葵祭斎王代

斎王代

葵祭斎王代は葵祭のヒロインとも言われています。葵祭の本来の主役は行列の中で、一番位が高い勅使だが、十二単などの煌びやかな衣装を身に付ける斎王代はいつしか葵祭のヒロインとも言われるようになりました。ただ斎王代は1956年(昭和31年)に創設され、千年以上の歴史がある葵祭に比べると歴史は長くはありません。(葵祭斎王代の費用・選考基準などは掲載しておりません。)

【葵祭2019 日程時間(要確認)】
葵祭2019・路頭の儀(行列)は2019年5月15日(水曜日)10:30から行われます。ただ悪天候の場合、翌16日(木曜日)に順延されます。なお葵祭の前儀・後儀(関連行事)は5月1日(水曜日)から21日(火曜日)頃まで行われます。
葵祭2019(ルート・斎王代・・・)
葵祭2019日程(行事・ルート・・・)

【葵祭斎王代 基礎知識】
葵祭(あおいまつり)は正式には賀茂祭(かもまつり)と言います。葵祭は古墳時代後期の欽明天皇(540年~571年)の時代に京都をはじめ全国が風水害に見舞われて飢餓・疫病が流行し、賀茂大神(上賀茂神社・下鴨神社)の崇敬者・卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせられたところ賀茂大神の祟りであると奏した為、4月吉日を選んで、馬に鈴を懸け、人は猪頭(いのがしら)を被り、駆競(くち・かけくらべ)して盛大に祭りを行ったことが起源です。
葵祭・斎王代歴史

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【葵祭斎王代 概要】
斎王代(さいおうだい)は平安時代以降に賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)に仕え、葵祭(賀茂祭)に奉仕した斎王に倣い、1956年(昭和31年)に創設された斎王の代理です。斎王代は京都市内の未婚の一般女性などから選ばれます。なお斎王代は例年4月に決まり、一般に発表されます。
(葵祭斎王代 豆知識)
●斎王代は葵祭保存会が茶道関係者の推薦により、着物を着慣れた京都ゆかりの女性から選ぶそうです。

【葵祭斎王代 装束】
斎王代は葵祭の際、十二単(じゅうにひとえ)、垂髪(おすべらかし)の髪に金属製の飾りである心葉(こころば)を頂きに付け、額の両側には飾り紐である日蔭糸(ひかげのいと)を下げ、白塗りにお歯黒を施し、手に桧扇(ひおうぎ)を持ち、紅色の帖紙(たとう)を懐に入れています。斎王代だけがお歯黒を付けます。ちなみに斎王代は葵祭の際には供奉者が担ぐ腰輿(およよ)に乗っています。
(葵祭斎王代 装束豆知識)
●十二単は五衣裳唐衣(いつつぎぬものからぎぬ)・唐衣裳装束(からぎぬもしょうぞく)とも言われ、約20キロもあるそうです。
(葵祭斎王代 着付け・化粧豆知識)
●斎王代の化粧や着付けは舞妓さんも通うミナミ美容室の3代目女主人で、有職美容師・南登美子さんが59年間担当しているそうです。斎王代が十二単を着付けるまで1時間半も掛かるそうです。ちなみに斎王代の化粧は当初白塗りは真っ白に近かったが、最近は赤みを増し、鼻筋を立て、眉は太め、口紅はおちょぼ口から少し大きめで、伝統を守りながら時代にも合わせているそうです。なお南登美子さんは平成28年度の「京都府の現代の名工」に選ばれました。

【葵祭斎王代 斎王】
斎王代の起源である斎王(さいおう)はかつて天皇の娘である未婚の内親王(ないしんのう)または女王(じょうおう)から選ばれました。斎王は宮中初斎院で2年間潔斎(けっさい)した後、不浄・仏事を避けて清浄な生活を送りながら奉仕し、多くの斎王が生涯独身で過ごしたそうです。村上天皇の皇女・選子内親王(せんしないしんのう)は975年(天延3年)から1031年(長元4年)まで50年以上斎院に勤め、大斎院と言われたそうです。なお斎王代が未婚の一般女性などから選ばれるのには上記のような歴史が関係しているようです。
(葵祭斎王代 初代斎王豆知識)
●初代斎王は810年(大同5年)に賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)に賀茂斎院が設置された際の嵯峨天皇の皇女・有智子内親王(うちこないしんのう)です。嵯峨天皇は兄・平城上皇と対立し、賀茂社の祭神・賀茂大神に皇女を賀茂社の神迎えの儀式に奉仕する阿礼少女(あれおとめ)に捧げると祈願し、薬子の変(くすこのへん)で勝利したことから有智子内親王が初代斎王になったそうです。
(葵祭斎王代 斎王豆知識)
●斎王代の起源である斎王は伊勢神宮に使えた斎宮(斎王)に倣って選ばれたそうです。ただその後賀茂社と伊勢神宮の距離の関係から近い賀茂社の斎王の方が重んじられたとも言われているそうです。

【葵祭斎王代 歴代斎王代】
歴代斎王代は次の通りです。
平成元年・山田陽子さん、平成2年・西村和納さん、平成3年・大島有美子さん、平成4年・井沢満美さん、平成5年・山本和嘉子さん、平成6年・池坊美佳さん、平成7年・大島朱美子さん、平成8年・大島朱美子さん、平成9年・山田奈々さん、平成10年・土井優子さん、平成11年・吉田加緒理さん、平成12年・佐竹亜紀さん、平成13年・加島慶子さん、平成14年・倉斗絢子さん、平成15年・山田利奈さん、平成16年・加納麻里さん、平成17年・齋藤彩子さん、平成18年・藤田菜奈子さん、平成19年・森川香絵さん、平成20年・村田紫帆さん、平成21年・千万紀子さん、平成22年・川崎麻矢さん、平成23年・金井志帆さん、平成24年・亀井敦子さん、平成25年・長瀬摩衣子さん、平成26年・太田梨紗子さん、平成27年・白井優佐さん、平成28年・西村和香さん、平成29年・富田紗代さん、平成30年・坂下志保さん
(葵祭斎王代 歴代斎王代豆知識)
初代斎王代は荒田文子(易学あや)さんです。

【葵祭斎王代 斎王代禊の儀】
斎王代は葵祭に先立って、斎王代禊の儀(さいおうだいみそぎのぎ)によって身を清め、罪・穢れを祓います。斎王代は上賀茂神社の場合にはならの小川、下鴨神社の場合には御手洗池(御手洗川)に両手をひたします。なお斎王代禊の儀は上賀茂神社・下鴨神社の交代制で行われます。原則西暦偶数年が上賀茂神社、西暦奇数年が下鴨神社で行われます。
(葵祭斎王代 斎王代禊の儀豆知識)
●斎王代の起源である斎王はかつて鴨川で御禊神事を行っていました。
斎王代以下女人列御禊神事(上賀茂神社)・葵祭斎王代
斎王代以下女人列御禊神事(下鴨神社)・葵祭斎王代

【葵祭斎王代 賀茂斎院】
斎王代の起源である斎王が勤めた賀茂斎院は810年(大同5年)から始まり、平安時代末期に起こった源平の争乱以降はしばしば途絶え、鎌倉時代には徐々に衰退し、1212年(建暦2年)に後鳥羽天皇の皇女で、35代・礼子内親王(いやこないしんのう)が退下してからは1221年(承久3年)の承久の乱(じょうきゅうのらん)などにより、約400年間続いた賀茂斎院(斎院制度)は廃絶しました。その後700年以上経て斎王代は創設されました。
(葵祭斎王代 賀茂斎院豆知識)
●賀茂斎院跡は櫟谷七野神社(京都市上京区上御霊前通智恵光院東入)内に残され、碑が建立されています。
賀茂斎院跡・葵祭斎王代

【葵祭斎王代 賀茂曲水宴】
斎王代は葵祭だけでなく、賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)などでも奉仕します。賀茂曲水宴は川に盃を流し、盃が目の前を通り過ぎる前に和歌を詠む平安時代の雅な曲水宴を再現したものです。なお斎王代は賀茂曲水宴のお題を発表します。
(葵祭斎王代 賀茂曲水宴豆知識)
●賀茂曲水宴は1182年(寿永元年)神主・賀茂重保(かものしげやす)が15~16名の歌人を招いて行った曲水宴が起源と言われています。
賀茂曲水宴・葵祭斎王代

【葵祭斎王代 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
葵祭・斎王代見どころ

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