西本願寺書院庭園(虎渓の庭)・西本願寺見どころ(修学旅行)

西本願寺書院庭園(虎渓の庭)

●西本願寺書院庭園(虎渓の庭)は特別名勝・史跡です。
●西本願寺書院庭園(虎渓の庭)は桃山時代の様式を伝える枯山水式庭園です。ただ当初池泉があったとも言われています。西本願寺書院庭園は御影堂の屋根を中国江西省(こうせいしょう)の名山・廬山(ろざん・世界遺産)に見立てた借景とし、東部に築山を設け、北側の巨石で表された豪壮な枯滝(かれたき)から玉石敷きの枯流が急流となって流れ、白砂敷きの大海に注ぐ様子が表されています。2つの中島に色鮮やかな石を用いた護岸石組みあり、切り石橋と自然石の小橋が架けられています。
枯山水は池や遣水(やりみず)などの水を用いず、地形や石・砂礫(されき)などで山水の風景を表現する庭園様式です。枯山水は水がない庭で、石で滝、白砂で水などを表現する石組みを主体とし、植物が用いられてもごく僅かです。枯山水は中国の庭園や中国の宋(そう)・明(みん)の山水画(破墨山水(はぼくさんすい))などの影響を受け、南北朝時代(1336年~1392年)から室町時代(1336年~1573年)に禅宗寺院を中心に発達しました。禅宗寺院では方丈前庭などに多く作庭されました。枯山水は最初実景の写実的な模写が多かったが、次第に象徴化・抽象化が進み、石の配列による空間構成の美が重視されるようになった。枯山水は仮山水(かさんすい)・故山水(ふるさんすい)・乾泉水(あらせんすい)・涸山水(かれさんすい)などとも言われています。
廬山は中国東南部随一の名山で、古くから峰々が作る風景の雄大さ、奇絶さ、険しさ、秀麗さが「匡廬奇秀甲天下(匡廬の奇秀は天下一である)」と称えられています。廬山は山脈全体の面積が約282平方キロで、最高峰が標高1,474メートルの漢陽峰になります。廬山は古い岩石が風化・浸食され、奇岩・秀峰が林立し、随所に深い谷や瀑布などが形成されています。廬山は4世紀に高僧・慧遠(えおん)が東林寺を建立し、白蓮社(びゃくれんしゃ)を結成した仏教の霊山です。廬山は1996年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
●西本願寺書院庭園(虎渓の庭)には緑泥片岩(りょくでいへんがん)などの庭石が配され、廬山の高僧・慧遠にまつわる虎渓三笑(こけいさんしょう)の故事を偲ばせます。
虎渓三笑は廬山に東林寺(とうりんじ)を建立して隠棲した高僧・慧遠(えおん)は客を送る時も二度と虎渓の石橋を越えまいと誓っていたが、訪ねてきた詩人・陶淵明(とうえんめい)と道士・陸修静(りくしゅうせい)を送って行った際、話に夢中になって不覚にも石橋を渡り、三人で大笑いして別れたというものです。なお慧遠は無量寿仏(阿弥陀仏・阿弥陀如来)像を礼拝し、無量寿仏の姿やその功徳を心に想い浮かべる観想念仏(かんそうねんぶつ)を修し、中国浄土教の祖とされています。
西本願寺見どころ

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