建仁寺本坊・建仁寺見どころ

建仁寺本坊

●建仁寺本坊は江戸時代後期の1814年(文化11年)に建立されました。建仁寺本坊は元々台所である庫裏(くり)で、屋根に煙出しがあります。現在、建仁寺本坊は受付(拝観・御朱印)・売店などになっています。建仁寺本坊には俵屋宗達(たわらやそうたつ)作の風神雷神図屏風(高精細デジタル複製品)などが展示されています。
一般的に本坊は大寺院でその寺院の寺務を取り仕切る僧房(僧坊)のことです。僧房は寺院で僧侶が止住し、起居する堂塔です。
一般的に庫裏(庫裡・庫院)は寺院の僧侶の居住する場所や食事を調える場所です。庫裏は禅宗寺院で、仏像を安置して礼拝する仏殿・三解脱門(さんげだつもん)である三門(山門)・仏道修行に励む僧堂・僧侶が仏教を講義する法堂(はっとう)・浴場である浴室・トイレである東司(とうす)とともに七堂伽藍に数えられました。庫裏は大規模な寺院では独立した建物として建立されるが、一般的な寺院では寺の事務を扱う寺務所と兼用となっていることが多くなっています。
風神雷神図は元々豪商・打它公軌(うだきんのり)が建仁寺派の寺院・妙光寺(みょうこうじ)の再興を記念し、絵師・俵屋宗達に製作を依頼したものです。江戸時代前期の1639年(寛永16年)頃に妙光寺に奉納され、その後妙光寺から建仁寺に寄贈されました。
●建仁寺本坊は東面約17.8メートル・西面約19.9メートル・梁行約19.8メートルで、切妻造(きりづまづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。なお切妻造は世界各地で見られる屋根の形式です。
桟瓦葺は平瓦と丸瓦を一体化させた波型の桟瓦を使用して屋根を葺く方法です。ちなみに本瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
建仁寺見どころ

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