京都宮津市桜名所(傘松公園・山王宮日吉神社・・・)
京都宮津市桜名所
京都宮津市桜名所情報を紹介しています。宮津市の桜名所には傘松公園・美山かやぶきの里・松尾の一本桜・桜山展望所・滝上公園などがあります。山王宮日吉神社には宮津市の天然記念物に指定され、樹齢400年とも言われる含紅桜が植えられています。
【京都 紅葉見ごろ・予測】
●2025年1月下旬頃から京都の桜開花・桜満開・桜見ごろ情報を発信します。
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)
【桜 基礎知識】
染井吉野は2月1日以降、各日の最高気温の合計が600度を超えると開花し、800度を超えると満開になるとも言われています。染井吉野は地域によって差があるが、開花してから5日から1週間ほどで満開になると言われています。ちなみに桜は花芽が前年の夏にできるが、その後生長を止める休眠物質が作られ、低温による傷害を受けないよう越冬芽ができて休眠し、冬に一定期間厳しい寒さが続くと休眠打破され、花芽は気温上昇によって生長を再開して開花します。
【宮津市 歴史・簡単概要】
宮津市は京都府北部(丹後地方)に位置しています。宮津市は京丹後市・舞鶴市・福知山市・与謝野町・伊根町に接しています。宮津市は市域が東部の由良川左岸から北西部の丹後半島に及び、砂州の天橋立が南北の市域を結び、東側を若狭湾の支湾・宮津湾と栗田湾に面しています。宮津市は与謝野町を挟み、市域が南北に分かれ、天橋立は自動車が通行できない為、自動車で南北を移動する場合に与謝野町を通過することになります。宮津市は大部分が丹後山地にあり、平地が少ない都市です。宮津市は天正年間(1573年~1592年)に細川ガラシャの夫で、丹後宮津城主・細川忠興が宮津城を築城すると城下町として整備され、江戸時代に西廻航路の港町として栄えました。宮津市は風待ち港として丹後随一の港町になり、京都府の民謡・宮津節に「縞の財布が空になる」とも謳われました。宮津市では天橋立が国の特別名勝に指定され、宮城の松島・広島の宮島(厳島)とともに日本三景と言われています。
【傘松公園 見頃:4月上旬頃~4月中旬頃】
傘松公園にはケーブルカー沿線などに染井吉野など約100本の桜の木が植えられています。傘松公園は天橋立北側に位置する標高約569メートルの成相山中腹に位置しています。傘松公園からは天橋立が斜め一文字に見えることからその眺望は斜め一文字と言われています。また傘松公園は股のぞき発祥の地とされ、股の間から眺めると天地が逆さになり、天橋立が昇り龍のように見えることからその眺望は昇龍観と言われています。傘松公園には面積約60平方メートルの円形の新展望台「スカイデッキ」・眺望スペース「スカイテラス」・展望ウッドデッキ「コロッセオ」・からくり展望鏡・冠島沓島遥拝所・かさぼう地蔵・願いの鐘・AmaTerraceなどがあります。
傘松公園桜見ごろ
【山王宮日吉神社 見頃:4月上旬頃~4月中旬頃】
山王宮日吉神社には宮津市の天然記念物に指定され、樹齢400年とも言われる含紅桜が植えられています。含紅桜は樹高約6.75メートルで、枝張約11.6メートルです。含紅桜は拝殿越しに眺めるのもおすすめです。山王宮日吉神社は社伝によると572年(敏達天皇元年)に摂社・杉末神社が創建されたのが起源とも言われています。杉末神社は「延喜式神名帳」に宮津で唯一記され、宮津最古の神社とも言われています。その後平安時代後期に大山咋神・大己貴神が杉末神社内に勧請され、山王宮日吉神社が創建されたと言われています。江戸時代に歴代の宮津藩主(京極家・永井家・阿部家・奥平家・青山家・松平家)が山王宮日吉神社を宮津の総氏神・藩の守護神として崇敬しました。
山王宮日吉神社桜見ごろ
【松尾の一本桜 見頃:4月中旬頃】
松尾の一本桜は宮津市東野(世屋地区の松尾)に植えられています。松尾の一本桜は標高350メートル前後の場所に植えられています。松尾の一本桜は宮津市で中学校教諭をしていた瀬尾まいこ原作の映画「天国はまだ遠く・長澤雅彦監督」で知られるようになりました。世屋地区は日本海に向かって北東方向に突き出ている丹後半島の最高峰である標高約702メートルの高山を源とする世屋川の上・中流域にあります。世屋地区には標高が高い順に木子・上世屋・松尾・下世屋・畑という集落があります。松尾では急斜面に民家がへばりつき、棚田が広がっています。松尾の棚田は上世屋の棚田とともにつなぐ棚田遺産に選ばれています。
松尾の一本桜見ごろ
【桜山展望所 見頃:確認中】
桜山展望所は桃山時代に武将・細川幽斎(細川藤孝)が宮津城を築いた際に奈良・吉野の桜を植えたことに由来しています。桜山展望所からは桜と天橋立を楽しめます。宮津城は1580年(天正8年)に細川幽斎が築城しました。細川幽斎は明智光秀とともに織田信長から丹後国攻略を命じられ、一色氏を滅亡させると細川幽斎は丹後南半国、明智光秀は丹波国を与えられ、宮津城を築城しました。なお細川幽斎は二条流の歌道伝承者・三条西実枝から古今伝授を受け、歌人・茶人としても知られ、当代随一の教養人とも言われました。
桜山展望所桜見ごろ
【滝上公園 見頃:3月中旬頃~4月中旬頃】
滝上公園には染井吉野・八重桜・大島桜など約600本の桜の木が植えられています。滝上公園は標高約119メートルの滝上山南側に位置しています。滝上公園や山王宮日吉神社一帯は江戸時代に宮津藩2代藩主・京極高広や宮津藩2代藩主・永井尚長らが別荘を置き、宮津藩・宮津城下屈指の景勝地になっていました。その後1910年(明治43年)に宮津町が官林であった面積約2万坪の土地を取得し、翌1911年(明治44年)4月に休養娯楽の遊園として滝上公園を設置しました。滝上公園からは宮津市街地や天橋立を一望でき、天橋立の反り身の姿は「弓ヶ観」と言われました。
滝上公園桜見ごろ
【京都宮津市桜名所 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
●京都の桜名所では桜の見ごろに合わせ、ライトアップを行なっているところがあります。(下記リンク参照)
京都桜ライトアップ2025(清水寺・円山公園・東寺・・・)