京都御苑サルスベリ見ごろ2025(7月下旬~9月下旬頃)
京都御苑サルスベリ見ごろ(見頃)
京都御苑サルスベリ見ごろ(時期・イベント・・・)情報を紹介しています。京都御苑では苑内南部にある九条池・拾翠亭近くにサルスベリが分布し、紅紫色のサルスベリと九条池・拾翠亭などの光景が美しいと言われています。九条池に架けられた高倉橋から眺めるとサルスベリと池越しに見える拾翠亭が特に美しいと言われています。(詳細下記参照)
【京都御苑サルスベリ見ごろ(例年時期)】
京都御苑のサルスベリの見ごろは例年7月下旬頃から9月下旬頃です。ただサルスベリ見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
【京都御苑サルスベリ見ごろ アクセス・マップ】
最寄り駅・バス停・・・今出川駅(徒歩約5分)、丸太町駅(徒歩約5分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
地下鉄・アクセスダイヤ
*市バスの場合、最寄りのバス停は烏丸今出川(徒歩約2分)
【京都御苑サルスベリ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
京都御苑はサルスベリ(百日紅)の名所です。京都御苑のサルスベリ見ごろは例年7月下旬頃から9月下旬頃です。
京都御苑では苑内南部にある九条池(九條池)・拾翠亭(しゅうすいてい・(旧九條家茶室))近くにサルスベリ(百日紅)が分布し、紅紫色のサルスベリと九条池・拾翠亭などの光景が美しいと言われています。九条池に架けられた高倉橋から眺めるとサルスベリと池越しに見える拾翠亭が特に美しいと言われています。また拾翠亭の2階から眺める光景も美しいと言われています。なお京都御苑では九条池・拾翠亭近くだけでなく、南西部の間ノ町口(あいのまちぐち)や南東部の寺町御門などにもサルスベリが植えられています。
九条池・拾翠亭は近衛家・一条家・鷹司家・二条家とともに五摂家に数えられた九条家(九條家)の屋敷内に作庭された庭園の遺構です。拾翠亭は今から200年ほど前の江戸時代後期に別邸として建てられた茶室です。九条池は江戸時代後期の1778年(安永7年)頃に拾翠亭からの眺めを第一に作庭されたと言われています。なお拾翠亭はお茶会などに利用されるだけでなく、年末年始を除く木・金・土曜日に一般公開されています。(要確認)
サルスベリ(百日紅)はミソハギ科の落葉中高木です。サルスベリは中国南部原産で、唐(中国)の時代に都である長安の紫微(宮廷)に多く植えられ、紫薇と言われました。日本では江戸時代以前に伝わっていたとも言われ、江戸時代中期に本草学者・貝原益軒(かいばらえきけん)作の「花譜(かふ)・1694年(元禄7年)」にその名前が初めて記されています。サルスベリは樹高5~10メートルで、樹皮が赤褐色で、滑らかで薄くはげ、跡が白く雲紋状になります。猿が滑り落ちるほど滑らかという例えからサルスベリと名付けらました。サルスベリは7~9月に枝先の円錐花序(えんすいかじょ)に径3~4センチの紅紫色の6弁の花を咲かせます。ちなみにサルスベリは花が約百日間も長く咲くことから「百日紅」と名付けられたとも言われています。なおサルスベリには花が白色のシロサルスベリ(白百日紅)、淡紫色のウスムラサキサルスベリ(薄紫百日紅)もあります。
【京都御苑 歴史・簡単概要】
京都御苑(きょうとぎょえん)は京都府京都市上京区にある南北約1,300メートル・東西約700メートル・総面積約92ヘクタールの国民公園です。京都御苑内には京都御所・仙洞御所(せんとうごしょ)・大宮御所(おおみやごしょ)・京都迎賓館(げいひんかん)があります。また宗像神社(むなかたじんじゃ)・厳島神社(いつくしまじんじゃ)・白雲神社(しらくもじんじゃ)が祀られていたり、賀陽宮(かやのみや)・西園寺(さいおんじ)・鷹司(たかつかさ)などの貴族邸宅跡が残されていたりします。京都御苑は安土桃山時代の天正年間(1573年~1592年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)が公家を御所周辺に移住させたことから江戸時代には200もの宮家・公家の邸宅が立ち並んでいました。しかし明治維新後に首都が東京に移されると御所周辺は荒廃しました。そこで1877年(明治10年)に輔相(ほしょう)・岩倉具視(いわくらともみ)が旧慣保存の為、御所の保存を建議しました。そして京都府が火災延焼を防ぐ為、御所周辺の空き家を撤去して整備し、京都御苑の起源になりました。その後1915年(大正4年)に第123代・大正天皇(たいしょうてんのう)の即位の礼が行われることになり、建礼門(けんれいもん)前大通などが大規模に改修され、ほぼ現在の姿になりました。
京都御苑は環境省が管理運営を行っています。
*参考・・・京都御苑(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【京都御苑サルスベリ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
京都御苑(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報