祇園祭山鉾(前祭)

祇園祭

祇園祭山鉾(前祭)を紹介しています。祇園祭山鉾(前祭)には長刀鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・月鉾・放下鉾・保昌山・孟宗山・占出山・山伏山・霰天神山・郭巨山・伯牙山・芦刈山・油天神山・木賊山・太子山・白楽天山・蟷螂山・岩戸山・綾傘鉾・四条傘鉾・船鉾の23基があります。23基の山鉾(前祭)は毎年7月17日に四条烏丸から巡行を開始します。

【祇園祭山鉾(前祭) マップ・地図】

●祇園祭山鉾(前祭)では四条通・烏丸通交差点と四条通・室町通交差点周辺に大型の山鉾(長刀鉾・函谷鉾・月鉾・菊水鉾・鶏鉾)が集中しています。
祇園祭山鉾(後祭)一覧・マップ

【祇園祭山鉾(前祭) 祇園祭基礎知識】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が禁苑(宮中の庭)である神泉苑に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王(素戔嗚尊)を祀り、更に牛頭天王(素戔嗚尊)を主祭神とする八坂神社(祇園社)に3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。

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【祇園祭山鉾(前祭) 長刀鉾】
長刀鉾(なぎなたほこ)は鉾頭に疫病邪悪を祓う大長刀(おおなぎなた)を付けていることに由来しています。鉾頭にはかつて三条小鍛冶宗近が造った大長刀が付けられていたが、現在は木製の大長刀に銀箔を張ったものが付けています。なお長刀鉾はくじ取らずで、祇園祭山鉾巡行(前祭)の先頭を巡行します。
●祇園祭山鉾配置(長刀鉾)・・・四条通・烏丸通交差点の西約50メートルの四条通
長刀鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 函谷鉾】
函谷鉾(かんこほこ)は中国の戦国時代(紀元前403~221年)に斉の孟嘗君(もうしょうくん)が鶏の声により、函谷関(かんこくかん)を脱出できたという故事に由来しています。なお函谷鉾はくじ取らずで、祇園祭山鉾巡行(前祭)の5番目、鉾では長刀鉾に次いで2番目に巡行します。
●祇園祭山鉾配置(函谷鉾)・・・四条通・烏丸通交差点の東約50メートルの四条通
函谷鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 鶏鉾】
鶏鉾(にわとりほこ)は中国の堯(ぎょう)の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓(諫鼓)に用がなくなり、苔が生えて鶏が宿ったという故事に由来しています。なお鉾頭には三角の中に鶏卵を象徴する金の円が付けられています。
●祇園祭山鉾配置(鶏鉾)・・・四条通・室町通交差点の南約70メートルの室町通
鶏鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 菊水鉾】
菊水鉾(きくすいほこ)は室町時代末期町内に千利休の師である茶人・武野紹鴎(たけのじょうおう)の大黒庵があり、その屋敷にあった菊水井(きくすいい)に由来しています。なお鉾頭には金色の透かし彫の菊花が付けられています。
●祇園祭山鉾配置(菊水鉾)・・・四条通・室町通交差点の北約30メートルの室町通
菊水鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 月鉾】
月鉾(つきほこ)は鉾頭に新月型(みかづき)を付けていることに由来しています。月鉾のかつての鉾頭・新月型には1573年(元亀4年)の刻銘があり、祇園祭の全山鉾の中で最古の銘と言われています。また月鉾は祇園祭山鉾の中で最も重量が重いとも言われています。
●祇園祭山鉾配置(月鉾)・・・四条通・室町通交差点の西約40メートルの四条通
月鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 放下鉾】
放下鉾(ほうかほこ)は真木の天王座(てんのうざ)に放下僧の像を祀っていることに由来しています。鉾頭の日(太陽)・月・星の三光が下界を照らす形がお菓子の洲浜に似ていることから州浜鉾・すはま鉾とも言われています。なお放下鉾はくじ取らずで、祇園祭山鉾巡行(前祭)の21番目に巡行します。
●祇園祭山鉾配置(放下鉾)・・・四条通・新町通交差点の北約40メートルの新町通
放下鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 岩戸山】
岩戸山(いわとやま)は天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸(あまのいわと)を開いて現れる日本神話に由来しています。岩戸山は室町時代の絵師・狩野永徳が描いた洛中洛外図屏風に描かれ、すでに車輪がついていたそうです。岩戸山はくじ取らずで、祇園祭山鉾巡行(前祭)の22番目を巡行します。
●祇園祭山鉾配置(岩戸山)・・・仏光寺通・新町通交差点の南約20メートルの新町通
岩戸山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 綾傘鉾】
綾傘鉾(あやがさほこ)は鉾頭が金の鶏と金幣の古い形式の傘鉾です。傘の前を赤熊(しゃぐま)を付けた棒振りとお囃子の行列が巡行します。なお綾傘鉾は1864年(元治元年)の大火で焼失し、明治時代に一度復興したが、すぐに中断し、1979年(昭和54年)に改めて復興しました。
●祇園祭山鉾配置(綾傘鉾)・・・室町通・綾小路通交差点の西約30メートルの綾小路通
綾傘鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 四条傘鉾】
四条傘鉾(しじょうかさほこ)は傘の上に花瓶・赤幣(せきへい)・若松(わかまつ)を飾った応仁の乱以前に起源を持つ古い形式の傘鉾です。四条傘鉾は1871年(明治4年)を最後に途絶えていたが、1985年(昭和60年)に傘鉾が再興され、1988年(昭和63年)から巡行に加わっています。なお四条傘鉾では棒振り踊りが披露されます。
●祇園祭山鉾配置(四条傘鉾)・・・四条通・西洞院通交差点の西約40メートルの四条通
四条傘鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 船鉾】
船鉾(ふねほこ)は神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅遠征の際の出船に由来しています。船鉾は大船鉾が凱旋の船と言われるのに対し、出陣の船鉾と言われています。なお船鉾はくじ取らずで、祇園祭山鉾巡行(前祭)の殿(しんがり)を巡行します。
●祇園祭山鉾配置(船鉾)・・・仏光寺通・新町通交差点の北約50メートルの新町通
船鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 保昌山】
保昌山(ほうしょうやま)は和泉式部と和泉式部から紫宸殿の紅梅を手折って欲しいと頼まれた丹後守・平井保昌との恋物語に由来しています。保昌山は明治元年までは花盗人山と言われていました。
●祇園祭山鉾配置(保昌山)・・・高辻通・東洞院通交差点の南約30メートルの東洞院通
保昌山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 孟宗山】
孟宗山(もうそうやま)は中国の史話・二十四孝の一人である孟宗が病身の母が欲しがった筍(たけのこ)を真冬の雪の中から掘り当てたことに由来しています。孟宗山は筍山(たけのこやま)とも言われています。
●祇園祭山鉾配置(孟宗山)・・・四条通・烏丸通交差点の北約40メートルの烏丸通
孟宗山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 占出山】
占出山(うらでやま)は神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅遠征の際、肥前松浦川(まつうらがわ)で鮎を釣って戦勝の兆としたという説話に由来しています。占出山は鮎釣山(あゆつりやま)とも言われています。
●祇園祭山鉾配置(占出山)・・・錦小路通・烏丸通交差点の西約30メートルの錦小路通
占出山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 山伏山】
山伏山(やまぶしやま)は八坂の塔・法観寺(ほうかんじ)の五重塔がかつて傾いた際に法力(ほうりき)によって直した山伏・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)に由来しています。なお山伏山には聖護院の山伏が参詣します。
●祇園祭山鉾配置(山伏山)・・・蛸薬師通・室町通交差点の南約40メートルの室町通
山伏山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 霰天神山】
霰天神山(あられてんじんやま)は永正年間(1504~1520年)の大火の際に霰が急に降って大火が鎮火し、その時霰とともに降ってきた天神さまを祀ったことに由来しています。霰天神山は火除天神山(ひよけてんじんやま)とも、また錦小路通室町西入にあることから錦天神山(にしきてんじんやま)とも言われています。
●祇園祭山鉾配置(霰天神山)・・・錦小路通・室町通交差点の西約40メートルの錦小路通
霰天神山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 郭巨山】
郭巨山(かっきょやま)は中国の史話・二十四孝の一人である郭巨が貧しさから母と子を養うことができず、子を山に埋めようとして土の中から黄金の釜を掘り当てた故事に由来しています。郭巨山は釜掘り山(かまほりやま)とも言われます。
●祇園祭山鉾配置(郭巨山)・・・四条通・新町通交差点の西約50メートルの四条通
郭巨山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 伯牙山】
伯牙山(はくがやま)は中国の周時代に琴の名人・伯牙が親友・鍾子期(しょうしき)の訃報に悲しんで、琴の弦を断ったという故事に由来しています。伯牙山は琴破山(ことわりやま)とも言われています。
●祇園祭山鉾配置(伯牙山)・・・綾小路通・新町通交差点の西約40メートルの綾小路通
伯牙山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 芦刈山】
芦刈山(あしかりやま)は故あって妻と離れ、難波の浦で芦を刈る一人の老翁が三年振りに妻との再会を果たした謡曲・芦刈に由来しています。
●祇園祭山鉾配置(芦刈山)・・・綾小路通・西洞院交差点の西約30メートルの綾小路通
芦刈山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 油天神山】
油天神山(あぶらてんじんやま)は古くから油小路通にある風早町(かざはやちょう)に祀られていた天神さん(菅原道真)を勧請したことに由来しています。なお油天神山は天神さんを勧請した日が丑(うし)の日だったことから牛天神山(うしてんじんやま)とも言われています。
●祇園祭山鉾配置(油天神山)・・・仏光寺通・油小路通交差点の北約50メートルの油小路通
油天神山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 木賊山】
木賊山(とくさやま)は我が子を人にさらわれ、信濃伏屋(ふせや)の里で一人木賊を刈る翁を描いた謡曲・木賊に由来しています。
●祇園祭山鉾配置(木賊山)・・・仏光寺通・西洞院交差点の西約30メートルの仏光寺通
木賊山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 太子山】
太子山(たいしやま)は聖徳太子を祀っていることに由来しています。太子山では聖徳太子が四天王寺を建立する際に自ら良材を求め、山に入ったことから真木に他の山と同じ松ではなく、杉を立てています。
●祇園祭山鉾配置(太子山)・・・仏光寺通・油小路通交差点の南約30メートルの油小路通
太子山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 白楽天山】
白楽天山(はくらくてんやま)は唐の詩人・白楽天が道林禅師(どうりんぜんじ)に仏法の大意を問うた説話に由来しています。なお白楽天山の真松は祇園祭の山の中で一番高いと言われています。
●祇園祭山鉾配置(白楽天山)・・・仏光寺通・室町通交差点の北約10メートルの室町通
白楽天山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 蟷螂山】
蟷螂山(とうろうやま)は車に惹かれそうなカマキリが鎌を振り上げて立ち向う「蟷螂(とうろう)の斧を以て隆車の隧(わだち)を禦(ふせ)がんと欲す」という中国の故事に由来しています。蟷螂山は祇園祭の山鉾の中で、唯一カマキリの頭・鎌・羽の部分や御所車の車輪がカラクリ仕掛けで動きます。
●祇園祭山鉾配置(蟷螂山)・・・四条通・西洞院通交差点の北約30メートルの西洞院通
蟷螂山・祇園祭山鉾

【祇園祭山鉾(前祭) 備考】
山鉾の種類は形から鉾(ほこ)・曳山(ひきやま)・船鉾(ふねほこ)・傘鉾(かさほこ)・舁山(かきやま)に分類されます。
祇園祭2017(山鉾巡行・宵山・ルート・・・)
祇園祭2017日程
祇園祭2017日程一覧

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