祇王寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)紅葉名所

祇王寺
祇王寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。祇王寺は平安時代の平家の栄華と没落を描いた「平家物語(鎌倉時代成立)」にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより、都を追われて母と妹(祇女)とともに出家・入寺した尼寺として知られています。
【祇王寺 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂32
最寄り駅・バス停・・・嵯峨釈迦堂前(徒歩約15分)、嵯峨小学校前(徒歩約17分)、嵯峨嵐山駅(徒歩約20分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から祇王寺は28系統(D3乗り場)
*四条烏丸からは91系統
路線・時刻表・運賃チェック
*JR嵯峨野線の場合、最寄り駅は嵯峨嵐山駅(徒歩約20分)
*嵐電(京福電鉄)嵐山線の場合、最寄り駅は嵐山駅(徒歩約20分)
【祇王寺 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~17:00 受付16:30終了
【祇王寺 拝観料金・料金(要確認)】
大人300円、小人(小学生のみ)100円
なお大覚寺(500円)・祇王寺(300円)の2カ寺共通拝観券は600円になります。
【祇王寺 歴史・簡単概要】
祇王寺(ぎおうじ)・高松山往生院祇王寺は平安時代(794年~1185年)後期に浄土宗(じょうどしゅう)の宗祖・法然上人(ほうねんしょうにん)の門弟・念仏房良鎮(ねんぶつぼうりょうちん)が創建した浄土宗の往生院(じょうじゅいん)が起源とも言われています。平安時代後期に「平家物語(へいけものがたり)」・「源平盛衰記(げんぺいすうせいき)」によると平清盛(たいらのきよもり)は21歳の白拍子(しらびょうし)・祇王(ぎおう・妓王)を寵愛していたが、17歳の若い仏御前(ほとけごぜん)が現れると心変わりし、祇王は都を追われ、19歳の妹・祇女(ぎじょ)と45歳の母・刀自(とじ)とともに往生院に入寺して出家したと言われています。その後同じ運命と悟った仏御前も入寺し、4人で念仏三昧の余生を送ったという話が残されています。鎌倉時代(1185年~1333年)以降に徐々に衰退し、鎌倉時代末期に祇王・祇女の木像が造られたとも言われています。1868年(明治元年)に一時廃寺になり、旧地頭・大覚寺(だいかくじ)が残された墓や仏像を管理し、真言宗(しんごんしゅう)に改められました。大覚寺47世門跡・楠玉諦師(くすのきぎょくたい )が再建計画を立て、日本最後の文人と謳われる文人画家・富岡鉄斎(とみおかてっさい)らの尽力により、1895年(明治28年)に元京都府知事・北垣国道(きたがきくにみち)が別荘一棟を寄付し、寺院に改められて再興されました。寺号はこの地にゆかりがある祇王から祇王寺とされ、大覚寺の境外塔頭(けいがいたっちゅう)になりました。なお祇王寺は大日如来(だいにちにょらい)を本尊として安置しています。
祇王寺は真言宗大覚寺派の尼寺です。
*参考・・・祇王寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【祇王寺 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
祇王寺の見どころは苔の庭や「虹の窓」と言われている草庵の控えの間にある大きな吉野窓です。また祇王寺は紅葉の名所の為、秋に訪れてもいいかもしれません。
【祇王寺 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●紅葉見ごろは例年11月中旬頃から11月下旬頃です。カエデと竹林に囲まれ、徐々に緑の苔に覆われた苔の庭に真っ赤なじゅうたんを織り成すように赤い紅葉が降り積もる光景が美しいと言われています。
祇王寺紅葉見ごろ
*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2025(清水寺・東福寺・永観堂・・・)
【祇王寺 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・+81-75-861-3574
【祇王寺 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
大覚寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報
【祇王寺 おすすめ散策ルート】
祇王寺からのおすすめ散策ルートは二尊院・常寂光寺・野宮神社を経由し、世界遺産である天龍寺・嵐山・渡月橋に向かうルートです。ルートの周辺には落柿舎・竹林の道(竹林の小径)などもあり、京都観光・旅行を楽しむことができます。なお祇王寺と少し離れた大覚寺では2カ寺共通拝観券を出している為、大覚寺まで散策するのもいいかもしれません。大覚寺は時代劇の撮影に使われ、見覚えの方も多いはずです。