宝筐院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)紅葉名所

宝筐院

宝筐院

宝筐院(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。宝筐院には南北朝時代に敵味方に分かれた北朝側の足利義詮と南朝側の楠木正行の墓が並んでいます。足利義詮は楠木正行を手厚く葬った黙庵周諭禅師(もくあんしゅうゆ)に敬慕し、遺言を残したことにより、宝筐院に葬られるようになりました。

【宝筐院 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
最寄り駅・バス停・・・嵯峨釈迦堂前(徒歩約3分)

アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から宝筐院は28系統(D3乗り場)
*四条烏丸からは91系統
路線・時刻表・運賃チェック

*JR嵯峨野線の場合、最寄り駅は嵯峨嵐山駅(徒歩約15分)

【宝筐院 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~16:00(12/1~10/31)
9:00~16:30(11/1~11/30)

【宝筐院 拝観料金・料金(要確認)】
大人・大学生・高校生500円、中学生・小人200円

スポンサーリンク(Sponsor Link)

【宝筐院 歴史・簡単概要】
宝筐院(ほうきょういん)は平安時代(794年~1185年)後期に第72代・白河天皇(しらかわてんのう)の勅願により、鎮護国家・玉体安穏の為の勅願寺(ちょくがんじ)として創建されました。当初、善入寺(ぜんにゅうじ)と称し、平安時代末期から鎌倉時代(1185年~1333年)に皇族が入寺して住職になりました。南北朝時代(1337年~1392年)の貞和年間(1345年~1350年)に臨済宗(りんざいしゅう)天龍寺派の大本山・天龍寺(てんりゅうじ)開山である夢窓国師(むそうこくし)・夢窓疎石(むそうそせき)の高弟・黙庵周諭禅師(もくあんしゅうゆぜんじ)が入寺して中興し、臨済宗に改められました。1365年(正平20年・貞治4年)に室町幕府2代将軍・足利義詮(あしかがよしあきら)が伽藍を整備しました。足利義詮は寺号を観林寺(かんりんじ)に改めたが、しばらくして善入寺に戻されました。1367年(正平22年・貞治6年)に足利義詮が亡くなると菩提寺(ぼだいじ)になりました。足利義詮は楠木正成(くすのきまさしげ)の長男で、南朝の武将・楠木正行(くすのきまさつら)の墓の隣に葬られました。室町時代(1336年~1573年)中期、室町幕府8代将軍・足利義政(あしかがよしまさ)の時代に足利義詮の院号「宝筐院殿道権瑞山」に因んで、院号が宝筐院に改められました。室町時代中期頃に備中・周防などに寺領を有し、足利将軍家・室町幕府の保護によって寺勢が隆盛していたが、1467年(応仁元年)に応仁の乱(おうにんのらん)が起こると室町幕府の衰退とともに衰微しました。江戸時代(1603年~1868年)に天龍寺の末寺の小院なりました。1864年(元治元年)に禁門の変(蛤御門の変・元治の変)で焼失し、幕末には客殿と庫裏しかなく、廃寺同然になったと言われています。明治時代(1868年~1912年)に天龍寺管長・高木龍淵や神戸の実業家・川崎芳太郎らが旧寺地を買い戻し、堂宇が移築され、1916年(大正5年)に伽藍が完成したと言われています。なお宝筐院は十一面千手観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんぜおんぼさつ)を本尊として安置しています。
宝筐院は臨済宗の単立寺院です。
*参考・・・宝筐院(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ

【宝筐院 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
宝筐院の見どころは楠木正行と足利義詮の墓です。南北朝時代に思いをはせながら手を合わせるのもいいかもしれません。なお宝筐院は紅葉の名所の為、秋に訪れてもいいかもしれません。

重要文化財・・・絹本著色足利義詮像

【宝筐院 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●紅葉見ごろは例年11月中旬頃から11月下旬頃です。山内にヤマモミジ・イロハモミジ・オオモミジ・ドウダンツツジなどが植えられ、紅葉と青苔・白砂の回遊式庭園などの光景が美しいと言われています。敷き紅葉が見られます。
宝筐院紅葉見ごろ

*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2025(清水寺・東福寺・永観堂・・・)

【宝筐院 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・+81-75-861-0610

【宝筐院 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
*京都バスの場合、京都駅からは72系統(C6乗り場)、四条河原町・三条京阪からは61系統、62系統、64系統、最寄りのバス停は嵯峨小学校前(徒歩約10分)
京都バス・アクセスダイヤ

【宝筐院 おすすめ散策ルート】
宝筐院からのおすすめ散策ルートは柿落舎・野宮神社・竹林の道(竹林の小径)を経由し、天龍寺に向かうルートです。20分ほど散策すれば、嵯峨・嵐山の自然を感じながら世界遺産である天龍寺に行くことができ、京都観光・旅行を楽しむことができます。なお宝筐院周辺には清凉寺(嵯峨釈迦堂)・厭離院・二尊院などもあり、それらを散策してから天龍寺に向かってもいいかもしれません。

関連記事

京都観光おすすめ

  1. 錦市場(Nishiki Market)
  2. 竹林の道(Bamboo Forest Path)
  3. 嵐山
ページ上部へ戻る