京都五重塔・三重塔(東寺・醍醐寺・・・)

東寺見どころ(To-ji Temple) 

京都五重塔・三重塔

京都には東寺(教王護国寺)の五重塔・醍醐寺の五重塔・仁和寺の五重塔・八坂の塔など4つの有名な五重塔があります。東寺・醍醐寺・仁和寺はいずれも世界遺産です。なお京都には五重塔以外にも清水寺や金戒光明寺などに三重塔もあります。

【東寺 五重塔】
五重塔は国宝です。五重塔は高さ約55メートルで、国内の塔の中で最も高いと言われています。五重塔の初層には両界曼荼羅が描かれ、心柱を中心に金剛界四仏像・八大菩薩像を安置しています。なお五重塔は1644年(寛永21年)江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の寄進によって再建されました。
東寺(教王護国寺)は796年(延暦15年)に第50代・桓武天皇の発願により、西寺(右大寺)とともに国家鎮護の官寺として、都の入口である羅城門の東に創建されました。その後823年(弘仁14年)弘法大師・空海が嵯峨天皇から賜りました。
東寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)東寺見どころ(金堂・五重塔など)

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【醍醐寺 五重塔】
五重塔は国宝です。五重塔は高さ約38メートルで、相輪が約12.8メートルあります。五重塔の初層には両界曼荼羅・真言八祖、そして日本最古とも言われている空海像も描かれています。五重塔は936年(承平6年)に第61代・朱雀天皇が着工し、951年(天暦5年)に建立されたと言われるが、1585年(天正13年)の伏見大地震によって損傷し、1598年(慶長3年)関白・豊臣秀吉の援助によって修理されました。五重塔は京都最古の五重塔とも言われています。
醍醐寺は874年(貞観16年)聖宝(しょうぼう)が横尾明神(よこおみょうじん)の示現により、上醍醐山上で醍醐水の霊泉を得て小堂宇を建立し、准胝観音・如意輪観音を安置したのが起源です。
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【仁和寺 五重塔】
五重塔は重要文化財です。五重塔は高さ約36メートルで、塔身の高さは約32.7メートルです。五重塔の初層には大日如来を示す梵字の額が掛けられ、大日如来・四方仏を安置しています。なお五重塔は1644年(寛永21年)に建立されました。
仁和寺は886年(仁和2年)光孝天皇が西山御願寺を建立することを発願したのが起源です。ただ翌年887年(仁和3年)に光孝天皇が亡くなり、子・宇多天皇が遺志を引き継いで開基しました。
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【八坂の塔 五重塔】
八坂の塔(五重塔)は重要文化財です。八坂の塔は高さ約49メートルで、東寺(教王護国寺)の五重塔・興福寺の五重塔に次ぐ高さと言われています。八坂の塔の初層には大日如来を中心とした五智如来像を安置しています。五重塔は1440年(永享12年)に再建され、現在の五重塔は4代目とも言われています。
八坂の塔(法観寺)は592年(崇峻天皇5年)聖徳太子が如意輪観音の夢告により、五重塔を建立したのが起源とも言われています。また平安京遷都以前に八坂氏の氏寺として創建されていたとも言われています。
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【清水寺 三重塔】
三重塔は重要文化財です。三重塔は高さ約31メートルで、三重塔として日本最大級と言われています。三重塔の初層には真言八祖像・密教仏画などが極彩色で描かれ、大日如来像を安置しています。なお三重塔は1632年(寛永9年)に再建されました。
清水寺は778年(宝亀9年)延鎮上人(えんちんしょうにん)・賢心(けんしん)が「南の地を去れ」という霊夢により、音羽山に庵を結んだのが起源と言われています。
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