妙心寺庭園・妙心寺見どころ

妙心寺庭園

●妙心寺庭園は国の史跡・国の名勝に指定されています。
●妙心寺庭園には前庭・大方丈庭園・小方丈庭園があります。
●妙心寺前庭は江戸時代初期に作庭されたと言われています。妙心寺前庭は勅使門(重要文化財)と三門(重要文化財)の間にある放生池(ほうじょうち)や中心伽藍周辺にある四派の松などの松の植栽です。
放生池はほぼ正方形の池で、中央に石橋が架けられ、左右相対になっています。放生池は捕らえた魚などを殺さずに放す放生会(ほうじょうえ)を行う為の池です。
四派の松は室町時代に妙心寺を運営した四派四本庵(しはしほんあん)を表しています。四派四本庵には龍泉派(龍泉庵(りょうせんあん))・東海派(東海庵(とうかいあん))・霊雲派(霊雲院(れいうんいん))・聖澤派(聖澤院(しょうたくいん))があります。
勅使門は江戸時代初期の1610年(慶長15年)に建立されました。
三門(山門)は桃山時代の1599年(慶長4年)に建立されました。三門は京都市内で東福寺(とうふくじ)の三門・大徳寺(だいとくじ)の山門に次いで古い山門建築とも言われています。
●妙心寺大方丈庭園は白砂のみで構成された庭園で、3本の老松が植えられています。大方丈庭園には2つの盛り砂もあります。
大方丈は江戸時代前期の1654年(承応3年)に建立されました。大方丈は桁行約29.5メートル・梁行約21.7メートルで、北側3室と南側3室の合計6室があります。大方丈には石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)・奥の院から勧請された阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩が安置され、北側3室には絵師・狩野洞雲が描いた障壁画、南側3室には絵師・狩野探幽が描いた障壁画が飾られています。
●妙心寺小方丈庭園は枯山水式庭園で、少数の庭木と庭石が配置されています。小方丈庭園には樹齢200年の馬酔木(あせび)が植えられています。
枯山水は池や遣水(やりみず)などの水を用いず、地形や石・砂礫(されき)などで山水の風景を表現する庭園様式です。枯山水は水がない庭で、石で滝、白砂で水などを表現する石組みを主体とし、植物が用いられてもごく僅かです。枯山水は中国の庭園や中国の宋(そう)・明(みん)の山水画(破墨山水(はぼくさんすい))などの影響を受け、南北朝時代(1336年~1392年)から室町時代(1336年~1573年)に禅宗寺院を中心に発達しました。禅宗寺院では方丈前庭などに多く作庭されました。枯山水は最初実景の写実的な模写が多かったが、次第に象徴化・抽象化が進み、石の配列による空間構成の美が重視されるようになった。枯山水は仮山水(かさんすい)・故山水(ふるさんすい)・乾泉水(あらせんすい)・涸山水(かれさんすい)などとも言われています。
小方丈は元々江戸時代初期の1603年(年慶長8年)に建立された塔頭・玉鳳院(ぎょくほういん)の御殿だったが、1656年(明暦2年)に移して建立されました。小方丈は麒麟閣(きりんかく)とも言われています。小方丈は桁行約15.9メートル・梁行約10メートルです。
妙心寺見どころ

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