上賀茂神社楼門・上賀茂神社見どころ

上賀茂神社楼門

●上賀茂神社楼門は1901年(明治34年)8月2日に国の重要文化財に指定されました。
●上賀茂神社楼門は1628年(寛永5年)に造営されました。2016年(平成28年)から檜皮葺(ひわだぶき)が耐用年数に達したことから屋根の葺き替えと塗装の塗り直し工事が行われました。ちなみに上賀茂神社楼門は境内で唯一塗装されている社殿で、直近では昭和50年代に塗り直されました。赤(朱色)には魔よけの意味があると言われています。また塗装することによって部材を保護する目的もあります。一般的に赤(朱色)には酸化鉄を主成分とする弁柄(べんがら)が使われ、赤(朱色)は丹土(につち)と言われています。なお2017年(平成29年)秋に屋根の葺き替えと塗装の塗り直し工事は完了しました。
上賀茂神社楼門は本殿(国宝)・権殿(国宝)前に建立され、左右に東西廻廊(重要文化財)も建立されています。上賀茂神社楼門の前には御物忌川(おものいがわ)が流れ、朱塗りの玉橋(重要文化財)が架けられています。玉橋は神職が神事の際のみに渡り、普段はしめ縄が張られ、一般人は通ることはできません。
一般的に楼門は寺社の入口にある二階建て(重層)の門です。楼門は下層に屋根のないものを言い、下層に屋根があるものを二重門と言います。
●上賀茂神社楼門は三間一戸(さんげんいっこ)の楼門で、入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
三間一戸は楼門や二重門の規模などを示します。間口(桁行(けたゆき))が三間で、中央間を戸口とした門のことです。なお三間は門柱(本柱)が4本ある門です。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。入母屋造は法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂・唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂に採用されています。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
上賀茂神社見どころ

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