伊佐家住宅主屋等・伊佐家住宅見どころ(修学旅行・観光)

伊佐家住宅主屋等

●伊佐家住宅は主屋が1975年(昭和50年)6月23日、長蔵・内蔵・東蔵・乾蔵が1980年(昭和55年)12月18日に国の重要文化財に指定されました。
●伊佐家住宅主屋は江戸時代中期の1734年(享保19年)に建てられました。主屋は桁行約23.8メートル・梁間約11.3メートルの一部二階で、入母屋造(いりもやづくり)の茅葺(かやぶき)・桟瓦葺(さんがわらぶき)です。主屋は茅葺が厚さ約2メートルで、軒端の厚さでも約1.5メートルに及び、支える柱や梁は太く、庄屋屋敷らしい風格を備えています。なお伊佐家住宅は周囲に濠を巡らせ、防御と水利を兼ねた環濠住居になっており、江戸時代中期の南山城地方における代表的な庄屋屋敷と言われています。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。
茅葺はイネ科のススキ・ヨシ(アシ)やカヤツリグサ科のスゲなどで屋根を葺く方法です。茅葺は世界各地で最も原初的な屋根とされ、日本では縄文時代に茅を使った屋根だけの住居(竪穴式住居)が造られていたとも言われています。
桟瓦葺は平瓦と丸瓦を一体化させた波型の桟瓦を使用して屋根を葺く方法です。ちなみに本瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺・茅葺・板葺などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
●伊佐家住宅内蔵は江戸時代中期の1746年(延享3年)に建てられました。内蔵は土蔵造(どぞうづくり)です。内蔵は桁行約6.0メートル・梁間約4.0メートルの二階建で、切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。内蔵は南面に庇(ひさし)付きで、西面に廊下が附属しています。
土蔵造では柱などの木部の外側を土壁で覆い、白土または漆喰(しつくい)で上塗りした建築法です。土蔵造は耐火構造で、江戸時代に火災が多かった江戸や大坂の町屋で奨励され、江戸時代前期の1657年(明暦3年)の明暦の大火(めいれきのたいか)後に御触書(おふれがき)が出されました。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮・出雲大社などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造よりも格式が上とも言われています。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺・茅葺・板葺などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。なお本瓦葺は本葺きとも言われています。
●伊佐家住宅東蔵は江戸時代中期の1746年(延享3年)頃に建てられました。東蔵は土蔵造です。東蔵は桁行約7.0メートル・梁間約4.0メートルの二階建で、切妻造の桟瓦葺です。東蔵は南面に庇付きです。
●伊佐家住宅乾蔵は江戸時代後期の1847年(弘化4年)に建てられました。乾蔵は土蔵造です。乾蔵は桁行約5.0メートル・梁間約4.0メートルの二階建で、切妻造の桟瓦葺です。東蔵は南面に庇付きです。
●伊佐家住宅長蔵は1887年(明治20年)に建てられました。長蔵は土蔵造です。長蔵は桁行約15.8メートル・梁間約4.0メートルで、寄棟造(よせむねづくり)の桟瓦葺です。
寄棟造は四方向に傾斜する屋根面を持つ屋根の形式です。寄棟造は大棟(おおむね)の両端から四方に隅棟(すみむね)が降り、2つの台形と2つの二等辺三角形で構成されます。
伊佐家住宅

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