平等院浄土院羅漢堂・平等院見どころ(修学旅行・観光)

平等院浄土院羅漢堂

●平等院浄土院羅漢堂は宇治市指定有形文化財に指定されています。
●平等院浄土院羅漢堂は棟札によると江戸時代前期の1640年(寛永17年)に茶師・星野道斎(ほしのどうさい)とその息子たちが宇治茶の発展を祈願して建立しました。羅漢堂は建立以来非公開だったが、堂内の白壁や仏像のクリーニングを機に2007年(平成19年)に一般公開されました。羅漢堂は本尊・宝冠釈迦如来坐像(ほうかんしゃかにょらいざぞう)と2体の脇侍(きょうじ)、そして十六羅漢像(じゅうろくらかんぞう)など合計21体の仏像を安置しています。なお羅漢堂は面積12平方メートルの鏡天井に黄土色などの顔料で彩色画の雲竜図が描かれています。
星野道斎は御物(ごもつ)茶師・星野宗以(ほしのそうじ)家の2代目です。星野道斎は禁裏(宮中)や東宮の御用を賜り、加賀前田家・越後牧野家・伊予松平家などと取引していました。なお星野道斎坐像は平等院に安置され、2014年(平成26年)年から2015年(平成27年)に修理されました。
十六羅漢は仏の教えを護り、伝えることのできる優れた僧侶に与えられた名前です。羅漢は最高の悟りを得て、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者です。十六羅漢は方位の四方八方を倍にした数で、あらゆる場所に羅漢がいることを意味するそうです。十六羅漢は賓度羅跋ら惰闍(びんどらばらだじゃ)・迦諾迦伐蹉(かなかばっさ)・迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだじゃ)・蘇頻陀(すびんだ)・諾距羅(なこら)・跋陀羅(ばだら)・迦理迦(かりか)・伐闍羅弗多羅(ばじゃらほたら)・戍博迦(じゅばか)・半託迦(はんたか)・ら怙羅(らごら)・那迦犀那(なかさいな)・因掲陀(いんがだ)・伐那婆斯(ばなばす)・阿氏多(あじた)・注荼半託迦(ちゅだはんたか)です。
雲龍図(雲竜図)は龍が仏法を守護する八部衆(はちぶしゅう)のひとつとされていることから法堂(はっとう)などの天井に描かれています。法堂は僧侶が経典の講義や説教などをする場で、雨を呼ぶ水神の龍が仏法の教えを雨のように降らすと言われています。また水神の龍が寺院を火から守るとの意味も込められていると言われています。
宇治茶は鎌倉時代から生産が始まり、室町時代に足利将軍家や室町幕府の有力武将が茶園を設けたことから栄えました。その後江戸時代に江戸幕府に宇治茶を献上するお茶壷道中が行われていました。なお宇治茶は静岡茶(しずおかちゃ)とともに日本二大茶、狭山茶(さやまちゃ)を加えて日本三大茶と言われています。
●平等院浄土院羅漢堂は高さ約5.5メートル・奥行き約3.0メートル・幅約4.0メートルで、入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。平等院は伽藍が和様(わよう)だが、羅漢堂は唯一禅宗様(ぜんしゅうよう)です。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。入母屋造は法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂・唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂に採用されています。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。なお本瓦葺は本葺き(ほんぶき)とも言われています。
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