小塩の上げ松(日程・時間・・・)

小塩の上げ松
小塩の上げ松(日程・時間・・・)を紹介しています。小塩の上げ松は例年8月23日に近い土曜日に行われています。小塩の上げ松では「愛宕権現菩薩これが一や一や」と唱えながら松明に火を点け、高さ約15メートルのヒノキの燈篭木の先端に取り付けられた逆円錐形のもじに向かって松明を投げ上げます。
【小塩の上げ松2018 日程時間(要確認)】
小塩の上げ松2018は2018年8月25日(土曜日)20:00頃から行われます。(現在確認中・要注意)
【小塩の上げ松・小塩 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市右京区京北小塩町
最寄り駅・バス停・・・小塩中ノ町(徒歩約10分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*周山バス停から京北ふるさとバス
*京都駅・四条大宮からJRバス・高雄京北線 栂ノ尾・周山行き
●バスの時間(最終バス)に注意して下さい。
【小塩の上げ松 歴史・簡単概要】
小塩の上げ松(おしおのあげまつ)は京都御所で内裏が焼失した960年(天徳4年)頃から始まったとも言われています。小塩の上げ松は古来炭焼きから山火事を防ぐ為に愛宕神社に祈願した起源とも言われています。小塩の上げ松では五穀豊穣・無病息災・防火を祈願します。なお小塩の上げ松は昭和に入って一時中断になったが、1974年(昭和49年)に小塩上げ松保存会が結成され、1990年(平成2年)には京都府の無形民俗文化財に指定されました。
小塩の上げ松では「愛宕権現菩薩これが一や一や」と唱えながら松明に火を点け、高さ約15メートルのヒノキの燈篭木(とうろぎ)の先端に取り付けられた高さ約4メートル・直径約2メートルの逆円錐形のもじに向かって松明を投げ上げます。その後杉の葉などが詰められているもじに火が点き、しばらくすると燈篭木が倒れます。
松上げは京都と若狭を結ぶ若狭街道周辺の山村でお盆(地蔵盆)の時期に行われる火祭りです。松上げは山火事を恐れ、火伏(防火)に霊験があるとされる愛宕神社(あたごじんじゃ)を崇拝する愛宕信仰が起源とも言われています。ちなみに京都の家庭の台所や飲食店の厨房などには愛宕神社の「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれた火伏札がよく貼られています。なお松上げは松上げ祭り・松上げ神事・上げ松などとも言われているそうです。
地蔵盆は毎月24日に行われる地蔵菩薩(お地蔵さん)の縁日のことだが、お盆(盂蘭盆会)に近い旧暦7月24日に行われる地蔵盆を言うことが多いそうです。ちなみに地蔵菩薩は子供の守り神とされています。
愛宕神社は大宝年間(701年~704年)に修験道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)と白山の開祖である泰澄が朝廷の許しを得て、愛宕山(朝日峰)に神廟を造営したのが起源と言われています。
【右京区 歴史・簡単概要】
右京区(うきょうく)は京都市を構成する11区のひとつで、京都市の西北部に位置しています。右京区は2005年(平成17年)に小塩の上げ松が行われる北桑田郡京北町を編入したことから現在11区の中で一番面積が広い区になりました。右京区は北区・左京区・中京区・下京区・南区・西京区・亀岡市・南丹市に接しています。右京区はかつて秦の始皇帝の子孫と称する渡来系氏族・秦氏(はたうじ)が支配し、山背(山城)国府が置かれていたとも言われています。その後嵯峨・嵐山は皇族や公家の別荘地になりました。右京区には渡来人氏族・秦河勝(はたのかわかつ)が創建したとも言われている広隆寺やいずれも世界遺産である龍安寺・仁和寺・天龍寺、そして古くから火伏・防火に霊験があると言われている愛宕神社などがあります。なお右京区は1931年(昭和6年)に成立し、1976年(昭和51年)に右京区から西京区が分区しました。
*参考・・・松上げwikipedi・右京区(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)wikipedia
【小塩の上げ松 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。