嵐山・天龍寺桜散策コース(渡月橋・竹林の道・野宮神社)

嵐山

嵐山・天龍寺桜散策コース

嵐山・天龍寺桜散策コースは「日本さくら名所100選」の嵐山と世界遺産の天龍寺周辺の桜名所を散策するコースです。嵐山では鎌倉時代に後嵯峨上皇が奈良・吉野山から山桜を移植し、現在も残されていると言われています。嵐山では人力車や貸しボートの中からお花見を楽しむことができます。天龍寺では百花苑に桜・梅・蝋梅などが植えられています。嵐山・天龍寺桜散策コース周辺には虚空蔵法輪寺・渡月橋・野宮神社・竹林の道などもあり、チャンスがあれば立ち寄りましょう。竹林の道は桜の名所ではないが、嵐山・嵯峨野エリアの観光スポットでは外せません。

【嵐山・天龍寺桜散策コース】

【桜の見頃(例年)】
●2025年3月27日、京都地方気象台は桜の開花を発表しました。桜は一般的に数日から1週間ほどで満開になります。(順次情報更新中)
嵐山・・・3月下旬頃~4月上旬頃
虚空蔵法輪寺・・・3月下旬頃~4月上旬頃
天龍寺・・・4月上旬頃
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)

【嵐山(あらしやま) 概要】

嵐山は京都府内で御室桜(仁和寺)・醍醐寺・笠置山自然公園とともに「日本さくら名所100選」に選ばれています。嵐山では山桜・染井吉野・八重桜・枝垂桜など約1,500本の桜の木が分布し、桜と渡月橋・大堰川などが見どころです。嵐山の桜は鎌倉時代中期に後嵯峨上皇が離宮・亀山殿を造営した際、「日本さくら名所100選」に選ばれている奈良・吉野山から山桜を移植し、亀山殿から愛でたのが起源とも言われています。嵐山は大堰川(桂川)沿いに聳える標高約380メートルの山です。嵐山は古くから京都を代表する景勝地で、平安時代に貴族の別荘地になり、国の史跡・名勝に指定されています。現在、一般的に嵐山と言う場合、山自体ではなく、エリアを指すことが多く、桂川の右岸・嵐山(西京区)と桂川の左岸・嵯峨野(右京区)を含め、嵐山・嵯峨野エリアと言われます。嵐山は京都を代表する人気観光地です。
嵐山桜見ごろ

【虚空蔵法輪寺(こくうぞうほうりんじ) 概要】

虚空蔵法輪寺では寒桜・染井吉野・山桜・枝垂桜・彼岸桜などが分布し、桜と本堂・多宝塔・山門などが見どころです。境内の舞台から嵐山・嵯峨野などを一望することができます。虚空蔵法輪寺は三光明星尊を祀った葛野井宮があった場所とも言われています。法輪寺は寺伝によると713年(和銅6年)に僧・行基が元明天皇の勅願によって創建した木上山葛井寺が起源と言われています。その後829年(天長6年)に弘法大師・空海の高弟・道昌が本尊・虚空蔵菩薩像を安置し、868年(貞観10年)に法輪寺に寺号が改められました。天慶年間に空也上人が伽藍を修造したと言われています。その後応仁の乱で焼失し、1597年(慶長2年)に後陽成天皇の勅旨と加賀・前田家の帰依によって再建されました。しかし1864年(元治元年)に禁門の変で焼失し、1884年(明治17年)に現在の本堂が再建しました。
虚空蔵法輪寺桜見ごろ

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【渡月橋(とげつきょう) 概要】

渡月橋は一級河川・桂川に架けられ、北側の桂川左岸と南側の中州にある嵐山公園中之島地区を結ぶ長さ約155メートル・幅約11メートルの橋です。渡月橋は橋脚・橋桁は鉄筋コンクリート製だが、観光地である嵐山・嵯峨野の風景に溶け込むよう欄干は木製になっています。渡月橋は承和年間に弘法大師・空海の高弟・道昌が架けた法輪寺橋が起源と言われています。その後嵯峨の土倉業・角倉了以が現在の場所に架けたと言われています。1934年(昭和9年)に現在の橋が完成し、2001年(平成13年)にはリニューアルされました。なお虚空蔵法輪寺で行われている十三まいりでは渡月橋を渡り終わるまでに後ろを振り向くと授かった智恵が返ると言われています。
渡月橋(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【天龍寺(てんりゅうじ) 概要】

天龍寺では染井吉野・枝垂桜など約100本の桜の木が分布し、桜と多宝殿・曹源池庭園などが見どころです。曹源池庭園から登ることができる望京の丘からは桜を眺めることができます。天龍寺は日本最初の禅寺・壇林寺や醍醐天皇の皇子・前中書王兼明親王の亀山山荘、後嵯峨上皇の仙洞御所、亀山上皇の離宮・亀山殿があった場所です。1335年(建武2年)に後醍醐天皇が亀山殿内に臨川寺を創建しました。天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為、夢窓疎石を開山として創建しました。当初、元号から暦応資聖禅寺と称したが、尊氏の弟・直義が見たという大堰川から天に昇る金龍の夢から天龍資聖禅寺に改められました。
天龍寺桜見ごろ

【野宮神社(ののみやじんじゃ) 概要】

野宮神社は天皇の代理で、伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ向かう前に身を清めた「野宮」に由来しています。「野宮」の場所は天皇の即位ごとに決められ、毎回違っていたが、嵯峨天皇の仁子内親王からは野宮神社に「野宮」が作られるようになりました。南北朝時代に兵火により、後醍醐天皇の皇女・祥子内親王を最後に斎王制度が廃絶され、「野宮」は野宮神社となって勅祭が行われるようになりました。その後後奈良天皇・中御門天皇などから大覚寺宮に綸旨が下され、篤く崇敬されたと言われています。
野宮神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【竹林の道(ちくりんのみち) 概要】

竹林の道は東側の野宮神社と西側の大河内山荘庭園を結ぶ長さ約300メートルの道です。竹林の道は北側の山陰本線(嵯峨野線)・嵯峨野トロッコ列車と南側の天龍寺に挟まれた場所にあります。竹林の道では両側に竹林が広がり、晴れた日に木漏れ日が差し、風がある日に葉音が感じられます。竹林の道は現在、孟宗竹が中心だが、かつては真竹が多かったそうです。
竹林の道(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【嵐山・天龍寺桜散策コース 備考】
散策コースではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。
京都桜ライトアップ2025(清水寺・円山公園・東寺・・・)

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