通天モミジ・東福寺

東福寺

通天モミジ(東福寺見どころ)を詳しく紹介します。通天モミジ(通天紅葉)は東福寺山内にある渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)を中心に約2000本が植えられています。通天モミジは鎌倉時代に東福寺の開山である聖一国師(しょういちこくし)・円爾弁円(えんにべんえん)が宋(中国)から持ち帰ったと言われています。

【東福寺見どころ 通天モミジ以外の情報】
東福寺基本情報
東福寺歴史
東福寺見どころ

【東福寺 歴史・簡単概要】
東福寺(とうふくじ)は平安時代に公卿・藤原忠平(ふじわらのただひら)が創建した藤原氏の氏寺・法性寺(ほっしょうじ)があった場所です。その後1236年(嘉禎2年)に摂政・九条道家(くじょうみちいえ)が高さ5丈(約15メートル)の釈迦像を安置する寺院を創建することを発願し、仏殿を建立したのが起源です。ただ1319年(元応元年)釈迦像は火災で焼失し、14世紀半ばに再興されたが、1881年(明治14年)の火災で再び焼失しました。なお東福寺の名称は華厳宗の大本山・奈良東大寺と法相宗の大本山・奈良興福寺(こうふくじ)から1字ずつ取り、「東福寺」となりました。

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【東福寺見どころ 通天モミジ】
通天モミジ(通天紅葉)は東福寺山内にある渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)を中心に約2000本が植えられています。通天モミジは鎌倉時代に東福寺の開山である聖一国師(しょういちこくし)・円爾弁円(えんにべんえん)が宋(中国)から持ち帰った唐楓(とうかえで)で、葉先が3つに分かれ、黄金色に染まる特長があります。唐楓は中国原産のムクロジ科の落葉高木です。ちなみ通天モミジは例年11月中旬頃から11月下旬頃に見ごろを迎えます。なお通天モミジはその珍しさから「秋のすゑ」・「洛陽の奇観」とも言われています。
(東福寺見どころ 通天モミジ豆知識)
●聖一国師・円爾弁円は鎌倉時代中期の臨済宗の僧です。1202年(建仁2年)に駿河栃沢に生まれ、久能山久能寺の僧・堯弁法師(きょうべんほうし)に師事し、18歳で得度し、1235年(嘉禎元年)に宋(中国)に渡航して径山万寿寺(きんざんまんじゅじ)の僧・無準師範(ぶじゅんしはん)の法を嗣ぎ、1241年(仁治2年)には宋から日本へ帰国し、その後東福寺を開山しました。晩年駿河に戻り、宋から持ち帰った茶を植えさせ、静岡茶(本山茶)の始祖とも言われ、1280年(弘安3年)に亡くなり、1311年(応長元年)には花園天皇から聖一国師の号が贈られました。

【東福寺見どころ 通天モミジ・歴史】
通天モミジ(通天紅葉)は鎌倉時代に円爾弁円が宋(中国)から持ち帰り、東福寺の境内に植えられていたが、1869年(明治2年)に東福寺288世・海州楚棟(かいじゅうそとう)が桜と同じように一度全て伐採しました。その後再び通天モミジが植えられました。
(東福寺見どころ 通天モミジ・歴史豆知識)
●東福寺はかつて桜の名所だったが、東福寺の画僧・明兆(みんちょう)が桜見物で遊興の地となることを危惧し、室町幕府第4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)に伐採を願ったそうです。なお東福寺には現在桜は1本もないそうです。

【東福寺見どころ 通天モミジ・名称の由来】
通天モミジ(通天紅葉)の名称は通天モミジが植えられている渓谷・洗玉澗に架かる長さ約26メートル通天橋(つうてんきょう)に由来しています。通天橋は1380年(天授6年)に相国寺(しょうこくじ)2世・春屋妙葩(しゅんおくみょうは)が洗玉澗を渡る労苦から僧を救う為に架けたと言われています。しかし通天橋は1959年(昭和34年)の台風で崩壊し、1961年(昭和36年)に再建されました。なお通天橋は偃月橋(えんげつきょう)・臥雲橋(がうんきょう)と合わせて、東福寺三名橋と言われています。
(東福寺見どころ・通天モミジ 名称の由来豆知識)
●偃月橋(重要文化財)は1603年(慶長8年)に再建されました。なお偃月橋は日本百名橋にも選ばれています。
●臥雲橋は東福寺三名橋の内、一番西側にあります。

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