京都涼を感じるイベント(鴨川納涼床・・・)

京都涼を感じるイベント
真夏の京都で涼を感じるイベントも京都の風物詩です。涼を感じるイベントには保津川下り・鴨川納涼床・貴船川床・高雄川床・嵐山の鵜飼・宇治川の鵜飼・嵯峨野トロッコ列車などがあります。京都を流れる川や山などの自然を生かしたり、日没後に涼を感じるものです。
【京都涼を感じるイベント 概要】
京都で涼を感じるイベントでは保津川(桂川)など川を使ったイベントが多いかもしれません。嵯峨野トロッコ列車と保津川下りなら比較的簡単にはしごすることができます。ちなみに嵐山側の起点となるトロッコ嵯峨駅には保津川下りのチケット売り場も併設されています。なお嵐山方面から峨野トロッコ列車と保津川下りをはしごすれば、嵐山に戻ってくる為、更に嵐山の鵜飼もはしごすることができます。(期間要注意)
【京都涼を感じるイベント マップ・地図】
【京都涼を感じるイベント 保津川下り】
保津川下り(ほづがわくだり)は通年で運航されています。3月10日から11月30日までは定期乗合船、12月1日から3月9日までの冬季期間はお座敷暖房船(定期乗合船)が運航されます。保津川下りは丹波亀岡から嵐山間を流れる保津川(保津峡)の渓流約16キロを約2時間掛けて舟下りします。ただ暴風雨や増水の場合には中止されることがあります。保津川下りではJR亀岡駅近くにある保津橋の乗船場から船に乗船し、烏帽子岩・鎧岩・かえる岩・ライオン岩などの巨岩巨石や大高瀬・二股の瀬・殿の漁場・女渕などが連なる保津峡の渓谷美を楽しみながら嵐山に向かいます。
保津川下り・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 鴨川納涼床】
鴨川納涼床(かもがわのうりょうゆか)・川床(かわどこ)は5月1日から9月30日まで行われます。ただ食中毒予防の為、昼間の昼床は5月と9月だけ行われています。鴨川納涼床では二条大橋から五条大橋までの鴨川右岸(西側)を流れる禊川(みそそぎがわ)の上に京料理などの店舗約90軒が立ち並びます。なお鴨川納涼床は安土桃山時代に関白・豊臣秀吉が三条橋・五条橋を架け替えたことにより、鴨川が見世物や物売りで賑わい、商人が見物席を設けたり、茶店を出したりしたのが起源と言われています。
鴨川納涼床・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 貴船川床】
貴船川床(きぶねがわどこ・きふねかわどこ)は5月1日から9月30日まで行われます。貴船川床では叡山電鉄鞍馬線の貴船口駅から貴船神社までの貴船川の上に京料理などの店舗約20軒が立ち並びます。なお貴船は京都市左京区にある標高約700メートルの貴船山山麓一帯です。貴船には老杉が生い茂り、貴船川が流れ、水を司る貴船神社が鎮座しています。貴船は鞍馬と合わせて、京都の奥座敷とも言われています。
貴船川床・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 高雄川床】
高雄川床(たかおわどこ)は4月上旬から11月下旬まで行われます。ただ夜間営業は6月上旬から9月下旬までです。高雄川床ではもみぢ家・もみぢ家別館・高雄観光ホテル・高雄錦水亭・指月亭などが京料理などを出しています。なお高雄(高尾)は隣接する栂尾(とがのお)・槙尾(まきのお)と合わせて、三尾(さんび)と言われる紅葉の名所です。また高雄には清滝川が流れ、その渓谷美も観光名所になっています。
高雄川床・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 嵐山の鵜飼】
嵐山の鵜飼(うかい)は7月1日から9月下旬頃まで行われています。ただ鵜飼は大雨・増水・強風の場合、中止になることがあります。なお嵐山の鵜飼は千年以上前の平安時代には既に行われていたと言われています。平安時代初期の貴族で、六歌仙の一人に数えられ、「伊勢物語」の主人公とも言われている在原業平(ありわらのなりひら)は「大堰川 うかべる舟の かがり火に をぐらの山も 名のみなりけり」と詠んでいます。
嵐山の鵜飼・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 宇治川の鵜飼】
宇治川の鵜飼(うかい)は7月1日から9月30日まで行われています。ただ鵜飼は悪天候の場合や天ヶ瀬ダムの放流による増水の場合、中止になることがあります。なお宇治川の鵜飼は平安時代には既に行われていました。971年(天禄2年)本朝三美人の一人で、中古三十六歌仙にも数えられた藤原道綱(ふじわらのみちつな)の母が奈良・長谷寺に参詣した際、川岸から篝火を焚いて夜通し鮎を獲っている鵜飼を見物したことが「蜻蛉日記(かげろうにっき)」に記されているそうです。
宇治川の鵜飼・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 嵯峨野トロッコ列車】
嵯峨野トロッコ列車(さがのトロッコれっしゃ)は冬季休業(12月末~2月末)を除き、毎日運行されています。嵯峨野トロッコ列車はJR山陰本線(JR嵯峨野線)の電化・複線化に伴い、1991年(平成3年)保津峡沿いのJR山陰本線・旧線を使って、トロッコ列車をトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで運行しています。なおトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの距離は約7.3キロで、途中にトロッコ嵐山駅・トロッコ保津峡駅があります。トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの所要時間は約23分で、トロッコ亀岡駅からトロッコ嵯峨駅までの所要時間は約26分です。
嵯峨野トロッコ列車・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 伏見十石舟・三十石船】
伏見十石舟は3月下旬頃から12月下旬頃、三十石船は4月・5月・11月・11月に運航されています。(運休日あり)十石舟は長建寺の東側にある十石舟乗船場、三十石船は寺田屋の南側にある寺田屋浜乗船場から乗船し、三栖閘門で下船して見学し、その後寺田屋浜乗船場に戻ります。
伏見十石舟・三十石船・京都涼を感じるイベント
【京都涼を感じるイベント 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。