護王神社亥子祭2025年11月1日(御玄猪再現)

護王神社亥子祭(日程・アクセス・概要)
護王神社亥子祭(日程時間など)を紹介しています。亥子祭は例年11月1日に行われています。亥子祭は平安時代に亥の月の亥の日の亥の刻に天皇が自ら餅をつき、臣下とともに食することにより、無病息災を祈願した宮中の年中行事・御玄猪(おげんちょ・玄猪の式)を再現したものです。亥子祭では禁裏御玄猪調貢ノ儀も行われます。(詳細下記参照)
【護王神社亥子祭2025 日程時間(要確認)】
護王神社亥子祭2025は2025年(令和7年)11月1日(土曜日)17:00から行われます。17:00から本殿ノ儀、17:30から御舂ノ儀(拝殿)、19:00から禁裏御玄猪調貢ノ儀が行われます。(現在確認中・要注意)
*参考・・・護王神社ホームページ
【護王神社亥子祭 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
最寄り駅・バス停・・・丸太町駅(徒歩約7分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から護王神社は地下鉄烏丸線
地下鉄・アクセスダイヤ
【護王神社亥子祭 歴史・簡単概要】
護王神社亥子祭(いのこまつり)は1960年(昭和35年)から行われています。亥子祭は平安時代に亥の月(旧暦の10月)の亥の日の亥の刻(21時~23時)に天皇が自ら餅をつき、臣下とともに食することにより、無病息災を祈願した宮中の年中行事・御玄猪(おげんちょ・玄猪の式)を再現した特殊神事です。御玄猪は日本に中国から伝わったと言われています。
亥子祭では本殿ノ儀・御舂ノ儀(おつきのぎ)・禁裏御玄猪調貢ノ儀(きんりおげんちょちょうこうのぎ)などの神事が行われます。亥子祭では亥子囃(いのこばやし)を唄いながら餅つきも行われます。なお亥子祭では奉仕女房(宮中の女官役)を募集しています。(要確認)
本殿ノ儀では神職による祝詞奏上などの神事が行われます。
御舂ノ儀は舞殿で儀式的に亥子餅をつくものです。御舂ノ儀では先ず平安時代の衣装を身に纏った一ノ女房から五ノ女房までの5人の奉仕女房(ほうしにょうぼう)が臼・杵・水筒などの道具・材料などを天皇役の神職の前に運び込みます。その後亥子餅がつき始められると殿上人役の神職が「神奈月 時雨のあめの あしごとに 我思うこと かなえつくつく」と唱えます。亥子餅は胡麻(黒)・小豆(赤)・栗(白)の3回つかれ、つき終わると神職が口を隠して、「いのちつくつかさ」と唱えたり、女房が口を隠して、「いのちつくさいわい」と唱和したり、神職と女房が交互に「いのちつくつかさ」・「いのちつくさいわい」と唱和したりします。出来上がった亥子餅は神前に供えます。
禁裏御玄猪調貢ノ儀では提灯を手に持った朝貢列が護王神社から京都御所蛤御門を通って、清所門に行き、亥子餅を献上して、祝言(しゅげん)を奏上したりします。
亥子餅を天皇が臣下に下賜する場合、亥子餅の色は官職よって厳格な決まりがあり、黒の胡麻は公卿、赤の小豆はは四品の殿上人までに下賜されたそうです。紫式部が書いた「源氏物語」にも亥子餅のことが記され、古くは大豆・小豆・大角豆・胡麻・栗・柿・糖(あめ)の7種があったそうです。ちなみに亥子餅は玄猪餅(げんちょもち)・厳重(げんじゅう)とも言われたそうです。
亥子囃は「亥の月 亥の日 亥の子刻 厄除 三種(みくさ)の 亥子餅 舂くつく つく つく 命つく つく それ幸いなー 猪しゃ 餅食って ほーい ほい 和気さん お出まし えーい えーい えい えい えい」というものです。ちなみに和気さんは弓削道鏡が天皇になろうとした宇佐八幡宮神託事件の際、道鏡の刺客に襲われ、突然現れた300頭の猪により、救われた祭神・和気清麻呂のことだそうです。
【護王神社 歴史・簡単概要】
護王神社は第50代・桓武天皇に平安京遷都を進言した和気清麻呂を祀った霊社・護王善神堂が起源と言われています。護王善神堂は高野山真言宗の神護寺内に建立されていたが、正確な創建年は不明です。1851年(嘉永4年)に第121代・孝明天皇が和気清麻呂に神号「護王大明神」と最高位の神階である正一位を授けました。また江戸幕府が下行米を支出しました。1874年(明治7年)に護王善神堂を護王神社に改め、別格官幣社に列せられました。1886年(明治19年)に第122代・明治天皇の勅命により、護王神社が京都御苑蛤御門前付近の中院家の邸宅跡に移されました。1915年(大正4年)に和気清麻呂の姉・和気広虫が合祀されました。
*参考・・・護王神社(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【護王神社亥子祭 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
護王神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報
京都11月のイベント・行事
















