祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび/7/(日程・時間・・・)

祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび
祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび(日程・時間・・・)を紹介しています。岩戸山天岩戸のカミあそびは例年7月14日に行われています。天岩戸のカミあそびでは芸能の女神であり、日本最古の踊り子とも言えるアメノウズメノミコト(天宇受売命・天鈿女命)が舞う神楽「天岩戸開き(あまのいわやとびらき)」が披露されます。(詳細下記参照)
★祇園祭最新情報。
【祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび2018 日程時間(要確認)】
祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび2018は2018年7月14日(土曜日)17:30から行われます。なお17:30から奏楽(30分)、18:30から歌舞音曲(30分)が行われます。
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【祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市下京区新町通高辻上る岩戸山町
最寄り駅・バス停・・・四条駅(徒歩約7分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ
【祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび 簡単概要】
祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび(あまのいわとのカミあそび)は例年前祭の宵山期間中(7月14日~16日)の初日14日の宵々々山に行われています。ちなみに14日は宵々々山・15日は宵々山・16日は宵山とも言われ、宵山期間中には夕方から23基の山鉾に駒形提灯が灯され、祇園囃子(コンチキチン)が奏でられます。
天岩戸のカミあそびでは芸能の女神であり、日本最古の踊り子とも言えるアメノウズメノミコト(天宇受売命・天鈿女命)が舞う神楽「天岩戸開き(あまのいわやとびらき)」が披露されます。また昨年に引き続き、イザナギ(伊邪那岐・伊弉諾)・イザナミ(伊邪那美・伊弉弥)の「国生み」も披露されます。なお天岩戸のカミあそびは舞が林宗一郎(観世流(かんぜりゅう)・能楽師)・篠笛が森田玲(玲月流(れいげつりゅう)初代・篠笛奏者)と森田香織(玲月流・篠笛奏者)・太鼓が植木陽史(独楽代表・太鼓奏者)によって行われます。
- 天宇受売命は神代の昔、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が弟・素戔鳴尊(すさのおのみこと)の行いを逃れて天の岩戸に隠れて暗闇になった際、天の岩戸前で演舞し、天照大御神が岩戸から出現して再び光を取り戻したと言われています。天宇受売命の演舞は神楽の起源とも言われています。
- 神楽は神社の祭礼などの神事の際、神に奉納する歌舞です。神楽は天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸に隠れた際、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞ったのが起源とも言われています。神楽には宮中で行われる御神楽と神社など民間で行われる里神楽に大きく分けられます。
- 観世流は大和猿楽・結崎座(ゆうざきざ)を起源とし、観阿弥清次(かんあみきよつぐ)が流祖です。観世流の名称は流祖・観阿弥の幼名・観世丸に由来しています。なお観世流は江戸時代に四座一流の筆頭とされ、現在もシテ方の五流(観世流・金剛流・宝生流・金春流・喜多流)の最大流派です。
*参考・・・篠笛草子~ほのかに聞こゆるもいとをかし~・森田玲
【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。970年(天禄元年)から毎年に行われるようになりました。
*参考・・・京都・八坂神社・祇園祭(日程・行事・・・)ホームページ
【岩戸山 歴史・簡単概要】
岩戸山(読み方:いわとやま)は起源が明確ではありません。岩戸山は室町時代中期の応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))前の山鉾と地名を記した「祗園社記(ぎおんしゃき)」第15(八坂神社記録)には「岩戸山(五条坊門町と高辻間)」と記され、応仁の乱前には既に創建されていたと言われています。また岩戸山は1441年(嘉吉元年)の祇園会(ごりょうえ・祇園祭)再興の際に創建されたとも言われています。岩戸山は天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸(あまのいわと)を開いて現れる日本神話(日本最古の歴史書「古事記(こじき)」・日本最古の正史「日本書紀(にほんしょき)」)に由来しています。天照大神は弟・素戔鳴尊(すさのおのみこと)の乱暴に怒り、岩戸に隠れて世の中は暗闇になり、困った八百万神(やそよろづのかみ)が天安河の河原に集まって大宴会を行い、岩戸を開かせました。岩戸山はその後「あまのさかほこ山」と言われていました。岩戸山は室町時代の絵師・狩野永徳(かのうえいとく)が描いた「洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)」に描かれ、既に車輪がついていたそうです。現在の岩戸山は江戸時代中期に曳山(ひきやま)に改造されたが、今でも鉾の鉾柱(ほこばしら)の代わりに屋根の上に真松(松の木)が立っています。なお岩戸山に習って、いずれも後祭の北観音山(きたかんのんやま)・南観音山(みなみかんのんやま)も改造されたとも言われています。
*参考・・・岩戸山(祇園祭山鉾前祭)ホームページ
【祇園祭岩戸山天岩戸のカミあそび 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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