大覚寺見どころ-修学旅行・観光ポイントまとめ

大覚寺見どころ

大覚寺見どころ

大覚寺見どころを解説しています。修学旅行・観光に役立つ簡単まとめを提供。大覚寺で見逃せない正寝殿(重文)・宸殿(重文)・大沢池(名勝)を解説しています。大覚寺有数の見どころである正寝殿の御冠の間ではかつて南北朝媾和会議が行われたとも言われ、南北朝講和の間と言われています。(大覚寺見どころ下記参照)

【大覚寺 歴史・簡単概要】
大覚寺(だいかくじ)とは平安時代初期に第52代・嵯峨天皇(さがてんのう)が造営した離宮・嵯峨院(さがいん)があった場所です。嵯峨院では真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が嵯峨天皇の信任を得て、空海が自ら刻んだと言われている五大明王(ごだいみょうおう)を安置する堂を建立して修法を行いました。大覚寺は876年(貞観18年)に第52代・嵯峨天皇の皇女で、第53代・淳和天皇(じゅんなてんのう)の皇后・正子内親王(まさこないしんのう)が淳和天皇の第2皇子・恒寂入道親王(ごうじゃくにゅうどうしんのう・恒貞親王(つねさだしんのう))を大覚寺開山として離宮を寺院に改めて門跡(もんぜき)寺院になり、第56代・清和天皇(せいわてんのう)から寺号・大覚寺を賜ったと言われています。
大覚寺歴史(起源・・・)

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【大覚寺-正寝殿・見どころ】 ★★★修学旅行
正寝殿(しょうしんでん)は見逃せない重要文化財です。正寝殿は客殿(対面所)です。正寝殿には御冠(おかんむり)の間・剣璽(けんじ)の間・紅葉の間・竹の間・雪の間・鷹(たか)の間・山水の間・聖人の間・賢人(けんじん)の間・狭屋(さや) の間など大小12の部屋があります。御冠の間(上段の間)では南北朝媾和会議が行われたとも言われ、南北朝講和の間とも言われています。正寝殿は安土桃山時代から江戸時代初期の1573年(天正元年)~1614年(慶長19年)に建立されました。なお正寝殿は檜皮葺(ひわだぶき)の入母屋造(いりもやづくり)です。
(正寝殿・ポイント)
●正寝殿は桁行正面七間・背面八間・梁間四間です。
●正寝殿には安土桃山時代から江戸時代初期の絵師・狩野山楽(かのうさんらく)と江戸時代中期の絵師・渡辺始興(わたなべしこう)が描いた障壁画(しょうへきが)があります。
●御冠の間の名称は鎌倉時代後期に後宇多法皇(第91代・後宇多天皇(ごうだてんのう))が院政を行った際に御冠を傍らに置いて執務を行ったことに由来しています。
正寝殿(歴史概略・特徴・・・)

【大覚寺-宸殿・見どころ】 ★★★修学旅行
宸殿(しんでん)は見逃せない重要文化財です。宸殿は妻飾り(つまかざり)・破風板(はふいた)・天井などに装飾が施され、周囲に鴬張り(うぐいすばり)の広縁が巡らせられ、牡丹(ぼたん)の間・柳松の間・紅梅の間・鶴(つる)の間に分かれています。宸殿の前には右近の橘(たちばな)と左近の梅があります。宸殿は江戸時代前期の1619年(元和5年)に第108代・後水尾天皇(ごみずのおてんのう)から中宮・東福門院(とうふくもんいん・徳川和子(とくがわまさこ))の女御御殿(にょうごごてん)を賜って建立されました。なお宸殿は檜皮葺の入母屋造です。
(宸殿・ポイント)
●宸殿は桁行約20.0メートル・梁間約13.6メートルです。
●宸殿には安土桃山時代から江戸時代初期の絵師・狩野山楽が描いた障壁画があります。
●宸殿は広縁が折れ曲げられたり、天井が低かったり、また欄干(らんかん)はかつては取り外せて武器にもなったとも言われています。
宸殿(歴史概略・特徴・・・)

【大覚寺-御影堂・見どころ】
御影堂(みえどう・心経前殿)は心経殿の前殿です。御影堂は心経殿を拝する為に内陣正面は開けられています。御影堂は1925年(大正14年)に第123代・大正天皇の即位式に造営された饗応殿(きょうおうでん)を後宇多法皇(第91代・後宇多天皇)600回忌に移して建立されました。なお御影堂は桟瓦葺(さんがわらぶき)の入母屋造です。
(御影堂・ポイント)
●御影堂は内陣にゆかりがある大覚寺開基である嵯峨天皇像・後宇多法皇像・恒寂法親王(じゃくほっしんのう )像・弘法大師像を安置しています。

【大覚寺-五大堂・見どころ】 ★修学旅行
見逃せない五大堂(ごだいどう)は本堂です。五大堂は第52代・嵯峨天皇が天下泰平(てんかたいへい)・五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈念して建立したのが起源です。五大堂は御影堂が移された際に現在の場所に移りました。観月台(かんげつだい・濡れ縁(ぬれえん) )からは大沢池を見ることができます。五大堂は江戸時代後期の天明年間(1781年~1789年)に再建されました。なお五大堂は瓦葺の入母屋造です。
(五大堂・ポイント)
●五大堂はかつて鎌倉時代に造仏された大覚寺の本尊・五大明王(ごだいみょうおう)像が安置していたが、現在は1975年(昭和50年)に仏師・松久朋琳(まつひさ ほうりん)、仏師・松久宗琳(まつひさ そうりん)親子が造仏した本尊・五大明王像を安置しています。なお五大明王像は収蔵庫に移されました。
●五大堂は正面中央が板唐戸(いたからど)、両脇各二間が蔀戸(しとみど)になっています。

【大覚寺-勅使門・見どころ】 ★修学旅行
勅使門(ちょくしもん)は四脚門(しきゃくもん)です。勅使門は本来皇室関係者にしか開けられないが、華道・嵯峨御流(さがごりゅう)の数年に一度の献花式や愛宕神社(あたごじんじゃ)と野宮神社(ののみやじんじゃ)の祭礼・嵯峨祭の際などには開けられると言われています。勅使門は江戸時代後期の嘉永年間(1848年~1855年)に再建されました。なお勅使門は銅板葺(どうばんぶき)の切妻造(きりづまづくり)です。
(勅使門・ポイント)
●勅使門は江戸(東京)に向かう有栖川宮慈性門跡(ありすがわのみやじしょうもんぜき)が何度も振り返られたことからおなごりの門とも言われています。
●勅使門には鍍金(めっき)の飾り装飾が施された大きな菊の御紋があります。

【大覚寺-勅封心経殿・見どころ】
勅封心経殿(ちょくふうしんぎょうでん)は奈良・法隆寺(ほうりゅうじ)の国宝・夢殿(ゆめどの)を模した八角堂(はっかくどう)です。勅封心経殿は60年に一度開扉(かいひ)されます。勅封心経殿は1925年(大正14年)に再建されました。なお勅封心経殿は鋼板葺(こうはんぶき)・銅板葺です。
(勅封心経殿・ポイント)
●勅封心経殿には大覚寺開基である第52代・嵯峨天皇、北朝第4代・後光厳天皇(ごこうごんてんのう)、第102代・後花園天皇(ごはなぞのてんのう)、第105代・後奈良天皇(ごならてんのう)、第106代・正親町天皇(おおぎまちてんのう)、第119代・光格天皇(こうかくてんのう)の宸翰勅封(しんかんちょくふう)般若心経(はんにゃしんぎょう)を奉安しています。
●勅封心経殿は薬師如来(やくしにょらい)像も安置されています。

【大覚寺-心経宝塔・見どころ】 ★★修学旅行
心経宝塔(しんぎょうほうとう)は大沢池の畔にあります。心経宝塔の基壇には如意宝珠(にょいほうじゅ)を納めた真珠の小塔があります。心経宝塔は1967(昭和42年)に嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立されました。
(心経宝塔・ポイント)
●心経宝塔は弘法大師像を安置しています。

【大覚寺-安井堂・見どころ】
安井堂(やすいどう)は1871年(明治4年)に蓮華光院(れんげこういん・安井門跡)の御影堂を移したものです。なお蓮華光院は明治維新後の神仏分離によって廃寺になり、安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう・安井神社)だけが残りました。
(安井堂・ポイント)
●安井堂は内陣の格天井鏡板に花鳥などが描かれ、内々陣の鏡天井に雲龍が描かれています。

【大覚寺-霊明殿・見どころ】
霊明殿(れいめいでん)は縁板まで含めて総朱塗りです。霊明殿は1958年(昭和33年)に門跡・草繋全宜(くさなぎぜんぎ)が1928年(昭和3年)に第30代内閣総理大臣・斎藤実(さいとうまこと)が創建した東京中野区・日仏寺の本堂を移して建立されました。
(霊明殿・ポイント)
●霊明殿は阿弥陀如来を祀っています。

【大覚寺-明智陣屋・見どころ】
明智陣屋は宸殿の西にあります。明智陣屋は江戸時代に明智光秀(あけちみつひで)の居城だった亀山城(かめやまじょう)の一部を明智門とともに移したとも言われています。なお明智陣屋は本瓦葺の切妻造です。
(明智陣屋・ポイント)
●明智陣屋近くの明智門は本瓦葺の切妻造です。

【大覚寺-村雨の廊下・見どころ】 ★修学旅行
村雨の廊下(むらさめのろうか)は宸殿・御影堂などの諸堂を繋ぐ廊下です。柱を雨、直角に折れ曲がった廊下を稲光に例え、村雨の廊下と言われています。村雨の廊下は鴬張りで、刀や槍を振り上げられないように天井が低くなっています。

【大覚寺-五社明神・見どころ】
五社明神(ごしゃみょうじん)は大沢池近くにあります。五社明神は大覚寺の鎮守です。五社明神は弘法大師・空海が離宮・嵯峨院の鎮守社として勧請したとも言われています。
(五社明神・ポイント)
●五社明神には豊受大神(とようけのおおかみ)などが祀られています。

【大覚寺-大沢池・見どころ】 ★★★修学旅行
大沢池は見逃せない国の名勝(1922年(大正11年)3月8日指定)です。大沢池は池泉舟遊式庭園(林泉式庭園)です。大沢池は814年(弘仁5年)頃に第52代・嵯峨天皇が中国・洞庭湖(どうていこ)を模して築造したとも言われています。大沢池は周囲約1キロの日本最古の人工の庭池と言われています。作庭者は絵師・巨勢金岡(こせのかなおか)とも、貴族で、画家だった百済河成(くだらのかわなり)とも言われています。
(大沢池・ポイント)
●大沢池は奈良の猿沢池(さるさわいけ)・滋賀の石山寺(いしやまでら)とともに三大名月鑑賞地とされています。
大沢池(歴史概略・特徴・・・)

【大覚寺-天神島・菊ヶ島・庭湖石・見どころ】
天神島(てんじんじま)・菊ヶ島(きくがしま)・庭湖石(ていこせき)は大沢池の中にあります。天神島・菊ヶ島・庭湖石の二島一石の配置はいけばな嵯峨御流(さがごりゅう)の基本型に通じています。
(天神島・菊ヶ島・庭湖石・ポイント)
●いけばな嵯峨御流は第52代・嵯峨天皇を起源とします。第52代・嵯峨天皇は大沢池での舟遊びの際、菊ヶ島の野菊を瓶に挿して生け花を行い、「爾今、花を賞ずる者はこれを範とする」と言ったとされています。

【大覚寺-名古曽滝跡・見どころ】
名古曽滝跡(なこそのたきあと)は大沢池とともに名勝です。名古曽滝跡は京都市内に現存する最古の庭園の遺構と言われています。名古曽滝跡は「今昔物語(こんじゃくものがたり)平安時代末期成立」によると百済河成が作庭したとも言われています。なお名古曽滝跡は1999年(平成11年)に復元が完了しました。
(名古曽滝跡・ポイント)
●名古曽滝は平安時代の離宮・嵯峨院の滝殿庭園内にありました。

【大覚寺-放生池・見どころ】
放生池(ほうじょうち)は大沢池近くにあり、その周りに五社明神・護摩堂・閼伽堂・心経宝塔などが建立されています。放生池は大沢池と湾曲した細い堤で隔てられているが、大沢池に水を流しています。

【大覚寺-望雲亭・見どころ】
望雲亭(ぼううんてい)は大沢池近くにあります。望雲亭には有栖川宮家(ありすがわのみやけ)から賜った家具が使用されています。望雲亭は明治時代に裏千家のはからいによって造営されたが、1973年(昭和48年)の火災によって焼失し、1975年(昭和50年)に寺号勅許1100年の記念事業として再建されました。

【大覚寺-霊宝館・見どころ】
霊宝館(れいほうかん)は所蔵する文化財を収蔵・展示しています。霊宝館は1968年(昭和43年)に勅封心経御写経1150年記念事業として建設されました。なお霊宝館は通常は非公開だが、春や秋などに特別公開されています。かつて秋季名宝展で重要文化財である太刀・膝丸(薄緑)が展示・公開されたことがありました。

【大覚寺-紅葉・見どころ】
大覚寺は紅葉の名所です。大沢池を含む広大な山内にカエデなどが植えられています。紅葉は例年11月中旬頃から11月下旬頃に見ごろを迎えます。なお紅葉が見ごろを迎える時期にライトアップ・真紅の水鏡が行われています。
大覚寺紅葉ライトアップ

【大覚寺-桜・見どころ】
大覚寺は桜の名所です。勅使門前の枝垂桜・染井吉野・山桜など約500本の桜の木が植えられています。桜は例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。
大覚寺桜見ごろ

【大覚寺-梅・見どころ】
大覚寺は梅の名所です。大沢池の北側にある嵯峨の梅林に約170本の梅の木が植えられています。梅は例年3月上旬頃から3月中旬頃に見ごろを迎えます。なお宸殿前には左近の梅が植えられています。

【大覚寺-華道祭・見どころ】
毎年に華道祭(かどうさい)が行われています。華道祭では嵯峨天皇奉献華法会・華供養写経奉納・舞楽奉納・いけばな体験なども行われます。華道祭はいけばな嵯峨御流の最大の行事と言われています。なお華道祭は生け花発祥の寺で、いけばな嵯峨御流の総司所(家元)であることに由来しています。
大覚寺華道祭

【大覚寺-嵯峨菊展・見どころ】
毎年11月に嵯峨菊展(さがぎくてん)が行われています。嵯峨菊展では日本三大名菊(江戸菊・肥後菊)のひとつに数えられ、門外不出とされている嵯峨菊が一般公開されます。なお嵯峨菊は大沢池の菊ヶ島に自生していた野菊を王朝の気品ある感覚により、永年に渡って品種改良してきたものです。
大覚寺嵯峨菊展

【大覚寺-覚勝院・見どころ】
覚勝院(かくしょういん)は大覚寺の塔頭(はっちゅう)です。覚勝院は正平年間(1346年~1370年)に摂政・関白の子息が出家し、法皇の法流を継承する院家の住坊として建立されました。1711年(宝永8年)に江戸幕府6代将軍・徳川家宣の寄進によって本堂が建立されました。なお覚勝院ではかつて聖天様の大根供養(大根焚き)が行われていました。
塔頭・覚勝院(アクセス・・・)

【大覚寺-祇王寺・見どころ】
祇王寺(ぎおうじ)は真言宗の尼寺です。祇王寺は平安時代に平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王(妓王)と仏御前が出家の為に入寺したとも言われています。また浄土宗の開祖・法然上人の門弟・良鎮が創建した往生院があった場所とも言われています。なお祇王寺とのお得な共通拝観券があります。
祇王寺(アクセス・・・)

【大覚寺見どころ 備考(参考リンク)】
*参考・・・京都・大覚寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ

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