前祭山鉾巡行の順番

長刀鉾

祇園祭2016・前祭山鉾巡行の順番は2016年(平成28年)7月2日(土曜日)に京都市役所・市議会議場でくじ取り式(鬮取り式)が行われ、次のようになりました。ちなみに山伏山が24年振りに山一番になりました。なお前祭山鉾巡行は7月17日(日曜日)9:00に四条烏丸を出発します。

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行ルート】

四条烏丸出発(9:00)→四条河原町(9:35頃)→河原町御池(10:20頃)→烏丸御池到着(11:00頃)

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【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 1番・長刀鉾(くじ取らず)】
長刀鉾(なぎなたほこ)は鉾頭に疫病邪悪を祓う大長刀(おおなぎなた)を付けていることに由来しています。鉾頭にはかつて三条小鍛冶宗近が造った大長刀が付けられていたが、現在は木製の大長刀に銀箔を張ったものが付けています。なお長刀鉾はくじ取らずで、祇園祭(前祭)の先頭を巡行します。また現在唯一生稚児(いきちご)が乗って巡行する山鉾でもあります。
長刀鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 2番・山伏山】
山伏山(やまぶしやま)は八坂の塔・法観寺(ほうかんじ)の五重塔がかつて傾いた際に法力(ほうりき)によって直した山伏・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)に由来しています。なお山伏山には聖護院の山伏が参詣します。
山伏山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 3番・白楽天山】
白楽天山(はくらくてんやま)は唐の詩人・白楽天が道林禅師(どうりんぜんじ)に仏法の大意を問うた説話に由来しています。なお白楽天山の真松は祇園祭の山の中で一番高いと言われています。
白楽天山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 4番・孟宗山】
孟宗山(もうそうやま)は中国の史話・二十四孝の一人である孟宗が病身の母が欲しがった筍(たけのこ)を真冬の雪の中から掘り当てたことに由来しています。孟宗山は筍山(たけのこやま)とも言われています。
孟宗山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 5番・函谷鉾(くじ取らず)】
函谷鉾(かんこほこ)は中国の戦国時代(紀元前403~221年)に斉の孟嘗君(もうしょうくん)が鶏の声により、函谷関(かんこくかん)を脱出できたという故事に由来しています。なお函谷鉾はくじ取らずで、祇園祭(前祭)の5番目、鉾では長刀鉾に次いで2番目に巡行します。
函谷鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 6番・太子山】
太子山(たいしやま)は聖徳太子を祀っていることに由来しています。太子山では聖徳太子が四天王寺を建立する際に自ら良材を求め、山に入ったことから真木に他の山と同じ松ではなく、杉を立てています。
太子山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 7番・四条傘鉾】
四条傘鉾(しじょうかさほこ)は傘の上に花瓶・赤幣(せきへい)・若松(わかまつ)を飾った応仁の乱以前に起源を持つ古い形式の傘鉾です。四条傘鉾は1871年(明治4年)を最後に途絶えていたが、1985年(昭和60年)に傘鉾が再興され、1988年(昭和63年)から巡行に加わっています。なお四条傘鉾では棒振り踊りが披露されます。
四条傘鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 8番・占出山】
占出山(うらでやま)は神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅遠征の際、肥前松浦川(まつうらがわ)で鮎を釣って戦勝の兆としたという説話に由来しています。占出山は鮎釣山(あゆつりやま)とも言われています。
占出山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 9番・月鉾】
月鉾(つきほこ)は鉾頭に新月型(みかづき)を付けていることに由来しています。月鉾のかつての鉾頭・新月型には1573年(元亀4年)の刻銘があり、祇園祭の全山鉾の中で最古の銘と言われています。また月鉾は全山鉾の中で最も重量が重いとも言われています。
月鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 10番・芦刈山】
芦刈山(あしかりやま)は故あって妻と離れ、難波の浦で芦を刈る一人の老翁が三年振りに妻との再会を果たした謡曲・芦刈に由来しています。
芦刈山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 11番・蟷螂山】
蟷螂山(とうろうやま)は車に惹かれそうなカマキリが鎌を振り上げて立ち向う「蟷螂(とうろう)の斧を以て隆車の隧(わだち)を禦(ふせ)がんと欲す」という中国の故事に由来しています。蟷螂山は祇園祭の山鉾の中で、唯一カマキリの頭・鎌・羽の部分や御所車の車輪がカラクリ仕掛けで動きます。
蟷螂山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 12番・保昌山】
保昌山(ほうしょうやま)は和泉式部と和泉式部から紫宸殿の紅梅を手折って欲しいと頼まれた丹後守・平井保昌との恋物語に由来しています。保昌山は明治元年までは花盗人山と言われていました。
保昌山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 13番・鶏鉾】
鶏鉾(にわとりほこ)は中国の堯(ぎょう)の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓(諫鼓)に用がなくなり、苔が生えて鶏が宿ったという故事に由来しています。なお鉾頭には三角の中に鶏卵を象徴する金の円が付けられています。
鶏鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 14番・伯牙山】
伯牙山(はくがやま)は中国の周時代に琴の名人・伯牙が親友・鍾子期(しょうしき)の訃報に悲しんで、琴の弦を断ったという故事に由来しています。伯牙山は琴破山(ことわりやま)とも言われています。
伯牙山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 15番・綾傘鉾】
綾傘鉾(あやがさほこ)は鉾頭が金の鶏と金幣の古い形式の傘鉾です。傘の前を赤熊(しゃぐま)を付けた棒振りとお囃子の行列が巡行します。なお綾傘鉾は1864年(元治元年)の大火で焼失し、明治時代に一度復興したが、すぐに中断し、1979年(昭和54年)に改めて復興しました。
綾傘鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 16番・霰天神山】
霰天神山(あられてんじんやま)は永正年間(1504~1520年)の大火の際に霰が急に降って大火が鎮火し、その時霰とともに降ってきた天神さまを祀ったことに由来しています。霰天神山は火除天神山(ひよけてんじんやま)とも、また錦小路通室町西入にあることから錦天神山(にしきてんじんやま)とも言われています。
霰天神山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 17番・菊水鉾】
菊水鉾(きくすいほこ)は室町時代末期町内に千利休の師である茶人・武野紹鴎(たけのじょうおう)の大黒庵があり、その屋敷にあった菊水井(きくすいい)に由来しています。なお鉾頭には金色の透かし彫の菊花が付けられています。
菊水鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 18番・木賊山】
木賊山(とくさやま)は我が子を人にさらわれ、信濃伏屋(ふせや)の里で一人木賊を刈る翁を描いた謡曲・木賊に由来しています。
木賊山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 19番・郭巨山】
郭巨山(かっきょやま)は中国の史話・二十四孝の一人である郭巨が貧しさから母と子を養うことができず、子を山に埋めようとして土の中から黄金の釜を掘り当てた故事に由来しています。郭巨山は釜掘り山(かまほりやま)とも言われます。
郭巨山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 20番・油天神山】
油天神山(あぶらてんじんやま)は古くから油小路通にある風早町(かざはやちょう)に祀られていた天神さん(菅原道真)を勧請したことに由来しています。なお油天神山は天神さんを勧請した日が丑(うし)の日だったことから牛天神山(うしてんじんやま)とも言われています。
油天神山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 21番・放下鉾(くじ取らず)】
放下鉾(ほうかほこ)は真木の天王座(てんのうざ)に放下僧の像を祀っていることに由来しています。鉾頭の日(太陽)・月・星の三光が下界を照らす形がお菓子の洲浜に似ていることから州浜鉾・すはま鉾とも言われています。なお放下鉾はくじ取らずで、祇園祭(前祭)の21番目に巡行します。
放下鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 22番・岩戸山(くじ取らず)】
岩戸山(いわとやま)は天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸(あまのいわと)を開いて現れる日本神話に由来しています。岩戸山は室町時代の絵師・狩野永徳が描いた洛中洛外図屏風に描かれ、すでに車輪がついていたそうです。岩戸山はくじ取らずで、祇園祭(前祭)の22番目を巡行します。
岩戸山・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 23番・船鉾(くじ取らず)】
船鉾(ふねほこ)は神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅遠征の際の出船に由来しています。船鉾は大船鉾が凱旋の船と言われるのに対し、出陣の船鉾と言われています。なお船鉾はくじ取らずで、祇園祭(前祭)の殿(しんがり)を巡行します。
船鉾・祇園祭山鉾

【祇園祭2016・前祭山鉾巡行 備考】
祇園祭2016・前祭山鉾巡行の前年は長刀鉾・孟宗山・芦刈山・伯牙山・函谷鉾・油天神山・四条傘鉾・占出山・月鉾・蟷螂山・木賊山・山伏山・菊水鉾・郭巨山・綾傘鉾・太子山・鶏鉾・白楽天山・保昌山・霰天神山・放下鉾・岩戸山・船鉾の順に巡行しました。
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