天龍寺見どころ

天龍寺

天龍寺見どころ・豆知識(★簡潔に徹底解説●)を紹介しています。天龍寺の見どころ曹源池庭園(そうげんちていえん)は大方丈・小方丈に面した曹源池(心字池)を中心とした池泉回遊式庭園です。曹源池の名称は正しい源から流れ出る真実の禅を意味する「曹源一滴」に由来しています。なお天龍寺の建物は1815年(文化12年)の火災や1864年(元治元年)の禁門の変(蛤御門の変)で多くが焼失しました。

【天龍寺見どころ(見所)以外の情報】
天龍寺見どころ以外の基本情報
天龍寺見どころ以外の情報(歴史)

【天龍寺 歴史・簡単概要】
天龍寺(てんりゅうじ)・天竜寺は承和年間に嵯峨天皇の檀林皇后(橘嘉智子)が創建した日本最初の禅寺・壇林寺(だんりんじ)があった場所です。その後醍醐天皇の皇子・前中書王兼明親王(さきのちゅうしょおうかねあきらしんのう)の亀山の山荘、嵯峨上皇の仙洞御所、亀山上皇の離宮・亀山殿が造営されました。1335年(建武2年)南朝初代・後醍醐天皇が亀山殿内に臨川寺(りんせんじ)を建立し、1339年(暦応2年)室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為に夢窓疎石(むそうそせき)を開山として、天龍寺を創建しました。

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【天龍寺見どころ(見所) 庭園】
庭園は特別名勝・史跡です。庭園には前庭・曹源池庭園(方丈裏庭)があります。前庭は勅使門から法堂に至る境内の中央にあり、放生池(ほうじょうち)を中心とした庭園です。曹源池庭園(そうげんちていえん)は大方丈・小方丈に面した曹源池(心字池)を中心とした池泉回遊式庭園です。曹源池庭園は夢窓国師(むそうこくし)・夢窓疎石(むそうそせき)が最晩年に作庭したと言われています。夢窓疎石は作庭を修行だった考えていたそうです。
(天龍寺見どころ 庭園豆知識)
●曹源池庭園は広さ約1,200坪あります。庭園の中央には龍門の滝に見立てた2枚の巨岩があり、横には鯉魚石が置かれています。
●曹源池庭園は1799年(寛政11年)の「都林泉名勝図会」に描かれています。
(天龍寺見どころ 庭園の名称豆知識)
●曹源池庭園(曹源池)の名称は正しい源から流れ出る真実の禅を意味する「曹源一滴」に由来しています。庭園からは「曹源一滴」と刻んだ石碑が出土しました。
(天龍寺見どころ かつての庭園豆知識)
●庭園は醍醐天皇の皇子・前中書王兼明親王(さきのちゅうしょおうかねあきらしんのう)の山荘の池泉を改修したとも言われています。

【天龍寺見どころ(見所) 法堂】
法堂には日本画家・加山又造(かやままたぞう)が描いた雲龍図があります。法堂は1864年(元治元年)の禁門の変(蛤御門の変)によって焼失し、明治時代に江戸時代後期に建立された雲居庵禅堂(選佛場)を移して再建されました。なお法堂は桟瓦葺の寄棟造です。
(天龍寺見どころ 法堂豆知識)
●法堂の須弥壇には釈迦三尊像、後の壇には光厳上皇の位牌・夢窓疎石像・足利尊氏像を安置しています。
(天龍寺見どころ かつての雲龍図豆知識)
●法堂にはかつては日本画家・鈴木松年(すずきしょうねん)が描いた雲龍図がありました。

【天龍寺見どころ(見所) 雲龍図】
雲龍図・八方睨みの龍は法堂の天井にあります。雲龍図は1997年(平成9年)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として、日本画家・加山又造(かやままたぞう)が描きました。
(天龍寺見どころ 雲龍図豆知識)
●雲龍図は天井にヒノキ板159枚を張って漆を塗り、その上に更に白土を塗り、直径9メートルの二重円内に八方睨みの龍が描かれています。

【天龍寺見どころ(見所) 方丈】
方丈は大方丈と小方丈(書院)に分かれています。大方丈は天龍寺山内最大の建物です。大方丈には日本画家・物外道人(もつがいどうじん)が描いた雲龍の襖絵があります。小方丈は法要や来客の接待などに使われています。大方丈は1899年(明治32年)、小方丈は1924年(大正13年)に建立されました。
(天龍寺見どころ 大方丈豆知識)
●大方丈は正面約30メートル・奥行き約20メートルです。
●大方丈には平安時代後期作と言われている本尊・釈迦如来坐像(重要文化財)を安置しています。

【天龍寺見どころ(見所) 庫裏】
庫裏(くり)は台所と寺務所の機能を持つ建物です。庫裏には煙出し櫓があります。庫裏は方丈・客殿と棟続きです。庫裏は1899年(明治32年)に建立されました。なお庫裏は切妻造です。
(天龍寺見どころ 庫裏豆知識)
●天龍寺住職・平田精耕(ひらたせいこう)が描いた達磨図が庫裏の玄関にあります。

【天龍寺見どころ(見所) 多宝殿】
多宝殿は前にある階段付き向拝を持つ拝堂と後にある祠堂を相の間で繋いだ建物です。多宝殿は南朝にあった紫宸殿を模したとも言われています。多宝殿は1934年(昭和9年)に建立されました。なお多宝殿は入母屋造です。
(天龍寺見どころ 多宝殿豆知識)
●多宝殿は後醍醐天皇の木像を安置しています。
(天龍寺見どころ かつての多宝殿豆知識)
●多宝殿は亀山上皇が離宮を営んだ際、後醍醐天皇が学問所だった場所と言われています。

【天龍寺見どころ(見所) 龍門亭】
龍門亭(りゅうもんてい)は1346年(貞和2年)に夢窓疎石が選んだ「天龍寺十境」のひとつである龍門亭を再現したものです。龍門亭は2000年(平成12年)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として建てられました。
(天龍寺見どころ 龍門亭豆知識)
●龍門亭では篩月(しげつ)謹製の精進料理を食べることができます。

【天龍寺見どころ(見所) 勅使門】
勅使門は京都府指定文化財です。勅使門は四脚門です。勅使門は慶長年間に建てられた御所・明照院の禁門を1641年(寛永18年)に移しと言われています。なお勅使門は本瓦葺の切妻造です。
(天龍寺見どころ 勅使門豆知識)
●勅使門は天龍寺山内の最古の建物です。

【天龍寺見どころ(見所) 中門】
中門は京都府指定文化財です。中門は親柱が棟木を受ける禅宗様式の門です。中門は慶長年間に建立されたと言われています。なお中門は本瓦葺の切妻造です。
(天龍寺見どころ 中門豆知識)
●中門は天龍寺山内では古い建物のひとつです。

【天龍寺見どころ(見所) 祥雲閣】
茶室・祥雲閣(しょううんかく)は多宝殿に向かう廊下の右側にあります。祥雲閣は1934年(昭和9年)に多宝殿を天龍寺山内に建立した際の記念事業として建てられました。
(天龍寺見どころ 祥雲閣豆知識)
●祥雲閣は表千家の書院形式の茶室・残月亭(ざんげつてい)を写した茶室です。

【天龍寺見どころ(見所) 甘雨亭】
茶室・甘雨亭(かんうてい)は多宝殿に向かう廊下の右側にあります。甘雨亭は祥雲閣と同じく、1934年(昭和9年)に多宝殿を天龍寺山内に建立した際の記念事業として建てられました。
(天龍寺見どころ 甘雨亭豆知識)
●甘雨亭は4畳半台目の茶室です。甘雨亭の名称は裏千家14代・淡々斎が命名しました。

【天龍寺見どころ(見所) 八幡社】
天龍寺の総鎮守社・八幡社は「天龍寺十境」の霊庇廟(れいひびょう)です。八幡社はかつて亀山山頂に祀られていたが、1875年(明治8年)に天龍寺山内の現在の場所に移されました。八幡社は1344年(康永3年)に夢窓疎石の霊夢によって造営されたと言われています。
(天龍寺見どころ 八幡社豆知識)
●八幡社は八万大菩薩を祀っています。

【天龍寺見どころ(見所) 百花苑】
百花苑(ひゃっかえん)は多宝殿から北門に向かう途中にあります。百花苑は1983年(昭和58年)北門を建立した際に整備されました。
(天龍寺見どころ 百花苑豆知識)
●百花苑では桜や紫陽花などを見ることができます。

【天龍寺見どころ(見所) 友雲庵】
天龍寺の研究棟である精耕館近くに友雲庵(ゆううんあん)はあります。友雲庵では毎月第2日曜日の午前9時から坐禅会と禅の講義である提唱を無料で体験することができます。
(天龍寺見どころ 友雲豆知識)
●友雲庵の無料体験は予約不要です。

【天龍寺見どころ(見所) 平和観音・愛の泉】
平和観音・愛の泉は多宝殿の横にあります。平和観音は中国から伝来したと言われています。愛の泉は地下約80メートルから涌き出ている霊泉です。
(天龍寺見どころ 平和観音・愛の泉豆知識)
●平和観音の前には観音様を守る三匹のカエルがあります。カエルの前のお皿にお金を投げ、見事入ると幸せになるとも言われています。

【天龍寺見どころ(見所) 硯石】
硯石は多宝殿の北にある庭園にあります。硯石は1899年(明治32年)日本画家・鈴木松年(すずきしょうねん)が法堂の天井に雲龍図を描いた際に使ったと言われています。なお硯石は高さ約2メートルです。
(天龍寺見どころ 硯石豆知識)
●硯石には書道が上達するご利益があると言われているそうです。

【天龍寺見どころ(見所) 望京の丘】
望京の丘(ぼうきょうのおか)は境内裏にある小高い丘です。望京の丘は曹源池庭園から登ることができ、天龍寺の伽藍などを見ることができます。
(天龍寺見どころ 望京の丘豆知識)
●望京の丘からは天龍寺山内だけでなく、京都市内も見ることができます。

【天龍寺見どころ(見所) 紅葉】
天龍寺は紅葉の名所です。紅葉は例年だと11月中旬に見頃を迎えます。なお紅葉は曹源池庭園(曹源池)から見るのがよいと言われています。
京都紅葉名所・天龍寺見どころ

【天龍寺見どころ(見所) 桜】
天龍寺は紅葉だけでなく、桜の名所です。天龍寺には染井吉野・枝垂桜・八重桜・山桜など約200本の桜の木があります。桜は例年だと4月上旬頃に見頃を迎えます。なお桜の中でも多宝殿の前の枝垂桜は付近随一と言われているそうです。
京都桜名所・天龍寺見どころ

【天龍寺見どころ(見所) 節分会】
天龍寺では節分の日(立春の前日・大寒の最後の日)に節分会(せつぶんえ)が行われます。節分会では厄除け・招福を祈願します。なお節分会では豆まき・餅まきが行われます。
(天龍寺見どころ 節分会豆知識)
●節分会では甘酒・樽酒接待も行われるそうです。(要確認)
節分会・天龍寺見どころ

【天龍寺見どころ(見所) 涅槃会】
天龍寺では3月15日に涅槃会(ねはんえ)が行われます。涅槃会ではお釈迦様の遺徳追慕と報恩の為に行われます。涅槃会ではお釈迦様が娑羅双樹の下で横たわり、弟子などが嘆き悲しむ様子を描いた涅槃図が掲げられます。
(天龍寺見どころ 涅槃会豆知識)
●お釈迦様は約2500年前の陰暦の2月15日に80歳で入滅(にゅうめつ)したと言われています。

【天龍寺見どころ(見所) 嵐山灯篭流し】
天龍寺を含む嵯峨仏徒連盟は8月16日に嵐山灯篭流しを渡月橋下流の桂川(嵐山公園中之島地区)で行っています。嵐山灯篭流しでは先祖の霊(お精霊さん)を灯篭に乗せて浄土に送って供養します。嵐山灯篭流しでは川施餓鬼法要も行われます。
(天龍寺見どころ 嵐山灯篭流し豆知識)
●嵐山灯篭流しは1949年(昭和24年)に戦没者の霊を慰める為、灯篭による供養を始めたことが起源です。

【天龍寺見どころ(見所) 塔頭】
天龍寺には妙智院(みょうちいん)・寿寧院(じゅねいいん)などの山内塔頭と苔寺などの山外塔頭があります。塔頭(たっちゅう)は祖師や高僧の死後、その弟子が祖師・高僧を慕って寄り沿うように創建した小さな寺院です。
(天龍寺見どころ 妙智院豆知識)
●妙智院は臨済宗の僧・竺雲等連(じくうんとうれん)が堺の貿易商・雲栖軒奇峯道夏居士の外護によって創建しました。
妙智院・天龍寺見どころ
(天龍寺見どころ 寿寧院豆知識)
●寿寧院は貞治年間に臨済宗の僧・龍湫周沢(りゅうしゅうしゅうたく)が創建しました。
寿寧院・天龍寺見どころ
(天龍寺見どころ 永明院豆知識)
●永明院は1413年(応永20年)臨済宗の僧・太岳周祟(たいがくしゅうそう)が創建しました。
永明院・天龍寺見どころ
(天龍寺見どころ 松厳寺豆知識)
●松厳寺は1353年(正平8年)公家・四辻善成(よつつじよしなり)が臨済宗の僧・晦谷祖曇(まいこくそどん)を開山として開基しました。
松厳寺・天龍寺見どころ
(天龍寺見どころ 慈済院豆知識)
●慈済院は1363年(正平18年)天龍寺第2世・無極志玄(むごくしげん)が開基しました。
慈済院・天龍寺見どころ
(天龍寺見どころ 弘源寺豆知識)
●弘源寺は1429年(永享元年)室町幕府管領・細川持之が夢窓疎石の法孫・玉岫禅師(ぎょくしゅうえいしゅ)を招聘して創建しました。
弘源寺・天龍寺見どころ
(天龍寺見どころ 三秀院豆知識)
●三秀院は1363年(正平18年)臨済宗の僧・不遷法序(ふせんほうじょ)が創建しました。
三秀院・天龍寺見どころ

【天龍寺見どころ(見所) 苔寺】
天龍寺の山外塔頭・苔寺は聖徳太子の別荘に聖徳太子作の阿弥陀如来像を安置したのが起源とも、奈良時代に行基が聖武天皇の勅願より、別荘を寺院に改め、行基作の弥陀三尊を安置したのが起源とも言われています。
(天龍寺見どころ 苔寺豆知識)
●天龍寺と同じく、苔寺は世界遺産です。
苔寺・天龍寺見どころ

【天龍寺見どころ(見所) 天龍寺七福神めぐり】
天龍寺の山内塔頭では毎年節分の日に天龍寺七福神めぐりが行われます。天龍寺七福神めぐりは天龍寺の総門前で福笹を受け取り、三秀院(大黒天)・弘源寺(毘沙門天)・慈済院(弁財天)・松厳寺(福禄寿)・永明院(恵比寿)・寿寧院(不動明王)・妙智院(宝徳稲荷)の順にめぐってお札を受け取り、1年の幸福を願います。
(天龍寺見どころ 天龍寺七福神めぐり豆知識)
●天龍寺七福神めぐりでは布袋・寿老人の代わりが宝徳稲荷・不動明王になっています。
天龍寺七福神めぐり・天龍寺見どころ

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