平等院(アクセス・見どころ・拝観料・歴史・・・)鳳凰堂

平等院見どころ

平等院・鳳凰堂

平等院(アクセス・見どころ・拝観料・歴史・・・)情報を紹介しています。平等院は宇治市に位置し、京都市内からはJR奈良線・京阪電鉄宇治線でのアクセスがおすすめです。平等院は宇治川沿い建立され、宇治川沿いを散策しながら向かうのもおすすめです。宇治川沿いには桜が植えられ、桜シーズンは特におすすめです。

【平等院 アクセス・マップ】

場所・・・京都府宇治市宇治蓮華116

【電車 アクセス】
最寄り駅・バス停・・・JR宇治駅(徒歩約10分)、京阪宇治駅(徒歩約10分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から平等院はJR奈良線
*祇園四条駅からは京阪電鉄本線・宇治線

【拝観時間・時間(要確認)】
庭園・・・8:30~17:30(受付17:15終了)
鳳凰堂内部・・・9:30~16:10(定員あり)
ミュージアム鳳翔館・・・9:00~17:00(受付16:45終了)
年中無休

【拝観料金・料金(要確認)】
個人
庭園・ミュージアム鳳翔館・・・大人600円、高校生・中学生400円、小学生300円
鳳凰堂内部・・・300円

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【平等院 歴史・簡単概要】

平等院(びょうどういん)は平安時代前期の859年(貞観元年)に第52代・嵯峨天皇(さがてんのう)の皇子で、光源氏(ひかるげんじ)のモデルとも言われている左大臣・源融(みなもとのとおる)が造営した別荘があった場所です。その後別荘は第57代・陽成天皇(ようぜいてんのう)、第59代・宇多天皇(うだてんのう)、第61代・朱雀天皇(すざくてんのう)を経て、第59代・宇多天皇の孫・源重信(みなもとのしげのぶ)に渡り、平安時代中期の998年(長徳4年)に関白・藤原道長(ふじわらのみちなが)が源重信の婦人から譲り受け、別荘・宇治殿(うじどの)になりました。1027年(万寿4年)に藤原道長が亡くなり、平等院は1052年(永承7年)に藤原道長の子で、関白・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が小野道風(おののとうふう)の孫で、天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)・園城寺(おんじょうじ・三井寺(みいでら))長吏だった明尊(みょうそん)を開山として、宇治殿の寝殿(しんでん)を本堂に改めて創建されました。ちなみに1052年(永承7年)は末法初年とされ、仏教の開祖・お釈迦様(おしゃかさま)の入滅後に徐々に正しい教法が衰滅するという末法思想が貴族などに広がっていました。1052年(永承7年)に本堂(金堂)が建立されたと言われ、翌1053年(天喜元年)に西方極楽浄土(ごくらくじょうど)を出現させたような鳳凰堂(ほうおうどう・阿弥陀堂(あみだどう))が建立され、仏師・定朝(じょうちょう)作の阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像が鳳凰堂に安置されました。平安時代後期に法華堂・多宝塔・宝蔵・五大堂・不動堂・泉殿・経蔵などが建立されたが、その後伽藍の多くが焼失したが、鳳凰堂は焼失を免れました。鎌倉時代前期(1185年~1274年)に観音堂が本堂跡に建立されたと言われています。南北朝時代の1336年(延元元年・建武3年)に楠木正成(くすのきまさしげ)と足利氏による兵火などにより、伽藍の多くが焼失したが、鳳凰堂だけが焼失を免れたと言われています。戦国時代の明応年間(1492年~1500年)に浄土宗(じょうどしゅう)の僧・栄久上人(えいくしょうにん)が平等院修復の為に塔頭(たっちゅう)・浄土院(じょうどいん)を建立したと言われています。江戸時代前期の1654年(承応3年)に住心院(じゅうしんいん)の僧が平等院に移り、塔頭・最勝院(さいしょういん)を建立しました。1681年(天和元年)に寺社奉行の裁定により、平等院は浄土宗の浄土院と天台宗(てんだいしゅう)の最勝院が共同で管理するようになりました。1698年(元禄11年)に宇治大火によって荒廃が進みました。1994年(平成6年)にユネスコの世界遺産に登録されました。
平等院は特定の宗派に属さない単立の寺院です。
*参考・・・平等院(アクセス・見どころ・拝観料・歴史・・・)ホームページ

【平等院 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】

平等院の見どころは十円硬貨のデザインに使われている鳳凰堂(国宝)・庭園(名勝・史跡)です。
●鳳凰堂は1053年(天喜元年)に藤原頼通が建立しました。鳳凰堂は西方極楽浄土の教主である阿弥陀如来坐像(国宝)を安置しています。鳳凰堂は中堂の大棟の南北両端に鳳凰が一対設置され、鳳凰堂の名称の由来になっています。
●庭園は平安時代後期に作庭されたと言われています。庭園は宇治川(うじがわ)や対岸の山々を借景とし、阿字池の中島に鳳凰堂が建てられている浄土式庭園です。庭園は平安時代の歌人・橘俊綱(たちばなのとしつな)が「今鏡(いまかがみ)」の中で当代きってのものと謳いました。
平等院見どころ(鳳凰堂・観音堂など)

国宝・・・鳳凰堂、木造阿弥陀如来坐像、木造雲中供養菩薩像、鳳凰堂中堂壁扉画、木造天蓋、鳳凰(鳳凰堂中堂旧棟飾)、梵鐘
重要文化財・・・観音堂、木造十一面観音立像、養林庵書院

【平等院 行事・イベント(要確認)】

●関白忌は例年3月2日に行われています。関白忌は1052年(永承7年)に平等院を創建した関白・藤原頼通を偲んで、藤原頼通の命日である3月2日(旧暦2月2日)に行われます。
●桜ライトアップは例年桜が見ごろを迎える3月下旬頃から4月上旬頃に行われています。庭園の阿字池周辺に植えられている桜や阿字池の中島に建立された鳳凰堂などがライトアップされます。
平等院桜ライトアップ
●紅葉ライトアップは例年紅葉が見ごろを迎える11月上旬頃から12月上旬頃に行われています。庭園の阿字池周辺に植えられているモミジや阿字池の中島に建立された鳳凰堂などがライトアップされます。
平等院紅葉ライトアップ

【平等院 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】

●桜の見ごろは例年3月下旬頃から4月上旬頃です。阿字池周辺などに染井吉野・枝垂桜など約30本の桜の木が植えられ、桜と鳳凰堂・阿字池などの光景が美しいと言われています。
*京都には多くの桜名所があり、その桜見ごろを下記リンクから確認できます。
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)
●藤の見ごろは例年4月下旬頃から5月上旬頃です。正門(表門)前・観音堂横・南門前の3ヶ所に藤棚があります。観音堂横には高さ約2メートル・約20メートル四方の藤棚に樹齢280年とも言われるナガフジの古木4本が植えられています。正門前にはだるま藤・白藤・野田藤の3種類の藤が植えられ、無料で楽しめます。
●紅葉の見ごろは例年11月中旬頃から下旬頃です。山内に約200本のモミジが分布し、紅葉と鳳凰堂・阿字池など光景が美しいと言われています。
*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2024(清水寺・東福寺・永観堂・・・)

【連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・0774-21-2861(平等院)

【備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
●集印所(朱印所)は南門近くにあります。集印所では御集印(御朱印)を授与しています。御集印には「鳳凰堂」・「阿弥陀如来」があります。平等院では拝観の証明として印を紡ぐという意味から「朱印」ではなく、「集印」を古くから使っています。また集印所では集印帖も授与しています。なおいずれも塔頭である浄土院・最勝院では集印所が不定期に開設されます。

【おすすめ散策ルート】
平等院からのおすすめ散策ルートは宇治川を渡り、宇治神社を経由し、宇治上神社に向かうルートです。宇治上神社は平等院と同じく世界遺産で、30分ほど散策すると2か所の世界遺産を回ることができます。ルート周辺には源氏物語の世界を感じることができる源氏物語ミュージアムもあり、楽しんでから散策してもいいかもしれません。平等院アクセスで京阪を使用する場合、宇治上神社を先に巡るのもおすすめです。

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