渓流を渡ることに由来しています。

【南禅寺見どころ 小方丈庭園】
小方丈庭園・如心庭(にょしんてい)は白砂に「心」の字形に石を配置した枯山水庭園です。小方丈庭園は1966年(昭和41年)管長・柴山全慶(しばやまぜんけい)が「心を表現せよ」と指示して作庭されました。
(南禅寺見どころ 小方丈庭園豆知識)
●小方丈庭園を作庭させた柴山全慶は花園大学・大谷大学で教授を歴任したそうです。

【南禅寺見どころ 六道庭】
六道庭(ろくどうてい)は六道輪廻の戒めを表現した庭園です。六道庭は苔の中に石が配置された庭園です。なお六道庭は1967年(昭和42年)に作庭されました。
(南禅寺見どころ 六道庭豆知識)
●六道庭が表現する六道輪廻は天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の6つの世界を人間は何度も生まれ変わり、彷徨い続けるという仏教の世界観を表しているそうです。

【南禅寺見どころ 放生池】
放生池(ほうじょうち)は参道沿いにある駐車場に隠れるようにあります。放生池には蓮が植えられ、例年初夏に見ごろを迎えます。
(南禅寺見どころ 放生池豆知識)
●放生池は捕らえた魚などを殺さずに放す放生会(ほうじょうえ)を行う為の池です。

【南禅寺見どころ 桜・紅葉】
南禅寺は桜の名所・紅葉の名所です。ちなみに南禅寺には染井吉野・八重桜など約100本の桜の木があります。なお桜は例年4月上旬頃、紅葉は例年11月中旬頃から11月下旬頃に見頃を迎えます。

【南禅寺見どころ 南禅院】
南禅院(なんぜんいん)は南禅寺の別院です。南禅院は1287年(弘安10年)亀山上皇の離宮・禅林寺殿の上の御所に持仏堂が建立されたのが起源です。南禅院は南禅寺発祥の地と言われています。
(南禅寺見どころ 南禅院豆知識)
●南禅院は庭園が史跡・名勝になっています。
南禅院・南禅寺見どころ

【南禅寺見どころ 塔頭】
南禅寺山内には別院・南禅院以外にも金地院(こんちいん)・天授庵(てんじゅあん)・大寧軒(だいねいけん)・真乗院(しんじょういん)などの塔頭があります。なお塔頭(たっちゅう)は祖師や高僧の死後、その弟子が祖師・高僧を慕って寄り沿うように創建した小さな寺院です。
(南禅寺見どころ 金地院豆知識)
●金地院は応永年間に室町幕府4代将軍・足利義持が洛北鷹ケ峯に創建したのが起源です。
金地院・南禅寺見どころ
(南禅寺見どころ 天授庵豆知識)
●天授庵は1339年(暦応2年)虎関師錬が光厳天皇の勅許により、無関普門の塔所として、建立したのが起源です。
天授庵・南禅寺見どころ
(南禅寺見どころ 真乗院豆知識)
●真乗院は1450年(宝徳2年)南禅寺139世・香林宗簡が創建したとも言われています。
真乗院・南禅寺見どころ

【南禅寺見どころ 湯豆腐店】
南禅寺周辺は湯豆腐の発祥地とされ、湯豆腐の老舗などがあります。ちなみに湯豆腐は室町時代以降に生まれたと言われているそうです。なお南禅寺周辺の湯豆腐は1799年(寛政11年)の「都林泉名勝図会(みやこりんせんめいしょうずえ)」に紹介されています。

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