二葉葵・双葉葵

葵祭

二葉葵(双葉葵)は葵祭の名称の由来になっています。葵祭はかつて賀茂社と言われた上賀茂神社と下鴨神社の祭礼で、正式には賀茂祭と言います。ただ賀茂祭では祭儀に関わる全ての人や社殿の御簾(みす)・牛車に至るまで二葉葵を桂の小枝に挿し飾ることから葵祭と言われるようになりました。

【葵祭 概要・日程・ルート】
葵祭2017(日程・コース・行事・・・)
葵祭日程2017
葵祭見どころ

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【葵祭 二葉葵】
二葉葵(ふたばあおい)は葵祭の名称の由来になっています。葵祭はかつて賀茂社と言われた上賀茂神社(賀茂別雷神社)と下鴨神社(賀茂御祖神社)の祭礼で、正式には賀茂祭(かもまつり)と言います。ただ賀茂祭では祭儀に関わる全ての人や社殿の御簾(みす)・牛車に至るまで二葉葵を桂の小枝に挿し飾ることから葵祭と言われるようになりました。なお葵は「あふひ(日向)」、つまり太陽を意味する別雷(わけいかづち)に通じるとも言われています。上賀茂神社の祭神は賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)で、その母は下鴨神社の祭神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。また葵は「あふひ(会う)」で、玉依姫命が子・賀茂別雷神に会いたいと願ったことに由来しているとも言われているそうです。
賀茂祭が葵祭と言われるようになったのは1694年(元禄7年)以降と言われています。葵祭は応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))などにより、約200年年間途絶えたが、京都西陣に生まれ、江戸幕府3代将軍・徳川家光の側室になった桂昌院(けいしょういん・お玉)の実子で、5代将軍・徳川綱吉が尽力して再興させました。

【葵祭 植物の二葉葵】
二葉葵(双葉葵)はウマノスズクサ科・カンアオイ属の多年生草本です。二葉葵は葉がハート形の二枚葉で、茎は地上を横に這って伸びます。二葉葵は日本固有の植物で、福島県以南から九州に分布しています。ちなみに二葉葵は葵祭で使われていることから賀茂葵(かもあおい)とも言われています。また挿頭草(かざしぐさ)・両葉草(もろはぐさ)・日陰草(ひかげぐさ)・二葉草(ふたばぐさ)などとも言われているそうです。なお二葉葵は水戸黄門(徳川光圀)の印籠でお馴染みの徳川家の家紋・三葉葵のモチーフとも言われています。二葉葵は植物として存在するが、三葉葵という植物は存在しません。
二葉葵は桂とともに清浄の象徴で、葵祭の清めに使われているとも言われています。二葉葵と桂の飾りは御葵桂(おんきっけい)とも言われています。なお二葉葵は女性、桂が男性を表し、両性和合・子孫繁栄を象徴しているとも言われています。

【葵祭 社頭の儀の葵桂】
葵祭では下鴨神社と上賀茂神社で社頭の儀(しゃとうのぎ)が行われます。社頭の儀では天皇の勅使が祭文(さいもん)・宣命(せんみょう)を奏上し、幣物(へいもつ)を奉納します。その後勅使は二葉葵と桂の枝葉を組み合わせた葵桂(あおいかつら)を授かって退出します。

【葵祭 あおいプロジェクト】
葵祭では二葉葵が約7500本使われるが、その二葉葵が減少しています。その為二葉葵の保護・育成を行い、上賀茂神社に葵の森を再生するあおいプロジェクト(葵プロジェクト)が行われています。あおいプロジェクトでは小学校を中心に二葉葵の育成を依頼しているそうです。ちなみに2008年(平成20年)から小学生が育てた二葉葵が使われているそうです。なおあおいプロジェクトでは上賀茂神社の神山にかつてあった古の森の再生も目指しているそうです。

【葵祭 葵使】
葵使(あおいつかい)は2007年(平成19年)に140年振りに復活した行事です。葵使は1610年(慶長15年)江戸幕府初代将軍・徳川家康の命により、二葉葵を上賀茂神社から静岡・駿府城の家康に献上したのが起源です。葵使は1610年(慶長15年)から1867年(慶応3年)の大政奉還までは毎年二葉葵を徳川将軍家に献上していたが、大政奉還後は途絶えました。ちなみに葵使はかつて旧暦3月13日頃に二葉葵を奉書紙に包んで唐櫃(からびつ)に入れて上賀茂神社を出発し、4月1日に献上していたそうです。

【葵祭 静原神社の二葉葵】
静原神社(しずはらじんじゃ)は上賀茂神社・下鴨神社と関係が深く、葵祭に使われる二葉葵はかつて静原神社から採取していたそうです。なお静原神社は京都府京都市左京区静市市原町にあります。静原神社は社伝によると古墳時代に山城志津原に造営され、二宮社・二ノ宮と言われました。飛鳥時代に天武天皇が逆徒に襲われた際、身も心も静かになったことから志津原を「静原」と称したとも言われています。

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