京都洛北の紅葉名所・穴場(三千院・鞍馬寺・源光庵・瑠璃光院)

源光庵

京都洛北の紅葉名所・穴場

京都洛北の紅葉名所・穴場を紹介しています。洛北には延暦寺・三千院・宝泉院・勝林院・寂光院・実相院・蓮華寺・鞍馬寺・貴船神社・曼殊院・詩仙堂・高桐院・源光庵・瑠璃光院・修学院離宮などの紅葉名所・穴場があります。なお京都では例年11月中旬頃から12月上旬頃に紅葉の見ごろを迎えることが多いが、その年の気候や紅葉の名所の地理的条件などによって多少前後することがあります。最近は地球温暖化の影響により、少し見頃が遅くなることが多いようです。

【紅葉見ごろ・予測】
●2025年9月上旬頃から京都の紅葉見ごろ情報を情報発信します。
京都紅葉見ごろ2025

【京都洛北の紅葉名所・穴場 基礎知識】
紅葉は最低気温が8度以下の日が続くと見ごろが近くなり、最低気温が5~6度になると一気に進むと言われています。なお紅葉は緑色の色素・クロロフィル(葉緑素)が分解され、赤色の色素・アントシアンが生成されることで起こります。黄葉は緑色の色素・クロロフィルが分解され、黄色の色素・カロチノイドだけが残ることで起こります。アントシアニンは植物において広く存在する色素、カロテノイドは黄・橙・赤色などを示す天然色素です。

【京都洛北の紅葉名所・穴場 マップ・地図】

【常照皇寺(じょうしょうこうじ)】

常照皇寺にはモミジが分布し、紅葉と山門・勅額門・勅使門と続く参道や奥庭などの光景が美しいと言われています。常照皇寺は光厳上皇(北朝初代・光厳天皇(こうごんてんのう))が創建したとも、廃寺になった成就寺(じょうじゅじ)を改めたとも言われています。
常照皇寺紅葉見ごろ

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【峰定寺(ぶじょうじ)】

峰定寺にはイロハモミジ・ヤマモミジなどが分布し、紅葉と断崖に迫り出した舞台造の本堂などの光景が美しいと言われています。峰定寺は1154年(久寿元年)に三滝上人・観空西念が鳥羽上皇(第74代・鳥羽天皇(とばてんのう))の勅願により、鳥羽上皇の念持仏である十一面千手観音像を本尊として創建したのが起源です。
峰定寺紅葉見ごろ

【志明院(しみょういん)】

志明院にはカエデ・ナラ・イチョウなどが分布し、紅葉と仁王門(楼門)・本堂・懸崖造の根本中院との光景などが美しいと言われています。志明院・岩屋不動は650年(白雉元年)に修験道(しゅげんどう)の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が不動明王の示験によって草創したと言われています。
志明院紅葉見ごろ

【延暦寺(えんりゃくじ)】

延暦寺には東塔・西塔・横川の三塔十六谷に約2,000本を超えるモミジなどが分布し、横川中堂付近の光景などが美しいと言われています。延暦寺は788年(延暦7年)に伝教大師(でんぎょうだいし)・最澄(さいちょう)が自ら刻んだ薬師如来を本尊とする一乗止観院(いちじょうしかんいん)を結んだのが起源と言われています。
延暦寺紅葉見ごろ

【三千院(さんぜんいん)】

三千院には有清園や聚碧園などにイロハモミジなどが分布し、紅葉と杉木立に囲まれた有清園や聚碧園・参道などの光景が美しいと言われています。三千院は788年(延暦7年)に伝教大師(でんぎょうだいし)・最澄(さいちょう)が延暦寺を創建した際、東塔南谷に自作の薬師如来像を本尊とする円融房(えんにゅうぼう)を建立したのが起源です。
三千院紅葉見ごろ

【宝泉院(ほうせんいん)】

宝泉院には盤桓園などにイロハモミジ・イタヤモミジ・ニシキモミジなどが分布し、紅葉と盤桓園などの光景が美しいと言われています。宝泉院は1012年(長和2年)に第3代天台座主である慈覚大師(じかくだいし)・円仁(えんにん)が創建した勝林院(しょうりんいん)の僧坊のひとつとして建立されました。
宝泉院紅葉見ごろ宝泉院紅葉ライトアップ

【勝林院(しょうりんいん)】

勝林院にはモミジなどが分布し、紅葉とこけら葺きの本堂・鐘楼などの光景が美しいと言われています。勝林院は835年(承和2年)に第3代天台座主である慈覚大師(じかくだいし)・円仁(えんにん)が創建したと言われています。
勝林院紅葉見ごろ

【常光院(じょうこういん)】

常光院は建仁寺242世・温仲宗純(おんちゅうそうじゅん)が創建しました。その後温仲宗純が今熊野・福聚院を移して合寺したが、1552年(天文21年)に焼失しました。
寂光院紅葉見ごろ

【実相院(じっそういん)】

実相院にはカエデ・モミジなどが分布し、紅葉と山水庭園・枯山水の石庭などの光景が美しいと言われています。実相院は1229年(寛喜元年)に静基僧正(じょうきそじょう)が北区紫野に開山したのが起源です。その後御所の近くに移り、応仁の乱の兵火を逃れる為に現在の場所に移りました。
実相院紅葉見ごろ

【蓮華寺(れんげじ)】

蓮華寺には石畳の参道などにカエデ・イチョウなどが植えられ、紅葉と約400坪の池泉回遊式庭園などの光景が美しいと言われています。蓮華寺は元々、京都駅付近の七条塩小路に創建された時宗の西来院が起源とも言われています。応仁の乱で焼失し、1662年(寛文2年)に今枝近義(いまえだちかよし)が祖父・重直の菩提を弔う為に草庵を寺に改めて再興しました。
蓮華寺紅葉見ごろ

【鞍馬寺(くらまでら)】

鞍馬寺にはカエデ・桜などが分布し、紅葉と仁王門・九十九折参道などの光景が美しいと言われています。鞍馬寺は寺伝によると770年(宝亀元年)に律宗の開祖・鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟・鑑禎上人(がんていしょうにん)が草庵を結び、毘沙門天を本尊として奉安したのが起源と言われています。
鞍馬寺紅葉見ごろ

【貴船神社(きふねじんじゃ)】

貴船神社には石段の参道や本宮の境内にカエデ・イロハモミジなどが分布し、紅葉と石段の参道・春日灯籠の光景が美しいと言われています。貴船神社は社伝によると初代・神武天皇(じんむてんのう)の母・玉依姫命(たまよりひめのみこと)が黄色い船に乗って淀川・鴨川・貴船川を遡り、水神を祀ったのが起源と言われています。
貴船神社紅葉見ごろ貴船もみじ灯篭

【曼殊院(まんしゅいん)】

曼殊院には大書院前の枯山水庭園や勅使門周辺にカエデなどが分布し、紅葉と勅使門・築地塀・石垣の光景が美しいと言われています。曼殊院は伝教大師(でんぎょうだいし)・最澄(さいちょう)が比叡山に鎮護国家の道場として創建した坊(小寺院)が起源です。
曼殊院紅葉見ごろ曼殊院紅葉ライトアップ

【詩仙堂(しせんどう)】

詩仙堂にはイロハモミジ・ヤマモミジなどが分布し、紅葉と白砂にサツキの刈り込みがある唐様庭園などの光景が美しいと言われています。詩仙堂は1641年(寛永18年)に徳川家の家臣・石川丈山(いしかわじょうざん)が隠居の為に造営した山荘が起源です。
詩仙堂紅葉見ごろ

【圓通寺(えんつうじ)】

圓通寺にはモミジなどが分布し、紅葉と比叡山を借景にした枯山水式の平庭などの光景が美しいと言われています。圓通寺は後水尾天皇の山荘・幡枝御殿(はたえごてん)だった場所です。その後1678年(延宝6年)に円光院殿瑞雲文英尼大師が妙心寺第10世・景川宗隆禅師(けいせんそうりゅうぜんじ)を勧請し、幡枝御殿を寺院に改めました。
圓通寺紅葉見ごろ

【高桐院(こうとういん)】

高桐院は楓の庭とも言われる庭園などの山内にカエデなどが分布し、紅葉と楓の庭・参道の光景が美しいと言われています。高桐院は1602年(慶長7年)に武将で、利休七哲の一人である細川忠興(ほそかわただおき)が父・藤孝(ふじたか)の為、藤孝の弟で、玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)を開山として創建しました。
高桐院紅葉見ごろ

【源光庵(げんこうあん)】

源光庵には本堂前や本堂裏の鶴亀の庭などにカエデが分布し、本堂の丸い窓「悟りの窓」と四角い窓「迷いの窓」からの紅葉の景色が人気があります。源光庵は1346年(貞和2年)に大徳寺2世・徹翁義亨(てっとうぎこう)の隠居所として開基されました。源光庵は当初、復古堂と言われていました。
源光庵紅葉見ごろ

【上賀茂神社(かみがもじんじゃ)】

上賀茂神社にはモミジ・イチョウ・エノキなどが分布し、紅葉とならの小川・橋殿・渉渓園・二の鳥居などの光景が美しいと言われています。上賀茂神社は社伝によると神代の昔に賀茂別雷命(かもわけいかづちのかみ)が現社殿の北北西にある秀峰・神山(こうやま)に降臨したのが起源とも言われています。
上賀茂神社紅葉見ごろ

【瑠璃光院(るりこういん)】

瑠璃光院には瑠璃の庭などに数百本のカエデが分布し、漆塗りの机の天板や床板に鮮やかに映り出された逆さ紅葉が美しいと言われています。瑠璃光院は実業家・政治家であった田中源太郎(たなかげんたろう)の別荘があった場所です。瑠璃光院は公爵・三条実美(さんじょうさねとみ)からは「喜鶴亭(きかくてい)」と命名されました。
瑠璃光院紅葉見ごろ瑠璃光院紅葉ライトアップ

【修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)】

修学院離宮にはカエデなどが分布し、紅葉と巨大な人工池・浴龍池や隣雲亭がある上御茶屋などの光景が美しいと言われています。修学院離宮は後水尾上皇(第108代・後水尾天皇(みずのおてんのう))の皇女・文智女王(ぶんちじょおう)が草庵を営み、円照寺を創建した場所です。その後後水尾上皇が文智女王を訪ね、隣雲亭からの眺めから修学院離宮の造営を決意したとも言われています。
修学院離宮紅葉見ごろ

【京都洛北の紅葉名所・穴場 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
京都紅葉ライトアップ2025(清水寺・永観堂・東寺・・・)
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