上賀茂神社高倉殿・上賀茂神社見どころ

上賀茂神社高倉殿

●上賀茂神社高倉殿は1901年(明治34年)8月2日に国の重要文化財に指定されました。
●上賀茂神社高倉殿は江戸時代前期の1628年(寛永5年)頃に造営されました。第42回式年遷宮に伴って屋根の葺替工事が行われました。上賀茂神社高倉殿では神職などが直会(御神酒)を頂いたり、神器などを保管したりしています。上賀茂神社高倉殿はかつて祭事用の保管庫に使われていたそうです。なお上賀茂神社高倉殿ではご神宝(しんぽう)が展示されることもあります。
直会は神社の祭祀の最後に神事に参加した神職などが神酒を戴き、神饌を食する行事です。直会には神霊に捧げた神酒を戴き、神饌を食することにより、神霊との結びつきを強くし、神霊の力を分けてもらうという意味があります。
神饌は神に供える飲食物(食事)です。神饌では新鮮で清浄な水・酒・穀類・魚・野菜・果実などが供えられます。神饌では生(なま)のものが生饌(せいせん・丸物神饌)、調理したものが熟饌(じゅくせん)と言われています。なお神饌は御饌(みけ)・御贄(みにえ)・供物(くもつ)などとも言われています。
神器は神から受け伝えられた宝器です。神器は神を祀る時に使用されます。神器では三種の神器が広く知られています。三種の神器は八咫鏡(やたのかがみ)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ・草薙剣(くさなぎのつるぎ))・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)がよく知られています。
神宝(じんぽう・じんぼう・かんだから)は祭神にゆかりが深い宝物・調度品・装束類などです。神宝は鏡・剣・玉・鈴・神服・幣・琴・書物などが多いとされています。なお伊勢神宮(いせじんぐう)では20年毎の式年遷宮で社殿とともに714種・1,576点の装束・神宝も造り替えられます。
●上賀茂神社高倉殿は桁行六間・梁間二間で、入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。入母屋造は法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂・唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂に採用されています。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
上賀茂神社見どころ

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