平等院蓮・室町椿・平等院見どころ(修学旅行)

平等院蓮・室町椿

●平等院蓮・室町椿は発掘調査で出土し、その後栽培されたものです。
●平等院蓮は1999年(平成11年)に阿字池(あじいけ)を発掘調査した際、江戸時代後期(約200年前)の地層から1粒出土したものです。2001年(平成13年)から毎年花を咲かせています。平等院蓮は平等院独自の品種で、つぼみは先端が赤いが、花が開くと真っ白になるのが特徴です。平等院蓮は例年6月下旬頃から8月上旬頃に見ごろを迎えます。平等院では平等院蓮の見ごろに合わせ、境内に浄台蓮(じょうだいれん)・漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)・金輪蓮(こんりんれん)などの蓮の鉢が置かれます。ただ一般的に蓮は早朝に開花し、午後に花びらが閉じるそうです。なお鳳凰堂(ほうおうどう)の本尊・阿弥陀如来坐像の後ろに描かれている仏後壁に蓮にそっくりな蓮の花びらが描かれています。
蓮はインド原産のハス科の多年性水生植物です。蓮は根茎に節が多く、秋に肥厚し、蓮根として食用にされます。蓮の花は睡蓮(すいれん)とともに蓮華(れんげ)と言われ、その名称は仏教とともに中国から伝来したとも言われています。蓮は日本最古の和歌集「万葉集(まんようしゅう)・奈良時代末期成立」にも記されています。なお蓮は夏に泥水の中から清浄な美しい花を咲かせることから仏の知恵や慈悲の象徴とされています。また蓮は泥より出でて、泥に染まらずと称され、清らかさや聖性の象徴ともされています。ちなみに極楽浄土の池には青・黄・赤・白の車輪のような大きな蓮の花が咲いていると言われているそうです。
鳳凰堂は平安時代後期の1053年(天喜元年)に平等院開基で、関白・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が建立しました。鳳凰堂は当方に面して建立され、阿字池(あじいけ)を隔てた西方に極楽浄土(ごくらくじょうど)があることを示しています。なお平安時代後期になるとお釈迦様の入滅から2,000年目以降に仏法が廃れるという末法思想(まっぽうしそう)が信じられるようになり、平等院が創建された1052年(永承7年)は末法元年に当たり、貴族らは極楽往生を願って西方極楽浄土の教主・阿弥陀如来(あみだにょらい)を祀る仏堂を盛んに建立しました。
●平等院椿は1997年(平成9年)に鳳凰堂の南背後の庭園を発掘調査した際、室町時代の地層から土器・瓦などとともに発見されたものです。室町椿は2003年(平成15年)に初めて開花しました。平等院椿は例年2月頃から3月頃に見ごろを迎えます。
椿はツバキ科ツバキ属の常緑樹です。椿は日本原産で、北海道などを除く日本各地に分布しています。椿は日本最古の和歌集「万葉集(まんようしゅう)・奈良時代末期成立」に9首見られ、近世に茶花として好まれ、多くの園芸品種が作られました。500以上の園芸品種があるそうです。なお椿は邪悪を祓うとも言われ、平安時代に長寿・招福・吉兆の木とされていたそうです。
平等院見どころ

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