清水寺ご利益・パワースポット(無病息災・・・)

清水寺見どころ(Kiyomizu-dera Temple)

清水寺ご利益・パワースポット

清水寺ご利益・パワースポットを紹介します。清水寺は「すべての人を救う」観音さまと途切れることなく湧く音羽の滝により、古来から無病息災・立身出世・財福・良縁成就・子授けなどのご利益があると言われています。(個別解説下記参照)

【清水寺の歴史・簡単概要】

清水寺(きよみずでら)は奈良時代後期の778年(宝亀9年)に奈良・興福寺(こうふくじ)の僧で、子島寺(こじまでら・子嶋寺)で修行していた延鎮上人(えんちんしょうにん)・賢心(けんしん)が「南の地を去れ」という霊夢により、音羽山に庵を結んだのが起源と言われています。その後780年(宝亀11年)に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が延鎮上人から鹿狩りの殺生を戒められ、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の教えを諭されて、自らの邸宅を仏殿に寄進しました。また坂上田村麻呂は妻とともに本尊・十一面千手観音(じゅういちめんせんじゅかんのん)と地蔵菩薩(じぞうぼさつ)・毘沙門天(びしゃもんてん)を安置したとも言われています。平安時代前期の805年(延暦24年)に第50代・桓武天皇の御願寺になり、810年(弘仁元年)に鎮護国家の道場になり、第52代・嵯峨天皇(さがてんのう)から「北観音寺」の宸筆を賜りました。江戸時代前期の1633年(寛永10年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の寄進によって本堂(清水の舞台)が再建されました。

【清水寺・観音菩薩 パワースポット】

  • ご利益・・・清水寺は「すべての人を救う」観音さま(観音菩薩(かんのんぼさつ)と音羽山(おとわやま)山中から途切れることなく湧く霊泉・音羽の滝により、古来から無病息災・立身出世・財福・良縁成就・子授けなどのご利益があると言われています。なお千手観音立像は清水寺の本尊で、33年に1度開扉される秘仏です。写真も公表されていません。
  • 観音菩薩・・・観音菩薩は菩薩の一尊で、観世音菩薩・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)・救世菩薩(くせぼさつ)・観音さまなどとも言われています。観音菩薩は人々の救いを求める声を聞き、その苦悩から救済すると言われています。観音菩薩は救う相手の姿に応じて千変万化の相となると言われています。「観音経」では様々に姿を変える三十三応化身(さんじゅうさんおうげしん)が説かれています。
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【音羽の滝(音羽の瀧) 清水寺】

  • ご利益・・・音羽の滝(音羽の瀧)には学問成就・恋愛成就・延命長寿のご利益があると言われています。3本の筧(かけい)から流れ落ちる滝の内、向かって左が学問成就、中央が恋愛成就、右が延命長寿にご利益があるとされています。なお音羽の滝の飲み方はどれかひとつを選び、一口だけ飲むのが正しい飲み方です。いくつも飲むと願いが叶わなくなったり、何口も飲むとご利益が何口分の1になったりすると言われています。

【ぬれて観音・金色水 清水寺】

  • ご利益・・・ぬれて観音は奥の院の裏側にある小池の中に祀られ、音羽の滝の水源の真上から湧き出る金色水を掛けると煩悩・罪障が洗い流されるご利益があると言われています。

【子安塔・子安観音 清水寺】

  • ご利益・・・子安塔は内部に子安観音(千手観音)を祀り、安産のご利益があると言われています。子安塔では聖武天皇・光明皇后も祈願し、孝謙天皇を無事安産で授かったとも言われています。また子安塔では常盤御前(ときわごぜん)が京都から奈良に逃れる際、今若(阿野全成)・乙若(義円)・牛若(源義経)の三兄弟の無事を祈願したとも言われています。なお子安塔は本堂と同じ1633年(寛永10年)頃に再建され、明治時代に現在の場所に移されました。子安塔は重要文化財で、高さ約15メートルの三重塔です。

【梟の手水鉢(ふくろうのちょうずばち) 清水寺】

  • ご利益・・・梟の手水鉢は口を漱ぐと歯痛・頭痛が治まるご利益があると言われています。なお梟の手水鉢は台座には梟が彫られていることに由来します。梟は室町時代の御伽草子「鴉鷺合戦物語(あろかっせんものがたり)」に登場する梟を擬人化した「梟木工允谷朝臣法保(ふくろうもくのみつやあそんのりやす)」を意味するものではないかとも言われています。

【首ふり地蔵さん・善光寺堂 清水寺】

  • ご利益・・・清水寺の塔頭・善光寺堂の首ふり地蔵さんは首を360度回転させることができ、首を願いのある方向に向け、恋愛成就・金運・商売繁盛などを願うとご利益があると言われています。なお善光寺堂は地蔵菩薩を本尊とする地蔵院が起源です。その後明治時代に清水寺・奥の院にあった善光寺如来堂を合寺し、名称を善光寺堂に改めました。
  • 地蔵菩薩・・・地蔵菩薩は菩薩の一尊です。地蔵菩薩はお釈迦様が没し、5億7,600万年後か、56億7,000万年後に弥勒菩薩(みろくぼさつ)が出世成道するまでの間、無仏の五濁悪世(ごじょくあくせ)で六道に苦しむ衆生を教化救済するとされています。地蔵菩薩は日本で「子供の守り神」とされ、小児の成長を守り、夭折した小児の死後を救い取ると信じられています。地蔵菩薩は「地蔵菩薩本願経」で善男善女の為の二十八種利益と天龍鬼神の為の七種利益が説かれています。

【清水寺ご利益・パワースポット 備考】
清水寺見どころ(清水の舞台・三重塔など)

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