平等院灯籠・平等院見どころ(修学旅行)

平等院灯籠

●平等院灯籠は鳳凰堂(ほうおうどう)前に一基だけ建立されています。灯籠は大きな火袋が吹き抜けになっており、鳳凰堂に安置されている本尊・阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像を照らし出し、礼拝を供養するものとも言われています。灯籠は高さ約2メートルの六角石燈籠で、基礎が平安時代末期、竿・中台・笠が鎌倉時代末期、火袋・宝珠が桃山時代頃、基台が近世頃に造られたとも言われています。なお灯籠は平等院型燈籠とも言われています。
一般的に燈籠(灯籠)は灯火を灯す器具です。燈籠は寺院で仏像に清浄な灯りを献じる為に仏像を安置する本堂などの堂塔の前に建立されています。燈籠は仏教とともに渡来し、寺院の創建が盛んになった奈良時代から多く造られるようになりました。古代寺院では伽藍の中軸線上に1基建立されるのが通例でした。燈籠は宝珠(ほうじゅ・擬宝珠(ぎぼうしゅ))・笠(かさ)・火袋( ひぶくろ)・中台(ちゆうだい)・竿(さお)・基礎などから構成され、火袋に灯火が灯されます。燈籠にはその形から春日(かすが)・雪見(ゆきみ)・岬(みさき)・織部(おりべ)・遠州(えんりゅう)・道成寺(どうじょうじ)・キリシタンなどの種類があります。なお当麻寺(たいまでら)の石灯籠(重要文化財)は白鳳時代(645年(大化元年)~710年(和銅3年))に造られ、日本最古の石灯籠とも言われています。
阿弥陀如来坐像は平安時代後期の1053年(天喜元年)に造仏されました。阿弥陀如来坐像は寄木造技法の完成者とされる仏師・定朝(じょうちょう)作と唯一確証がある仏像です。阿弥陀如来坐像は円満な面相で、浅く流れる衣文など優美で温和な像容が「仏の本様」と称され、定朝様(じょうちょうよう)とも言われました。阿弥陀如来坐像は像高約277.2センチの木造で、寄木造漆箔です。なお像内納入品である木板梵字阿弥陀大小呪月輪(もくはんぼんじあみだだいしょうじゅがちりん)と木造蓮台は国宝の附(つけたり)に指定されています。
鳳凰堂は平安時代後期の1053年(天喜元年)に平等院開基で、関白・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が建立しました。鳳凰堂は当方に面して建立され、阿字池(あじいけ)を隔てた西方に極楽浄土(ごくらくじょうど)があることを示しています。なお平安時代後期になるとお釈迦様の入滅から2,000年目以降に仏法が廃れるという末法思想(まっぽうしそう)が信じられるようになり、平等院が創建された1052年(永承7年)は末法元年に当たり、貴族らは極楽往生を願って西方極楽浄土の教主・阿弥陀如来(あみだにょらい)を祀る仏堂を盛んに建立しました。
平等院見どころ

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