西本願寺書院・西本願寺見どころ

西本願寺書院

●西本願寺書院は1898年(明治31年)12月28日に国の重要文化財、1952年(昭和27年)11月22日に国宝に指定されました。
●西本願寺書院は江戸時代前期の1618年(元和4年)に建立されたとも言われています。また書院は対面所・白書院などから構成され、対面所は1617年(元和3年)の火災で焼失し、翌1618年(元和4年)に御影堂(ごえいどう)付近に再建され、御影堂の再建に先立って、1630年(寛永7年)にかつて建立されていた現在の場所に移され、その後北側に建立されていた白書院を移して合体させたとも言われています。書院には門主と門徒の対面などに使用される対面所(鴻の間)・賓客接待や門主対面の儀式に使用される白書院(一の間(紫明の間)・二の間・三の間(孔雀の間))・控えの間(雀の間・雁の間・菊の間)があります。ちなみに北側には北能舞台・黒書院、南側に南能舞台・虎の間及び太鼓の間・浪の間及び玄関があります。対面所は203畳敷きの大広間で、41畳の上段・162畳の下段があります。
一般的に書院は禅宗寺院で、住持(じゅうじ(住持職・住職))の私室のことです。住持(住持職・住職)は寺院を管掌する最高位の僧侶のことです。室町時代以降に武家・公家の邸の居間兼書斎も書院と言うようになりました。なお書院は中国で書庫・書斎を意味し、日本で鎌倉時代に書見(しょけん)したり、学を講ずる場所を意味するようになり、その後客を応接する対面所を言うようになった。
●西本願寺書院は桁行約38.5メートル・梁間約29.5メートルで、入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。なお西本願寺書院は桃山時代に発達した豪壮華麗な書院造で、座敷飾(床・違棚(ちがいだな)・帳台構(ちょうだいがまえ)・付書院)があり、金碧障壁画(こんぺきしょうへきが)や彫刻で飾られています。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。入母屋造は法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂・唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂に採用されています。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。なお本瓦葺は本葺き(ほんぶき)とも言われています。
西本願寺見どころ

ページ上部へ戻る