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左大文字・五山送り火2025年8月16日20時15分点火(スポット)
左大文字・五山送り火(日程時間・アクセス・概要・・・)
左大文字・五山送り火(スポット・・・)情報を紹介しています。左大文字は例年8月16日20:15から点火されます。左大文字は1658年(万治元年)発刊の「洛陽名所集」と1665年(寛文5年)発刊の「扶桑京華志」から江戸時代中期頃に始まったと考えられています。なお左大文字がある左大文字山は大文字山・大北山とも言われています。
●五山送り火最新情報。
【五山送り火2025 日程時間(要確認)】
五山送り火2025は2025年(令和7年)8月16日(土曜日)20:00から行われます。左大文字は20:15から点火され、20:15頃~20:45頃に見ることができます。五山送り火は原則雨天決行だが、気象条件によって点火時間が変更になる場合もあります。なお左大文字では午前中に法音寺本堂の灯明が寺にある親火台(蓮華台)に点火され、夕方から法音寺の住職が施餓鬼法要(せがきほうよう)で読経し、親火台(蓮華台)から大松明に火を移し、その後大松明(親火松明)から手松明にも火を移します。手松明を持った二人の若い会員が家々の門前に設けられた門火台に火を灯すと家々に帰っていた精霊が火の道を通って法音寺に集まり、松明行列とともに山上に導かれます。19:00頃から大松明(親火松明)・手松明の松明行列が法音寺から山上に向かい、山上に到着すると手松明の火は一旦消し、大松明の火だけを残し、定刻になると再び手松明に火を移し、手松明で火床に点火します。左大文字では一斉点火するのではなくて、筆順に3基ずつ火床に点火しています。法音寺では先祖供養が行われたり、御詠歌が行われたりします。
●護摩木の奉納は例年、金閣寺門前で行われています。16日は法音寺でも行われています。(場所・日程時間要確認)
五山送り火2025(鑑賞スポット・穴場・日程・・・)
【左大文字の場所位置 マップ・地図】
場所・・・京都府京都市北区大北山・左大文字山(大文字山)
【左大文字 鑑賞スポット(見える場所)】
左大文字の鑑賞スポット(見える場所)は次の通りです。地理的条件の変化により、見られなくなっている場合もあります。
●西大路通(金閣寺周辺から西院の間)・京都府京都市
西大路通(マップ・アクセス・・・)
●わら天神宮(敷地神社)・京都市北区衣笠天神森町10
わら天神宮(マップ・アクセス・・・)
●平野神社近辺・京都市北区平野宮本町1
平野神社(マップ・アクセス・・・)
●船岡山公園(建勲神社)・京都市北区紫野北舟岡町42他
船岡山公園(マップ・アクセス・・・)
【左大文字 大きさ】
左大文字は一画(一文字)が長さ約48メートル・二画(左払い)が長さ約68メートル・三画(右払い)が長さ約59メートルで、火床は合計53基です。火床は元々、43基だったが、1964年(昭和39年)に上下左右に各2基ずつ増やされ、53基になったそうです。火床には薪300束・護摩木5,000本が使われるそうです。左大文字は岩石が多いことからかつては篝火(かがりび)を燃やしていました。現在は栗石をコンクリートで固め、その上に松割木を井桁に約1メートル組み上げています。
【左大文字 歴史・簡単概要】
左大文字(ひだりだいもんじ)は起源が明確ではありません。左大文字は江戸時代(1603年~1868年)中期頃に始まったと考えられています。左大文字は1658年(万治元年)に山本泰順(やまもとたいじゅん)が発刊した「洛陽名所集(らくようめいしょしゅう)」には記載されていないが、1665年(寛文5年)に松野元敬(まつのげんけい)発刊した「扶桑京華志(ふそうけいかし)」や延宝年間(1673年~1681年)に坂内直頼(さかうちなおより)・山雲子(さんうんし) が発刊した「山城四季物語(やましろしきものがたり)」には記載されています。地元では1658年(万治元年)頃から1670年代または1680年代に始まったと認識されているそうです。なお「扶桑京華志」には「大文字、北山村の西山に火を以て大の字を燃す。伝えるところ、これまた弘法の筆画なり、左大文字、京の町より北山をのぞんで左にあるところなり。・・・」と記されているそうです。
左大文字は大文字・妙法・船形・鳥居形が描かれた1660年(万治3年)の「洛外図(らくがいず)」には描かれていません。その為他の送り火よりも遅い、1660年(万治3年)以降に始まったと考えられるそうです。なお左大文字は「大」の字に「一」を加えた「天」だった時代もあったとも言われているそうです。
*参考・・・左大文字・五山送り火ホームページ
【左大文字保存会】
左大文字保存会は法音寺(ほうおんじ)の檀家による世襲です。2010年(平成22年)頃の保存会会員は50余戸でした。左大文字保存会は男性のみにで構成され、中学1年生の13歳で入会でき、その後15歳までの3年間を準会員として行事を手伝い、3年間の準会員期間が修了すると正会員になります。ちなみに左大文字保存会のOBで構成される不動講・地元の年配女性で構成される尼講も左大文を支えています。左大文字保存会では2~3月の4日間、5~6月の4日間に火床周辺で立ち枯れの木などの伐採・下草刈り・山道の整備などを行ない、7~8月の5日間に送り火の準備・当日の行事・後片付けなどを行っているそうです。護摩木などは志納所からトラック・レール式のリフト、そして最後は背負子で各火床まで運ぶそうです。
●左大文字保存会・・・京都府京都市大北山鏡石町1-1
法音寺は平安時代に第3代天台座主(てんだいざす)である慈覚大師(じかくだいし)・円仁(えんにん)が施無畏寺(せむいじ)跡の南に創建したと言われています。その後平安時代中期に第65代・花山天皇(かざんてんのう)の勅願所になり、西国三十三所霊場復興所の本山にもなりました。平安時代後期の1008年(寛弘5年)に花山天皇の葬奏が行われたとも言われています。しかし室町時代中期の応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))によって焼失し、その後再建されました。
法音寺(アクセス・マップ・・・)
【左大文字・五山送り火 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
五山送り火(鑑賞スポット・穴場・・・)
●五山送り火テレホンサービス0180-991-153(16日13:30~)●