清水寺濡れ手観音・清水寺見どころ

清水寺濡れ手観音

●清水寺濡れ手観音は奥の院の裏側にある小池の中に祀られ、石の玉垣に囲まれています。清水寺濡れ手観音は水垢離(みずごり)の行を本人に代わって行ってくれる観音さまで、北隣にある蓮華水盤から柄杓で水を汲み、濡れ手観音の肩から掛け、心身の清めと所願成就を祈願します。蓮華水盤の水は音羽の滝(おとわのたき)の水源の真上に湧き、金色水(こんじきすい)とも言われています。
一般的に水垢離は神仏に祈願する前に水(冷水)を浴びて身を清め、罪や穢れ(けがれ)を洗い落として心身を清浄にすることです。修験道(しゅげんどう)では山岳信仰の影響から水垢離を行うことが多くあります。なお水垢離は水行(すいぎょう)とも言われています。
観音菩薩は菩薩の一尊で、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)・救世菩薩(くせぼさつ)・観音さまなどとも言われています。観音菩薩は人々の救いを求める声を聞き、その苦悩から救済すると言われています。観音菩薩は救う相手の姿に応じて千変万化の相となると言われています。「観音経」では様々に姿を変える三十三応化身(さんじゅうさんおうげしん)が説かれています。三十三応化身(三十三応現身像(さんじゅうさんおうげんしんぞう))は仏身・辟支仏身・声聞身・梵王身・帝釈身・自在天身・大自在天身・天大将軍身・毘沙門身・小王身・長者身・居士身・宰官身・婆羅門身・比丘身・比丘尼身・優婆塞身・優婆夷身・長者婦女身・居士婦女身・宰官婦女身・婆羅門婦女身・童男身・童女身・天身・龍身・夜叉身・乾闥婆身・阿修羅身・迦楼羅身・緊那羅身・摩ご羅伽身・執金剛身です。
音羽の滝は清水寺がある標高約242メートルの音羽山(おとわやま・乙輪山)の山中から湧き出ています。音羽の滝は奈良時代後期の778年(宝亀9年)の清水寺創建から1,200年以上一度も涸れたことがなく、1年を通してほぼ一定量の水がこんこんと湧き続けています。音羽の滝の水はかつて菩薩さまの功徳水・心身を清める黄金水・長寿の延命水とも言われました。音羽の滝は高さ約4メートルの3本の筧(かけい)から流れ落ち、学問成就(向かって左)・恋愛成就(中央)・延命長寿(向かって右)のご利益があると言われています。ちなみに音羽の滝は3本の筧から1本を選び、一口だけ飲むのが正しい飲み方です。なお音羽の滝では200歳という行叡居士(ぎょうえいこじ)が長年滝行を行い、湧きでる水が清らかな清水(しみず)だったことから寺号・清水寺の由来になっています。
清水寺見どころ

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