清水寺本堂(清水の舞台)・清水寺見所(修学旅行・観光)

清水寺本堂(清水の舞台)

●清水寺本堂は1897年(明治30年)12月28日に国の重要文化財、1952年(昭和27年)11月22日に国宝に指定されました。
●一般的に本堂は本尊仏を安置する仏堂です。本堂は金堂・根本中堂(中堂)・仏殿などとも言われています。飛鳥時代から平安時代前半に創建された寺院では金堂と言われ、禅宗では仏殿と言われるとこが多いそうです。
●懸造は崖などの高低差が大きい場所に仏堂などを建立する建築様式です。懸造は舞台造・崖造などとも言われています。懸造は平安時代中期には既に行われていたとも言われています。観音霊場では岩を観音菩薩(かんのんぼさつ)の降臨する霊場・補陀落山(ふだらくせん)に見立てていたとも言われています。
●「清水の舞台から飛び降りる」には思い切った決断を下すなどの意味があります。「清水の舞台から飛び降りる」は江戸時代後期に全国に広まっていたとも言われています。
●清水寺本堂に安置されている千手観音(せんじゅかんのん)は西国三十三所の第16番札所になっています。十一面千手観世音菩薩は十一の表情と四十二の手で大きな慈悲を表し、人々を苦難から救うと言われています。西国三十三所は718年(養老2年)に奈良・長谷寺(はせでら)の開基・徳道上人(とくどうしょうにん)に託宣があり、平安時代中期に花山法皇(第65代・花山天皇)が再興したと言われています。
西国三十三所は青岸渡寺(せいがんとじ)・紀三井寺(きみいでら・金剛宝寺・護国院)・粉河寺(こかわでら)・施福寺(せふくじ)・葛井寺(ふじいでら・藤井寺)・南法華寺(みなみほっけじ・壺阪寺)・岡寺(おかでら・龍蓋寺)・長谷寺・興福寺(こうふくじ)南円堂・三室戸寺(みむろとじ)・醍醐寺(だいごじ)上醍醐准胝堂・正法寺(しょうほうじ・岩間寺)・石山寺(いしやまでら)・三井寺(みいでら・園城寺)・今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)・清水寺(きよみずでら)・六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)・六角堂(ろっかくどう・頂法寺)・革堂(こうどう・行願寺)・善峯寺(よしみねでら)・穴太寺(あなおじ)・総持寺(そうじじ)・勝尾寺(かつおうじ)・中山寺(なかやまでら)・播州清水寺(きよみずでら)・一乗寺(いちじょうじ)・圓教寺(えんぎょうじ)・成相寺(なりあいじ)・松尾寺(まつのおでら)・宝厳寺(ほうごんじ)・長命寺(ちょうめいじ)・観音正寺(かんのんしょうじ)・華厳寺(けごんじ)です。法起院(ほうきいん)・元慶寺(がんけいじ)・菩提寺(ぼだいじ)は番外札所です。
●千手観音は六観音の一尊です。六観音は千手観音・聖観音(しょうかんのん)・十一面観音(じゅういちめんかんのん)・馬頭観音(ばとうかんのん)・如意輪観音(にょいりんかんのん)・准胝観音(じゅんでいかんのん)または不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)です。
観音菩薩は菩薩の一尊で、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)・救世菩薩(くせぼさつ)・観音さまなどとも言われています。観音菩薩は人々の救いを求める声を聞き、その苦悩から救済すると言われています。観音菩薩は救う相手の姿に応じて千変万化の相となると言われています。「観音経」では様々に姿を変える三十三応化身(さんじゅうさんおうげしん)が説かれています。三十三応化身(三十三応現身像(さんじゅうさんおうげんしんぞう))は仏身(ぶっしん)・辟支仏身(びゃくしぶつしん)・声聞身(しょうもんしん)・梵王身(ぼんおうしん)・帝釈身(たいしゃくしん)・自在天身(じざいてんしん)・大自在天身(だいじざいてんしん)・天大将軍身(てんだいしょうぐんしん)・毘沙門身(びしゃもんしん)・小王身(しょうおうしん)・長者身(ちょうじゃしん)・居士身(こじしん)・宰官身(さいかんしん)・婆羅門身(ばらもんしん)・比丘身(びくしん)・比丘尼身(びくにしん)・優婆塞身(うばそくしん)・優婆夷身(うばいしん)・長者婦女身(ちょうじゃぶにょしん)・居士婦女身(こじぶにょしん)・宰官婦女身(さいかんぶにょしん)・婆羅門婦女身(ばらもんぶにょしん)・童男身(どうなんしん)・童女身(どうにょしん)・天身(てんしん)・龍身(りゅうしん)・夜叉身(やしゃしん)・乾闥婆身(けんだっぱしん)・阿修羅身(あしゅらしん)・迦楼羅身(かるらしん)・緊那羅身(きんならしん)・摩ご羅伽身(まごらがしん)・執金剛身(しゅうこんごうしん)です。
【清水寺 備考】
★清水寺の見どころを紹介しています。
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