平等院歴史・見どころ-修学旅行・観光の簡単解説

平等院見どころ

平等院歴史・見どころ簡単解説

平等院歴史・見どころポイントを簡単にまとめて解説しています。平等院で見るべき鳳凰堂(国宝)や浄土式庭園(国の名勝)を解説しています。平等院のハイライトである鳳凰堂は浄土式庭園の阿字池の中島にあり、極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように見えると言われています。(平等院簡単解説下記参照)

【平等院のチェックポイント】
平等院のチェックポイントは末法思想と阿弥陀信仰・浄土信仰です。末法思想は仏教の開祖・お釈迦様の入滅後(死後)から2千年目以降に仏法が廃れるという思想です。末法思想は中国から日本に伝えられ、平安時代後期に日照り・水害・地震などの天変地異や飢饉・疫病の流行などが続いたり、武士が台頭しつつあったことなどから終末思想のように貴族社会に広がり、末法の救いを阿弥陀如来に求める阿弥陀信仰・浄土信仰が盛んになり、極楽往生を願いました。その後末法の克服を目指し、法然・親鸞・日蓮が浄土宗・浄土真宗・法華宗(日蓮宗)を立宗しました。ちなみに阿弥陀如来は西方極楽浄土の教主で、生あるものを全てを救う如来とされています。平等院は末法元年とされた1052年(永承7年)に関白・藤原頼通が創建し、翌1053年(天喜元年)に阿弥陀如来を教主とする西方極楽浄土を出現させたような鳳凰堂(阿弥陀堂)が建立され、定朝作の本尊・阿弥陀如来坐像が安置されました。鳳凰堂が建立されている場所は阿字池を中心とした浄土式庭園で、阿字池は「観無量寿経」の西方極楽浄土・宝池を表しているそうです。なお平等院は浄土宗の浄土院と天台宗の最勝院が江戸時代から共同管理しています。

【平等院 歴史・簡単概要】
朝日山・平等院(びょうどういん)とは平安時代前期の859年(貞観元年)に第52代・嵯峨天皇(さがてんのう)の皇子である左大臣・源融(みなもとのとおる)が造営した別荘があった場所です。その後別荘は第59代・宇多天皇(うだてんのう)、宇多天皇の孫、源重信(みなもとのしげのぶ)を経て、関白・藤原道長(ふじわらのみちなが)が源重信の婦人から譲り受けました。その後平安時代後期の1052年(永承7年)に道長の子で、関白・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が別荘・宇治殿(うじどの)の寝殿(しんでん)を本堂に改め、藤原氏の氏寺として平等院を創建しました。その後1053年(天喜元年)に西方極楽浄土(ごくらくじょうど)を出現させたような鳳凰堂(ほうおうどう・阿弥陀堂)が建立され、定朝(じょうちょう)作の本尊・阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像が安置されました。
京都宇治世界遺産・平等院歴史(起源・・・)

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【鳳凰堂・要点簡単解説 平等院】★★★修学旅行・観光必見
最大のハイライトである鳳凰堂(阿弥陀堂)は国宝です。鳳凰堂は阿字池(あじいけ)の中島にあり、極楽の宝池(ほうち)に浮かぶ宮殿のように見えると言われています。鳳凰堂は中堂・北翼廊(よくろう)・南翼廊・尾廊に分かれています。北翼廊・南翼廊は中堂の南北にあり、中堂の西に尾廊があります。中堂の須弥壇(しゅみだん)はかつて螺鈿(らでん)や飾金具で装飾されていました。現在天蓋中央には八花鏡(はっかきょう)、天井には銅製の鏡66個が吊られています。鳳凰堂は平安時代後期の1053年(天喜元年)に建立されました。鳳凰堂は寝殿造の様式を取り入れた鳳凰造です。鳳凰堂は最大のハイライトです。
(鳳凰堂・キーポイント 平等院)
●鳳凰堂は鳳凰像を除き、高さ約13.5メートル・幅約47メートル・奥行き約35メートルです。
●鳳凰堂は中堂が桁行三間・梁間二間で、本瓦葺(ほんがわらぶき)の入母屋造(いりもやづくり)です。中堂は一重もこし(裳階)付です。
●鳳凰堂は西方極楽浄土の教主で、本尊・阿弥陀如来坐像(国宝)を安置しています。周囲の壁・扉に九品来迎図(くほんらいこうず)、背後の壁に極楽浄土図が描かれています。なお中堂内部の長押(なげし)上の小壁(こかべ)に雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつぞう)像52躯が掛けられています。末法思想が広がっていた当時の歴史に注目です。
★阿弥陀如来は大乗仏教の如来の一尊で、西方の極楽浄土の教主とされています。阿弥陀如来は生あるものを全てを救う如来とされています。阿弥陀如来は法蔵比丘(ほうぞうびく)という菩薩だったが、48の誓願を立てて修行して仏になり、仏国土である極楽浄土を設立して現在もそこで説法しているとされています。
●鳳凰堂は天井や梁(はり)に宝相華(ほうそうげ)を主とする文様、柱に天衣(てんい)を翻して舞う天人(てんにん)・楽(がく)を奏する童子(どうじ)・飛び立つ鳳凰・宝相華・唐草文様(からくさもんよう)などが描かれています。
●鳳凰堂は1951年(昭和26年)から10円硬貨表面にデザインされています。
●鳳凰堂は当初阿弥陀堂・御堂・大堂と言われ、鳳凰堂と言われるようになったのは江戸時代以降です。
●鳳凰堂の屋根から明治時代の改修の際に取り外された部材を年輪年代測定すると1046年(寛徳3年)と1047年(永承2年)に伐採されたことが判明しました。木材は藤原氏の領地であった滋賀県高島市で伐採されたとも言われています。
●2012年(平成24年)9月から2014年(平成26年)秋に鳳凰像に金箔を施し、扉や柱を赤茶色の顔料・丹土(につち)で塗り直されました。また2015年(平成27年)度から内部の彩色を守る為に膠(にかわ)を使って剥落止めも行われました。鳳凰堂は美しくなった姿が注目です。
●例年桜見ごろ・紅葉見ごろにライトアップが行われ、桜・紅葉とともに普段と異なった幻想的な光景に彩られます。また例年3月2日に関白忌が行われ、散華や読経が行われます。

【阿弥陀如来坐像・要点簡単解説 平等院】
本尊・阿弥陀如来坐像は国宝です。阿弥陀如来坐像は仏師・定朝が造仏し、平安時代後期の1053年(天喜元年)に収められました。阿弥陀如来坐像は定朝様(じょうちょうよう)の円満な面相で、定朝の優美で温和な作風は仏像彫刻の理想像として、「仏の本様(手本)」と称されました。阿弥陀如来坐像は像高277.2センチの木造で、寄木造(よせぎづくり)の漆箔(うるしはく)です。
(阿弥陀如来坐像・キーポイント 平等院)
●阿弥陀如来坐像は寄木造技法の完成者である仏師・定朝作と唯一確証がある仏像です。

【鳳凰・要点簡単解説 平等院】★修学旅行・観光必見
鳳凰は国宝です。鳳凰は鳳凰堂(国宝)の中堂大棟の南北両端に一対が設置されていたが、現在ミュージアム鳳翔館に収蔵され、複製が設置されています。鳳凰は鳳凰堂の名称の由来になっています。鳳凰は創建された同時期(11世紀頃)に製作されたとも言われています。鳳凰は金銅製です。鳳凰も現在鳳凰堂に設置されている複製も注目です。
(鳳凰・キーポイント 平等院)
●鳳凰の北方像は総高約235.0センチ・像高約98.8センチ・幅約34.5センチ、南方像は総高約228.8センチ・像高約95.0センチ・幅約44.5センチです。
●鳳凰は仏師・定朝が原型を製作したとも言われています。

【梵鐘・要点簡単解説 平等院】★修学旅行・観光必見
梵鐘(ぼんしょう)は国宝です。梵鐘はかつて鳳凰堂の南の阿字池の畔にあった鐘楼(しょうろう)に釣られていたが、現在ミュージアム鳳翔館に収蔵されています。梵鐘には天人・獅子(しし)・唐草文様などが全面に浮き彫りがあります。梵鐘は創建された同時期(12世紀頃)に鋳造されたとも言われています。梵鐘は銅製です。
(梵鐘・キーポイント 平等院)
●梵鐘は総高約199.0センチ・竜頭高約41.8センチ・笠形高約10.9センチ・身高約146.0センチ・撞座径約19.7センチ・口径約123.0センチ・口厚約12.0センチです。
●梵鐘は姿形(姿)の平等院と謳われ、音(声)の三井寺(みいでら・園城寺(おんじょうじ))・勢の東大寺または銘の神護寺(じんごじ)と言われる梵鐘とともに「天下の三名鐘(さんめいしょう)」と言われています。梵鐘はその姿に注目です。

【観音堂・要点簡単解説 平等院】★★修学旅行・観光必見
ハイライトである観音堂(釣殿(つりどの))は重要文化財(1902年(明治35年)4月17日指定)です。観音堂は鎌倉時代前期(1185年~1274年)に本堂跡に建立されたと言われています。観音堂は釣殿とも言われています。観音堂は本瓦葺の寄棟造(よせむねづくり)です。観音堂と本堂跡の歴史に注目です。
(観音堂・キーポイント 平等院)
●観音堂は桁行七間・梁間四間です。
●観音堂はかつて平安時代後期(11世紀)に造仏された本尊・十一面観音(じゅういちめんかんのん)立像を安置していました。なお十一面観音は像高約167.2センチの木造で、後頭部に暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)がなく、一般的な十一面観音と異なっています。

【庭園・要点簡単解説 平等院】★★★修学旅行・観光必見
最大のハイライトである庭園は国の名勝です。庭園は阿字池の中島に鳳凰堂(国宝)が建っている浄土式庭園です。阿字池は「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」の極楽浄土・宝池(ほうち)を表しているそうです。庭園は1990年(平成2年)からの発掘調査により、平安時代の州浜が検出され、造営当初の姿に戻されました。また鳳凰堂に渡る2つの小橋も当初の形式に戻されました。庭園は2003年(平成15年)度末に整備が完了しました。庭園は作庭当初に戻された姿に注目です。
(庭園・キーポイント 平等院)
●庭園は平安時代の歌人・橘俊綱(たちばなのとしつな)が「今鏡(いまかがみ)・平安時代末期成立」の中で当代きってのものと謳いました。庭園は鳳凰堂との構図が絶景と言われています。平等院は桜の名所・紅葉の名所とされ、桜・紅葉シーズンは一層美しくなります。特にライトアップ期間中は昼間と違った幻想的な光景を見られます。庭園はインスタ映えスポットです。

【灯籠・要点簡単解説 平等院】★修学旅行・観光必見
灯籠(とうろう)は鳳凰堂前に置かれています。灯籠は六角石燈籠です。灯籠は基礎が平安時代末期、竿(さお)・中台・笠が鎌倉時代末期、火袋(ひぶくろ)・宝珠(ほうじゅ)が桃山時代頃、基台が近世頃に造られたとも言われています。灯籠は高さが基台から約2メートルです。灯籠は各時代から構成された姿に注目です。

【表門・要点簡単解説 平等院】
表門(正門・北門)は伏見城から塔頭(たちゅう)・浄土院(じょうどいん)に移された門を1957年(昭和32年)に更に移しました。表門は江戸時代初期に建てられたと言われています。表門はケヤキの木で造られています

【六角堂・要点簡単解説 平等院】
六角堂は1902年(明治35年)~1907年(明治40年)に行われた鳳凰堂の翼廊の解体・修理の際に出た廃材を利用し、山内に建てられました。六角堂は休憩所と一緒に建てられました。六角堂は瓦葺です。六角堂はその歴史に注目です。

【ミュージアム鳳翔館・要点簡単解説 平等院】★★修学旅行・観光必見
ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)は鳳凰(国宝)・雲中供養菩薩像(国宝)・梵鐘(国宝)などを収蔵・公開しています。鳳翔館は2001年(平成13年)に開館しました。なおミュージアム鳳翔館は日本芸術院賞・日本建築学会作品選奨を受賞しています。ミュージアム鳳翔館は所蔵品だけでなく、建物そのものにも注目です。

●上記以外の平等院見どころは下記リンクから確認することができます。
平等院見どころ

【平等院見どころ解説以外の情報】
平等院基本情報

【平等院見どころ 備考(参考リンク)】
*参考・・・平等院(アクセス・見どころ・・・)ホームページ

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