平等院の修学旅行・観光見所ランキング

平等院見どころ

平等院見所ランキング

平等院の修学旅行・観光見所ランキングです。見所は1位が阿字池の中島に建立された鳳凰堂(国宝)、2位が作庭当初の姿に戻された浄土式庭園(名勝・史跡)、3位がミュージアム鳳翔館とライトアップです。なお修学旅行・観光で必ず見るべき国宝・重要文化財を中心に紹介しています。(詳細下記参照)

平等院見どころ一覧

【1位 鳳凰堂(国宝)・藤原頼通の紹介】

見所1位が鳳凰堂です。鳳凰堂は平安時代後期に関白・藤原頼通が建て、その後江戸時代中期の宇治大火などを免れたことから1,000年近い歴史があります。なお鳳凰堂は1897年(明治30年)12月28日に国の重要文化財、1951年(昭和26年)6月9日に国宝に指定されました。
●概略:鳳凰堂は極楽浄土の宝池(ほうち)に浮かぶ宮殿のように見えるとも言われ、阿字池越しに眺めるのがおすすめです。2012年(平成24年)から平成の大修理が行われたこともあり、以前よりも美しい光景を見ることができます。晴れて風がない日など気象条件がよいと阿字池の水鏡に鳳凰堂が映し出されます。ちなみに平等院は桜・紅葉の名所とされ、桜・紅葉シーズンには一層美しい光景が見られます。鳳凰堂は庭園の中心となっている阿字池(あじいけ)の中島に建立されています。鳳凰堂は東方に面して建立され、阿字池の西方に極楽浄土があることを示していると言われています。中堂大棟の南北両端には鳳凰(国宝)一対が設置されていました。(鳳凰は現在ミュージアム鳳翔館に収蔵され、レプリカが設置されています。)
●歴史:鳳凰堂は平安時代後期の1053年(天喜元年)に藤原頼通が創建されました。鳳凰堂創建には貴族社会に広がった末法思想(まっぽうしそう)・浄土信仰(じょうどしんこう)の影響があったと言われています。その後江戸時代前期の1670年(寛文10年)に大修理が行われ、この頃から鳳凰堂と言われるようになりました。須弥壇(しゅみだん)の格狭間に嵌め込まれた金銅板に「平等院鳳凰堂」と刻銘されています。ちなみに鳳凰堂はかつて阿弥陀堂・御堂・大堂と言われていました。なお2012年(平成24年)9月から2014年(平成26年)9月に外観を酸化鉄(さんかてつ)と黄土(おうど)を混ぜた丹土塗り(につちぬり)に塗り替えたり、鳳凰の金箔張り(きんぱくばり)が行われたりする平成の大修理が行われました。
●重要人物:藤原頼通は992年(正暦3年)に摂政太政大臣・藤原道長(ふじわらのみちなが)の長男として生まれました。1003年(長保5年)に元服し、1006年(寛弘3年)に従三位に叙され、国政を担う公卿(くぎょう)に列しました。1016年(長和5年)に第67代・三条天皇が第68代・後一条天皇に譲位すると父が外祖父として摂政になり、翌1017年(長和6年)に父に代わって摂政になりました。1019年(寛仁3年)に関白になったが、父が実権を握っていたことから政務の不手際で勘当になったこともありました。1021年(治安元年)に左大臣になり、1061年(康平4年)に太政大臣になりました。後一条天皇、第69代・後朱雀天皇、第70代・後冷泉天皇の3代にわたって摂政・関白になり、父とともに摂関政治の全盛期を築きました。ただ外祖父になれず、第71代・後三条天皇が即位すると権勢が徐々に衰えてます。なお藤原頼通は1074年(延久6年)に亡くなりました。
●構造:鳳凰堂は寝殿造(しんでんづくり)の様式を取り入れた鳳凰造(ほうおうづくり)です。鳳凰堂は中堂・北翼廊・南翼廊・尾廊に分かれ、中堂は一見二階建てのように見える一重裳階付き(いちじゅうもこしつき)です。中堂は入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。北翼廊・南翼廊は宝形造(ほうぎょうづくり)で、切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺です。尾廊は切妻造の本瓦葺です。
●仏像:鳳凰堂は大乗仏教(だいじょうぶっきょう)の経典「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」に基づき、十億万仏土先の西方にあると言われる西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)とその教主・阿弥陀如来(あみだにょらい)を観想(かんそう)する為に建立された阿弥陀堂です。鳳凰堂は中堂に寄木造(よせぎづくり)技法の完成者である仏師・定朝(じょうちょう)作と唯一確証がある阿弥陀如来坐像(国宝)を安置しています。阿弥陀如来坐像は鳳凰堂正面にある格子戸(こうしど)の円窓から眺めることができます。ちなみに平等院ではかつて阿弥陀如来坐像を拝する小御所(こごしょ)が阿字池対岸(東岸)に建てられていました。
●鳳凰:鳳凰は平等院が創建された同時期の平安時代後期(11世紀頃)に製作されたと言われています。鳳凰は北方像が総高235.0センチ・像高98.8センチ、南方像が総高228.8センチ・像高95.0センチです。鳳凰は鳳凰堂の名称の由来になっています。
●豆知識:鳳凰堂はかつて木製の木瓦葺(こがわらぶき)だったが、平安時代後期の1101年(康和3年)に藤原頼通の曾孫・藤原忠実(ふじわらのただざね)が修理を行った際、平等院の荘園であった河内向山(大阪府八尾市)の窯で焼かれた粘土瓦(ねんどがわら)を使った総瓦葺(そうかわらぶき)に変えられたと言われています。この時に焼かれた粘土瓦約1,500枚は中堂の屋根に現在も葺かれています。中堂の龍頭瓦は藤原頼通が死後に龍神になり、平等院を守護したという伝承により、室町時代に飾られていると言われています。

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【2位 庭園(名勝・史跡)・浄土庭園の紹介】

見所2位が庭園です。庭園は平安時代に完成した最古の浄土庭園と言われ、1,000年近い歴史があると言われています。1990年(平成2年)から行われた発掘調査をもとに当初の姿に復元されています。なお庭園は1922年(大正11年)3月8日に国の名勝・国の史跡に指定されました。
●概略:庭園は庭園だけでなく、鳳凰堂と一緒に楽しむのがおすすめです。庭園は西方極楽浄土のように見えるかを確認しましょう。平等院では例年夏に浄台蓮・漁山紅蓮・金輪蓮など様々な種類のハスの鉢が境内各所に置かれます。「阿弥陀経(あみだきょう)」によると極楽浄土の池には青・黄・赤・白色の車輪のような大きなハスの花が咲いているとされています。庭園には桜・カエデなども植えられ、春や秋にも美しい絶景を眺めることができます。
●歴史:庭園は平安時代に作庭され、平安時代に完成した最古の浄土式庭園とも言われています。1990年(平成2年)から発掘調査が行われ、平安時代の州浜が検出されたことから拳大の石を敷き詰め、水際が緩やかな曲線を描く作庭当初の姿に戻されました。また庭園の北岸と鳳凰堂の北翼廊の間は北小島を介して平橋・反橋が架けられた平安時代の姿に復元されました。
●形式:庭園は鳳凰堂と同様に大乗仏教の経典「観無量寿経」に基づき、西方極楽浄土とその教主である阿弥陀如来を観想する為に作庭されたと言われています。庭園は宇治川(うじがわ)や対岸の朝日山(あさひさん)・仏徳山(ぶっとくさん)などの山々を一体として取り入れた阿字池を中心とする浄土式庭園です。ちなみに阿字池は梵字(ぼんじ)の「阿」字を象った池です。庭園は鳳凰堂前に白砂と拳大(こぶしだい)の石を敷き詰めた洲浜が広がり、仏の供養の為の平等院型灯籠(とうろう)と言われる石灯籠(重美)1基や石組などが配されています。
●評判:庭園は平安時代後期に歌人・橘俊綱(たちばなのとしつな)が「今鏡(いまかがみ)・平安時代末期成立」の中で当代きってのものと謳いました。また私撰歴史書「扶桑略記(ふそうりゃくき)・平安時代編纂」には「極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまえ」とも謳われました。

  • 豆知識:庭園は作庭当初、境内の湧水・浄土水(じょうどすい)だけでなく、宇治川から水が引き入れていました。

    【3位 ミュージアム鳳翔館(日本芸術院賞)の紹介】

    見所3位がミュージアム鳳翔館です。ミュージアム鳳翔館には鳳凰堂と同時期に鋳造され、1,000年近い歴史ある梵鐘などが収蔵・展示されています。
    ●概略:ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)は鳳凰像(国宝)1対・雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつぞう)像(国宝)26躯・梵鐘(国宝)1口・十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)立像(重要文化財)・帝釈天(たいしゃくてん)像(宇治市指定文化財)・地蔵菩薩(じぞうぼさつ)像(宇治市指定文化財)などを収蔵・公開しています。ミュージアム鳳翔館は1965年(昭和40年)に建設された旧宝物館が老朽化したことによって建設されました。ミュージアム鳳翔館は2001年(平成13年)に先端的設備などの導入し、収蔵環境の改善を施した第3世代のミュージアムとして開館しました。ミュージアム鳳翔館では国内最大級のガラスウォールケースも使用しています。
    ●構造:ミュージアム鳳翔館は名勝・史跡に指定されている庭園などの調和を図る為、大半が地下構造になっています。ただ館内に自然光を意図的に取り入れるなど照明に工夫が凝らされています。ミュージアム鳳翔館は建築家・栗生明が設計し、日本芸術院賞・日本建築学会作品選奨を受賞しています。

    【3位 ライトアップ・夜間拝観の紹介】

    3位がライトアップ・夜間拝観です。平等院は京都宇治を代表する桜名所・紅葉名所とされ、桜シーズン・紅葉シーズンに幻想的な情景を見ることができます。
    ●概略:ライトアップは平成の大修理後、桜・紅葉が見ごろを迎える時期に行われています。紅葉ライトアップは「瑞光照歓‐錦秋のあかり‐」として行われ、モミジと鳳凰堂(国宝)などがライトアップされます。
    ●桜ライトアップ:平等院には枝垂桜・染井吉野などの桜の木が植えられ、例年3月下旬頃から4月上旬頃に見ごろを迎え、見ごろにライトアップを行っています。
    平等院桜ライトアップ
    ●紅葉ライトアップ:平等院にはモミジなどが約200本が分布し、例年11月中旬頃から下旬頃に見ごろを迎え、見ごろにライトアップを行っています。
    平等院紅葉ライトアップ

    【番外 草木(平等院蓮)の紹介】

    見所番外が草木です。平等院では美しい藤がよく知られています。また平等院では独自の品種である平等院蓮が植えられ、夏に透明感のある純白の花を楽しむことができます。極楽浄土の池には車輪のような大きなハスの花が咲いていると言われています。
    ●概略:平等院では桜(3月下旬頃~4月上旬頃)・紅葉(11月中旬頃~下旬頃)以外にもサザンカ(12月頃~2月頃)・室町椿(2月頃~3月頃)・ボケ(3月上旬頃~下旬頃)・藤(4月下旬頃~5月上旬頃)・ツツジ(4月下旬頃~5月中旬頃)・睡蓮(5月下旬頃~9月頃)・蓮(6月下旬頃~8月上旬頃)・サルスベリ(8月頃~9月上旬頃)などを楽しむことができます。
    ●藤:藤は樹齢約250年で、高さ約3メートル・幹回り2.4メートルあります。藤は宇治市の名木百選に選ばれています。
    ●蓮:平等院蓮は1999年(平成11年)に庭園の阿字池を発掘調査した際、江戸時代後期(約200年前)の地層から1粒出土しました。平等院蓮は2001年(平成13年)に初めて開花しました。平等院蓮は平等院独自の品種で、つぼみの先は少し赤いが、花びらは透き通るほど薄く、純白の大輪の花を咲かせます。
    ●椿:室町椿は1997年(平成9年)に鳳凰堂の南背後の庭園を発掘した際、室町時代の地層から土器・瓦などとともに発見された。室町椿は2003年(平成15年)に初めて開花しました。

    【平等院見所ランキング 備考】
    *参考・・・平等院(見所・アクセス・・・)ホームページ

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