知恩院方丈庭園・知恩院見どころ

知恩院方丈庭園

●知恩院方丈庭園は京都市指定名勝です。
●知恩院方丈庭園は江戸時代初期に小堀遠州(こぼりえんしゅう)とゆかりがある僧・玉淵(ぎょくえん・玉淵坊(ぎょくえんぼう))が作庭したと言われています。知恩院方丈庭園は東山を借景にした池泉回遊式庭園で、北庭と南庭に分かれます。
玉淵(玉淵坊)は江戸時代初期の日蓮宗(にちれんしゅう・法華宗(ほっけしゅう))の僧で、本門法華宗の大本山・妙蓮寺(みょうれんじ)に属していました。また作庭家で、小堀遠州の異母弟・小堀正春の作庭に協力したと言われています。玉淵は大阪府高槻市・普門寺(ふもんじ)の観音補陀落山(かんのんふだらくさん)の庭(国の名勝)を作庭したり、桂離宮(かつらりきゅう)の庭園の作庭にも関与したりしたとも言われています。また玉淵の系譜を引く僧侶が妙蓮寺山内の塔頭の庭園を作庭したとも言われています。
池泉回遊式庭園は大きな池を中心に築山や池の中に小島・橋・名石などを配し、池の周囲に設けられた園路を回遊して鑑賞します。池泉回遊式庭園では休憩所・展望所・茶亭・東屋なども設けられます。なお回遊式庭園は室町時代に禅宗寺院、江戸時代に大名によって多く作庭され、日本庭園の集大成とも位置付けられています。
●知恩院方丈庭園は鎌倉時代に描かれた仏画で、早来迎(はやらいこう)とも言われる絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図(国宝)に因んで、二十五菩薩の庭とも言われています。絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図は高くそびえ立つ山岳に沿って、観音菩薩(かんのんぼさつ)・勢至菩薩(せいしぼさつ)を先頭に阿弥陀如来(あみだにょらい)と諸菩薩が念仏行者のもとに急ぎ来迎する様が描かれています。上品上生(じょうぼんじょうしょう)の来迎を表しているそうです。
二十五菩薩は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・薬王菩薩(やくおうぼさつ)・大勢至菩薩(だいせいしぼさつ)・薬上菩薩(やくじょうぼさつ)・普賢菩薩(ふげんぼさつ)・陀羅尼菩薩(だらにぼさつ)・法自在王菩薩(ほうじざいおうぼさつ)・白象王菩薩(びゃくぞうおうぼさつ)・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)・徳蔵菩薩(とくぞうぼさつ)・宝蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)・金蔵菩薩(こんぞうぼさつ)・光明王菩薩(こうみょうおうぼさつ)・山海恵菩薩(さんかいえぼさつ)・金剛蔵菩薩(こんごうぞうぼさつ)・華厳菩薩(けごんぼさつ)・日照王菩薩(にっしょうおうぼさつ)・衆宝王菩薩(しゅうほうおうぼさつ)・月光王菩薩(がっこうおうぼさつ)・三昧菩薩(ざんまいぼさつ)・獅子吼菩薩(ししくぼさつ)・大威徳菩薩(だいいとくぼさつ)・定自在王菩薩(じょうじざいおうぼさつ)・大自在王菩薩(だいじざいおうぼさつ)・無辺身菩薩(むへんしんぼさつ)です。
知恩院見どころ

ページ上部へ戻る