清水寺梟の手水鉢・清水寺見どころ(修学旅行)

清水寺梟の手水鉢

●清水寺梟の手水鉢(ふくろうのちょうずばち)は轟橋(とどろきばし)の横に置かれ、その台座に梟が彫られ、清水寺七不思議に数えられています。梟は室町時代の御伽草子(おとぎぞうし)「鴉鷺合戦物語(あろかっせんものがたり)」に登場する梟を擬人化した「梟木工允谷朝臣法保(ふくろうもくのみつやあそんのりやす)」を意味するものではないかとも言われています。梟木工允谷朝臣法保は姿が醜いが、物知りで絶大な法力を持っているとも言われています。なお梟の手水鉢には口を漱ぐと歯痛・頭痛が治まるご利益があるとも言われています。
一般的に手水鉢は神仏の前で口をすすぎ、手を洗って身を清める為の水を貯める器でした。その後茶の湯に取り入れられ、趣を加えたものが露地に置かれるようになり、つくばい(蹲踞・蹲)とも言われています。ちなみに日本庭園にも置かれることもあります。手水鉢には自然石が用いられることが多いが、陶製・鉄製・銅製・木製などもあります。手水鉢には自然石の野趣を重視した富士(ふじ)型・一文字(いちもんじ)型・鎌(かま)型・舟(ふね)型・誰が袖(たがそで)型・司馬温公(しばおんこう)型・あんこう型などがあります。また燈籠や塔の部分などを再利用した袈裟(けさ)型・鉄鉢(てつばち)型・四方仏(よほうぶつ)型・礎石(そせき)型・檜垣(ひがき)型などもあります。また創作性がある棗(なつめ)型・菊(きく)型・竜安寺(りょうあんじ)型・布泉(ふせん)型・橋杭(はしくい)型・銀閣寺(ぎんかくじ)型・枡(ます)型などもあります。なお手水では先ず右手で柄杓(ひしゃく)を取って水を掬(すく)い、最初に左手を清め、次に柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。柄杓を右手に持ち替え、左手の掌(てのひら)に水を溜めて口に含み、音を立てずに口を清め、静かに吐き出します。左手をもう一度清め、柄杓から水を垂らして柄杓の柄を水で清めます。
梟は鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類です。梟は日本などユーラシア大陸の北部を帯状に分布し、針葉樹林・混交林などに生息しています。日本では九州以北の四国・本州・北海道にシマフクロウ・ワシミミズク・シロフクロウ・アオバズク・コノハズク・コミミズク・トラフズク・オオコノハズクなどが生息しています。梟は眼が顔(顔盤)の前面にあって視野が狭く、それを補う為に頸(くび)が180度回転するようになっています。梟は夜行性で人目に触れる機会は多くないが、「森の物知り博士」・「森の哲学者」・「森の忍者」などと親しまれています。ちなみに江戸時代中期の1697年(元禄10年)に記された「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)」では人家に近いと凶で悪禽(あくきん)とされ、父母や人間の爪(つめ)を食うと記されています。
轟橋は川も池もないのに轟門(重要文化財)前に架けられ、清水寺七不思議に数えられています。轟橋はかつて轟川(とどろきがわ)という小川が流れており、轟川に架けられていたとも言われています。また轟橋は手水鉢の水を流す為とも、聖地に架けられた橋を意味しているとも言われています。
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