平安神宮の見所ランキング-修学旅行・観光で見学必見

平安神宮見どころ

平安神宮の見所は大極殿・神苑・応天門・大鳥居・時代祭

平安神宮の見所ランキングを紹介します。見所は1位が明治時代に建立された大極殿(重要文化財)、2位が明治時代に7代目・小川治兵衛が作庭した神苑(名勝)、3位が応天門(重要文化財)・大鳥居(登録有形文化財)です。なお国宝・重要文化財など修学旅行・観光で見るべき名所を紹介しています。(詳細下記参照)

平安神宮一覧

【明治時代に建立され、100年以上の歴史がある大極殿(重要文化財)】

大極殿は明治時代に建立され、100年以上の歴史があります。大極殿は平安京の正殿である大極殿を約8分の5で模しています。大極殿は平安神宮最大の名所です。なお大極殿は2010年(平成22年)12月24日に国の重要文化財に指定されました。

  • 概略-大極殿は正面約30メートル・面積約403.96平方メートルです。大極殿からは内拝殿を通して本殿を参拝することができます。大極殿には前庭に御所・紫宸殿(ししんでん)と同じように左近の桜(さこんのさくら)、右近の橘(うこんのたちばな)が植えられています。ちなみに御所の紫宸殿では平安時代中期以降に大極殿に代わり、天皇の即位・元服(げんぷく)・立太子(りったいし)・節会(せちえ)などの公的な最重要儀式が行われていました。なお大極殿は屋根に碧瓦(へきがわら・緑釉瓦(りょくゆうがわら))で葺かれ、棟の両端に金色の鴟尾(しび)が置かれています。
  • 歴史ポイント-大極殿は1895年(明治28年)に建立されました。
  • 構造-大極殿は入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
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【明治時代に小川治兵衛が作庭し、100年近い歴史がある神苑(名勝)】

神苑は明治時代に7代目・小川治兵衛が20年以上掛けて作庭し、100年近い歴史があります。神苑は趣が異なる4つの庭を楽しむことができます。なお神苑は1975年(昭和50年)に国の名勝に指定されました。

  • 概略-神苑は大極殿などの社殿を取り囲むように南神苑・西神苑・中神苑・東神苑から構成された面積約1万坪(総面積3万3千平方メートル)池泉回遊式庭園です。神苑は散策すると広さを実感することができます。南神苑では仙台市長から寄贈された八重紅枝垂桜(やえべにしだれざくら)が植えられています。西神苑では白虎池(びゃっこいけ)畔に植えられている約200種・約2,000株の花菖蒲(はなしょうぶ)が植えられています。中神苑では臥龍橋(がりゅうきょう)が蒼龍池(そうりゅういけ)に架けらています。東神苑では泰平閣(たいへいかく)が栖鳳池(せいほういけ)に架けられています。神苑では桜が見ごろを迎える時期に西神苑の茶室・澄心亭(ちょうしんてい)で観桜茶会(かんおうちゃかい)、東神苑の尚美館(貴賓館)をステージにライトアップされた桜と奏でられる音楽を楽しむ紅しだれコンサートが行われています。なお神苑では花菖蒲が見頃を迎える6月上旬と南神苑の平安の苑が造営された9月19日に無料で公開されています。(要確認)
  • 歴史ポイント-神苑は造園家である7代目・小川治兵衛(おがわじへえ)が1895年(明治28年)から20年以上掛けて作庭しました。なお神苑は1895年(明治28年)に行われた内国勧業博覧会(ないこくかんぎょうはくらんかい)の東方美術館跡に作庭されました。
  • 重要人物-7代目・小川治兵衛は1860年(万延元年)に山城国乙訓郡神足村に生まれました。1877年(明治10年)に宝暦年間(1751年~1764年)から続く植木屋・小川植治の養子になり、1879年(明治12年)に7代目・小川治兵衛を襲名しました。明治時代初期に南禅寺界隈の別荘地で、近代的日本庭園群(南禅寺界隈疏水園池群)を作庭しました。平安神宮・円山公園・無鄰庵(山縣有朋別邸)・清風荘(西園寺公望別邸)・対龍山荘(市田弥一郎邸)・慶雲館庭園・旧古河庭園はいずれも国の名勝に指定されています。また京都御苑・京都御所・修学院離宮・桂離宮・二条城・清水寺などの庭園も作庭・修景もしました。
  • 紅枝垂桜-紅枝垂桜は作家・谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)が小説「細雪(ささめゆき)」の中で、「紅の雲のよう」と讃えています。
  • 臥龍橋・泰平閣-中神苑の臥龍橋は安土桃山時代の天正年間(1573年~1593年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)が架けた三条大橋・五条大橋の石材が石柱に使われています。東神苑の泰平閣は尚美館(貴賓館)とともに京都御所から移されました。

【応天門(重要文化財)・大鳥居(登録有形文化財)】

応天門は明治時代に建立され、100年以上の歴史があります。大鳥居は昭和に建立され、100年近い歴史があります。なお応天門は2010年(平成22年)12月24日に国の重要文化財に指定されました。

  • 概略-応天門は二層(二階建て)の楼門で、屋根に碧瓦が葺かれ、緑青の連子窓(れんじまど)があります。大鳥居は高さ約24メートル・幅約18メートルで、平安神宮のシンボルになっています。応天門・大鳥居は近づくとその大きさが実感できます。ちなみに大鳥居は柱の内部に階梯(かいてい)があり、笠木(かさぎ)まで昇ることができるそうです。なお応天門と大鳥居に挟まれた神宮道は京都さくらよさこい・京都岡崎レッドカーペット・京都マラソンなどのイベントに使われています。
  • 歴史ポイント-応天門は1895年(明治28年)に建立されました。大鳥居は1928年(昭和3年)の第124代・昭和天皇御大礼(ごたいれい)の記念事業として建立されました。
  • 構造-応天門は二階二重門(にかいにじゅうもん)で、本瓦葺です。

【明治時代に建立された蒼龍楼(重要文化財)・白虎楼(重要文化財)】

蒼龍楼・白虎楼は明治時代に建立され、100年以上の歴史があります。蒼龍楼・白虎楼は対称の位置にあるほぼ同じ2層の楼閣です。なお蒼龍楼・白虎楼は2010年(平成22年)12月24日に国の重要文化財に指定されました。

  • 概略-蒼龍楼・白虎楼は大極殿(重要文化財)前に建立され、蒼龍楼は大極殿に向かって右側(東側)、白虎楼は大極殿に向かって左側(西側)に建立されています。蒼龍楼・白虎楼は対象の位置にあり、高さ約10メートル・建築面積約96.98平方メートルというほぼ同じ2層(2階建て)の楼閣で、2層目の中央と四隅に2階建ての楼閣が5つあります。蒼龍楼・白虎楼は少し距離があるが、見比べながら眺めるのがおすすめです。蒼龍楼・白虎楼はかつて平安京にあった大内裏の正庁・朝堂院の四楼(棲鳳楼・翔鸞楼)の内、蒼龍楼・白虎楼を8分の5で再現したもので、歴史を感じることができます。なお蒼龍(青龍)・白虎は朱雀・玄武とともに天の四方を司る霊獣(四神・四獣)とされ、蒼龍は東、白虎は西を司っています。
  • 歴史ポイント-蒼龍楼・白虎楼は1895年(明治28年)に建立されました。蒼龍楼・白虎楼は公家・有職故実家である裏松家5代当主・裏松固禅(うらまつこぜん)の「大内裏図考証・1797年(寛政9年)完成」などを参考に設計されました。
  • 構造-蒼龍楼・白虎楼は二層(二階建て)の楼閣(ろうかく)で、本瓦葺です。

【平安神宮 備考】
*参考・・・平安神宮(見所・アクセス・・・)ホームページ

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