祇園祭山鉾マップ(後祭11基)2025 by Google Maps
祇園祭山鉾マップ・地図(後祭11基)
祇園祭山鉾マップではグーグルマップ(Google Maps)を使って、7月24日に山鉾巡行を行う後祭の山鉾11基の場所位置を紹介しています。後祭の山鉾11基は東側の烏丸通(東西)、西側の新町通(東西)、北側の三条通(南北)、南側の綾小路通(南北)に囲まれたエリアに建ち並びます。最寄駅は地下鉄烏丸線の四条駅・阪急電鉄京都線の烏丸駅、最寄のバス停は四条烏丸です。
【祇園祭山鉾マップ・地図 場所位置】
山鉾マップでは京都市内を碁盤目状に走る通りと交差点により、山鉾の場所位置を紹介しています。山鉾11基では新町通にいずれも大型の北観音山・南観音山・大船鉾や八幡山が建ち並びます。また室町通には役行者山・黒主山・鯉山が建ち並びます。山鉾の多くは大船鉾を除き、四条通よりも北側に建ちます。なお2022年に鷹山が約190年振りに三条通に組み立てられました。
●祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ
【北観音山(新町通) 住所:中京区六角町】★大型の曳山
●場所位置:新町通(南北)・蛸薬師通(東西)交差点の北約70メートルの新町通
●北観音山(読み方:きたかんのんやま)は山鉾が多く建ち並ぶ新町通に建てられる高さ約17.00メートル・総重量約9.27トンの大型の曳山で、空に向かって建てられている真松が目印です。真松は南観音山とともに松取式で選びます。
北観音山(ちまき販売・アクセス・・・)
【南観音山(新町通) 住所:中京区百足屋町】★大型の曳山
●場所位置:新町通(南北)・蛸薬師通(東西)交差点の南約80メートルの新町通
●南観音山(読み方:みなみかんのんやま)は山鉾が多く建ち並ぶ新町通に建てられる高さ約17.24メートル・総重量約9.54トンの大型の曳山で、空に向かって建てられている真松が目印です。南観音山は後祭の山鉾の中で北観音山とともに曳山です。例年7月16日にあばれ観音が行われます。
南観音山(ちまき販売・アクセス・・・)
【大船鉾(新町通) 住所:下京区四条町】★大型の船鉾
●場所位置:新町通(南北)・四条通(東西)交差点の南約60メートルの新町通
●大船鉾(読み方:おおふねほこ)は山鉾が多く建ち並ぶ新町通に建てられる高さ約6.35メートルの大型の山鉾(船鉾)です。大船鉾は後祭の山鉾の中で唯一四条通南側に建てられます。大船鉾は前祭の船鉾とともに珍しい船鉾で、前祭の船鉾よりも一回り大きくなっています。
大船鉾(ちまき販売・アクセス・・・)
【橋弁慶山(蛸薬師通) 住所:中京区橋弁慶町】
●場所位置:烏丸通(南北)・蛸薬師通(東西)交差点の西約40メートルの蛸薬師通
●橋弁慶山(読み方:はしべんけいやま)は山鉾の中で蛸薬師通に建てられる唯一の舁山です。橋弁慶山は舁山の中で唯一のくじ取らずで、山鉾巡行(後祭)の先頭を巡行し、くじ改めの際に奉行の前で舁山を回す必要がない特別扱いになっています。
橋弁慶山(ちまき販売・アクセス・・・)
【鯉山(室町通) 住所:中京区鯉山町】
●場所位置:室町通(南北)・蛸薬師通(東西)交差点の北約50メートルの室町通
●鯉山(読み方:こいやま)は山鉾が多く建ち並ぶ室町通に建てられる舁山です。鯉山は御神体の鯉が全長1.5メートルで、左甚五郎作と言われています。またギリシャの叙事詩「イーリアス」のトロイア戦争の一場面を描いたタペストリーが重要文化財に指定されています。鯉山は山鉾が「動く美術館」とも言われる要素になっています。
鯉山(ちまき販売・アクセス・・・)
【浄妙山(六角通) 住所:中京区骨屋町】
●場所位置:烏丸通(南北)・六角通(東西)交差点の西約40メートルの六角通
●浄妙山(読み方:じょうみょうやま)は山鉾の中で六角通に建てられる唯一の舁山です。浄妙山には勝ち運のご利益があると言われています。浄妙山は筒井浄妙の鎧・黒韋威肩白胴丸が重要文化財に指定されています。浄妙山は山鉾が「動く美術館」とも言われる要素になっています。
浄妙山(ちまき販売・アクセス・・・)
【黒主山(室町通) 住所:中京区烏帽子屋町】
●場所位置:室町通(南北)・六角通(東西)交差点の北約60メートルの室町通
●黒主山(読み方:くろぬしやま)は山鉾が多く建ち並ぶ室町通に建てられる舁山です。黒主山には盗難除け・疾病除けのご利益があると言われています。
黒主山(ちまき販売・アクセス・・・)
【役行者山(室町通) 住所:中京区役行者町】
●場所位置:室町通(南北)・姉小路通(東西)交差点の南約10メートルの室町通
●役行者山(読み方:えんのぎょうじゃやま)は山鉾が多く建ち並ぶ室町通の一番北側に建てられる舁山です。後祭の中で一番北側に建てられます。役行者山では宵山期間中に護摩焚きが行われます。
役行者山(ちまき販売・アクセス・・・)
【鈴鹿山(烏丸通) 住所:中京区場之町】
●場所位置:烏丸通(南北)・姉小路通(東西)交差点の南約20メートルの烏丸通
●鈴鹿山(読み方:すずかやま)は山鉾の中で烏丸通に建てられる唯一舁山です。鈴鹿山には雷除け・安産・盗難除けのご利益があります。
鈴鹿山(ちまき販売・アクセス・・・)
【八幡山(新町通) 住所:中京区三条町】
●場所位置:新町通(南北)・六角通(東西)交差点の北約30メートルの新町通
●八幡山(読み方:はちまんやま)は山鉾が多く建ち並ぶ新町通の一番北側に建てられる舁山です。八幡山には夜泣き封じ・夫婦円満のご利益があります。
八幡山(ちまき販売・アクセス・・・)
【鷹山(三条通) 住所:中京区衣棚町】★大型の曳山
●場所位置:衣棚通(南北)・三条通(東西)交差点の東約10メートルの三条通
●鷹山(読み方:たかやま)は2022年(令和4年)7月24日に行われる山鉾巡行(後祭)で復帰した大型の曳山です。鷹山は高さ約17メートル・総重量約10トンで、空に向かって建てられている真松が目印です。
鷹山(ちまき販売・アクセス・・・)
【布袋山 住所:中京区姥柳町】★唯一の休山
●布袋山(読み方:ほていやま)は宝暦年間(1751~1764年)から巡行に不参加で、1788年(天明8年)の大火では布袋尊と童子を残して焼失し、現在祇園祭で唯一の休山(休み山)になっています。なお居祭りでは布袋尊と童子を公開しています。
布袋山(ちまき販売・アクセス・・・)
【通り別の祇園祭山鉾(後祭11基)】
祇園祭山鉾(後祭11基)は室町通(南北)・新町通(南北)に多く建ち並びます。
●新町通には山鉾が北側から順に八幡山・北観音山(大型)・南観音山(大型)・大船鉾(大型)が建ち並びます。新町通は京都市内を南北に走り、北端の上賀茂橋と南端の十条通南を結んでいます。
●室町通には山鉾が北側から順に役行者山・黒主山・鯉山が建ち並びます。室町通は京都市内を南北に走り、北端の北山通と南端の十条通南を結んでいます。
●三条通には2022年(令和4年)の山鉾巡行(後祭)で復帰した鷹山(大型)が建ちます。三条通は京都市内を東西に走り、東端の山科区四宮から西端の嵐山の渡月橋を結んでいます。
【祇園祭山鉾の種類】
山鉾は鉾(大型)・曳山(大型)・船鉾(大型)・傘鉾・舁山に分類されるが、後祭には鉾・傘鉾は存在しません。
●北観音山・南観音山・鷹山は曳山です。曳山は疫神の依代となる真松を立て、高さが約15メートルになります。曳山は囃子方などが搭乗し、重さ約8~10トンにもなります。曳山は車輪が取り付けられ、曳き手が曳きます。
●大船鉾は船鉾です。船鉾は船の形をし、真木・真松がありません。船鉾は囃子方などが搭乗し、重さ約8~10トンにもなります。船鉾は車輪が取り付けられ、曳き手が曳きます。
●橋弁慶山・浄妙山・八幡山・鯉山・黒主山・役行者山・鈴鹿山は舁山です。舁山は山に見立て、疫神の依代となる真松を立て、日本・中国の故事・謡曲などの一場面を表現しています。舁山は舁き手が舁きます。(補助輪あり)なお山を作らず、真松も立てない橋弁慶山・浄妙山は屋台に分類されることもあります。
【祇園祭山鉾マップ 備考】
祇園祭山鉾一覧