宝鏡寺の歴史-修学旅行・観光の簡単解説

宝鏡寺

宝鏡寺の歴史を時代別年表にまとめ

宝鏡寺の歴史を簡単にまとめています。宝鏡寺は応安年間に北朝初代・光厳天皇の皇女で、景愛寺6世・華林宮恵厳が伊勢二見浦で網に掛かり、その後御所に祀られていた聖観世音菩薩を景愛寺の支院・建福尼寺に安置したのが起源です。(時代別年表・重要人物下記参照)

宝鏡寺(アクセス・歴史・・・)

【景愛寺(けいあいじ)】

●景愛寺は弘安年間(1278年~1287年)に中国からの渡来僧・仏光国師・無学祖元(むがくそげん)の弟子だった尼僧・無外如大禅尼(むがいにょだいぜんに)が五辻大宮(京都市上京区)に創建しました。その後南北朝時代(1337年~1392年)以降に禅宗尼寺五山(通玄寺・壇林寺・護念寺・恵林寺)の第1位に列せられたが、室町時代(1603年~1868年)中期の応仁の乱(おうにんおらん)や足利氏・室町幕府の衰退によって消失しました。華林宮恵厳(かりんのみやえごん)の入寺以降、宝鏡寺の住職が景愛寺を兼摂し、その後景愛寺の法灯を宝鏡寺が受け継いでいます。

【宝鏡寺の起源・始まり】

●宝鏡寺は応安年間(1368年~1374年)に北朝初代・光厳天皇(こうごんてんのう)の皇女で、景愛寺6世・華林宮恵厳が伊勢(三重)二見浦で網に掛かり、その後御所に祀られていた聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)を景愛寺の支院・建福尼寺(けんぷくにじ・建福寺)に安置したのが起源です。聖観世音菩薩は二見浦で網に掛かった際、小さな円鏡を手にしていたと伝えられ、北朝第4代・後光厳天皇(ごこうごんてんのう)から寺号「宝鏡寺」を賜りました。

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【室町時代(1336年頃~1573年頃)の歴史・出来事】

●1493年(明応2年)に明応の政変が起こり、その後境内が拡大しました。宝鏡寺は室町幕府3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)の時代に東側に小川と百々橋を挟んで、足利義満の母・紀良子(きのりょうし)と実弟・足利満詮(あしかがみつあきら)の別宅・小川殿がありました。その後室町時代中期の応仁の乱の際に東軍総大将・細川勝元(ほそかわかつもと)の別宅になり、第103代・後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)や室町幕府8代将軍・足利義政(あしかがよしまさ)の正室・日野富子(ひのとみこ)が避難したが、明応の政変で焼失し、跡地は宝鏡寺に取り込まれました。
●文亀年間(1501年~1504年)に室町幕府8代将軍・足利義政(あしかがよしまさ)の娘が再興したとも言われています。

【江戸時代(1603年頃~1868年頃)の歴史・出来事】

●1644年(寛永21年)に第108代・後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の皇女で、宝鏡寺20世・仙寺院宮久厳理昌禅尼(せんじゅいんのみやくごんりしょうぜんに・理昌女王)の入寺以来、 紫衣(しえ)を勅許され、皇女が住職になる尼門跡寺院になりました。宝鏡寺は地名から「百々御所(どどのごしょ)」と言われました。
●1788年(天明8年)に天明の大火で焼失し、その後再建されました。
●1798年(寛政10年)に書院(市指定有形文化財)が建立されました。書院には円山応挙(まるやまおうきょ)の杉戸絵、1833年(天保4年)に円山応震(まるやまおうしん)・吉村孝敬が描いた襖絵が飾られています。
●1827年(文政10年)に前後三室からなる六間取の本堂(市指定有形文化財)が建立されました。
●1847年(弘化4年)に御所の古材で阿弥陀堂(市指定有形文化財)が建立され、第119代・光格天皇(こうかくてんのう)作の阿弥陀如来(あみだにょらい)立像が御所から移されました。
●江戸時代後期に第119代・光格天皇から娘で、宝鏡寺24世・三鷹地院宮霊厳理欽尼(さんまじいんのみやれいげんりきんに)に三組の有職雛・猩々人形が下賜されました。宝鏡寺には内親王が入寺し、父の天皇から季節ごとに人形が贈られました。

【明治時代以降(1868年頃~)の歴史・出来事】

●明治維新後の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により、宝鏡寺の住職が代々兼務していた大慈院を合寺しました。
●1957年(昭和32年)秋から人形展が開始され、例年春と秋に一般公開するようになりました。
●1959年(昭和34年)秋に人形塚が京人形の振興を目的に建立されました。

【宝鏡寺の開山である華林宮恵厳】

華林宮恵厳は生没年など詳細が不明です。北朝初代・光厳天皇の皇女として生まれ、夢窓国師・夢窓疎石に師事し、その後景愛寺6世になったと言われています。応安年間に景愛寺の支院・建福尼寺(宝鏡寺)を創建しました。

【宝鏡寺の歴史 備考】
*参考・・・宝鏡寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ

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