祇園祭ときゅうり(胡瓜)・はも(鱧)

祇園祭ときゅうり(胡瓜)・はも(鱧)
祇園祭ときゅうり(胡瓜)・はも(鱧)の関係を紹介しています。きゅうりは祇園祭期間中、祇園祭関係者や氏子は恐れ多いということから口にしないと言われています。はもは祇園祭時期に旬を迎え、はも料理でもてなしたことから祇園祭は鱧祭と言われています。
【祇園祭2026 日程】
祇園祭2026は2026年(令和8年)7月1日(水曜日)の吉符入から2026年(令和8年)7月31日(金曜日)の疫神社の夏越祭までの1ヶ月に渡って行われます。
祇園祭2026日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)
【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑(しんせんえん)に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れ(けがれ)を祓い、薬師如来(やくしにょらい)の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散(びょうまたいさん)を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。
【きゅうり(胡瓜)】
きゅうりは輪切りにした断面が八坂神社の神紋「五瓜に唐花(ごかにからはな)」に似ている為、祇園祭関係者や八坂神社の氏子は祇園祭が行われる7月中は恐れ多いということから口にしないと言われています。ちなみに輪切りにすると神紋「五瓜に唐花」に似るが、細長く縦に切ると神紋に似ないことから縦に切って食べるというような笑い話のような話もあるそうです。江戸時代(1603年~1868年)中期の1712年(正徳2年)に編纂された「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」には「祇園神 胡瓜の社地に入る事を禁ず。産土(うぶすな)の人 これを食ふ事を忌む」と記され、八坂神社の境内はきゅうりの持ち込み禁止で、八坂神社の氏子は食べることを忌み嫌ったと記されています。
●きゅうり(キュウリ)はインド・ヒマラヤ山麓原産のウリ科の蔓性(つるせい)の一年草です。日本にはインドから中国を経て古来に伝わり、平安時代(794年~1185年)中期に書かれた「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に記されているそうです。きゅうりは茎から伸びた巻きひげで絡み付き、実が熟すと緑色から黄褐色になります。きゅうりは果菜類の中で最も生産されている野菜のひとつで、サラダ・漬物・なますなどで食べられています。きゅうりは90%以上が水分で、体を冷やす働きがあるとされ、夏場に暑気払いに食べられることも多いそうです。
●八坂神社には2つの神紋があります。ひとつが上記に紹介した「五瓜に唐花」で、もうひとつが「左三つ巴(ひだりみつどもえ)」です。ちなみに「五瓜に唐花」はきゅうりだけでなく、織田信長(おだのぶなが)家の家紋「織田瓜」にも似ていると言われています。「五瓜に唐花」や「織田瓜」は木瓜紋(もっこうもん)に分類され、藤紋・片喰紋・鷹の羽紋・桐紋とともに五大紋とも言われているそうです。
【はも(鱧)】
はも(鱧)は祇園祭が行われる7月頃に瀬戸内海産のものが旬を迎え、はも料理でもてなしたことから祇園祭は別名・鱧祭(はも祭り)とも言われています。はもは梅雨の水を飲んで大きくなり、美味しくなるとも言われているそうです。かつて京都では海で獲れた活魚を食べることが難しかったが、生命力が強いはもだけは活きたまま京都に運ぶことができました。その為京都でははもが重宝され、小骨が多いはもを1センチに7、8回切り目を入れるはもの骨きりの調理法も生まれたそうです。
●はもはウナギ目・ハモ科の海水魚です。はもの名称は食む(はむ)に由来するとも、歯持ちに由来するとも言われています。はもは祇園祭だけでなく、大阪府大阪市・大阪天満宮の天神祭でもよく食べられる習慣があるそうです。なおはもはうなぎなどのウナギ目の魚類と同じように血液中に有毒なイクシオトキシンを含むが、加熱することで失活させることができるそうです。
●はも道中は7月上旬頃に行われています。はも道中ではかつて御食国(みけつくに)と言われた淡路島から宮中にはもを献上していたことに因んで行われているそうです。はもの奉納は2009年(平成21年)から淡路島観光協会が主催して行われています。なおはも道中では八坂神社から四条通を木桶に入れた鱧・人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)の人形・クイーン淡路・島原の葵太夫などが練り歩き、その後八坂神社に鱧を奉納します。ちなみにはも道中では八坂神社ではもの骨きりの実演が行われたり、淡路島の郷土料理・はもすきが振舞われたりします。(要確認)
祇園祭はも道中
【祇園祭ときゅうり(胡瓜)・はも(鱧) 備考】
祇園祭期間中はきゅうりを食べないという風習は現在も一部で頑として守られているようだが、一般の観光客はあまり気にすることなく、京料理を味わった方がいいかもしれません。
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