龍源院本堂・龍源院見所(修学旅行・観光)

龍源院本堂

●龍源院本堂は1961年(昭和36年)6月7日に国の重要文化財に指定されました。
●龍源院本堂は戦国時代(室町時代後期)の1517年(永正14年)頃に建立されました。本堂には礼間(らいのま)・室中(しっちゅう)・檀那間(だんなのま)などがあります。室中には龍図の襖絵が飾られ、奥の仏壇に釈迦如来(しゃかにょらい)坐像が安置されています。釈迦如来坐像は鎌倉時代中期に造仏され、京都八釈迦に数えられています。
釈迦如来は仏教の開祖であるお釈迦さま(ゴータマ・シッダッタ、ガウタマ・シッダールタ、瞿曇悉達多)の尊称です。釈迦如来は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)、釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)、釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)などとも言われています。お釈迦さまは約2,500年前の旧暦の4月8日、インド国境に近いネパールのルンビニーの花園で、父・シャカ族の国王である浄飯王(じょうばんのう・シュッドーダナ)と母・摩耶夫人(まやふじん・マーヤー)との間に生まれました。お釈迦さまは生まれてすぐに7歩歩き、右手で天、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えたとも言われています。29歳で出家し、35歳の旧暦の12月8日の夜明け前、明星出現と同時にブッダガヤの菩提樹の下で、悪魔の誘惑に負けずに悟りを開きました。その後約45年間に渡り、インド各地を回って教えを説き、クシナーラで亡くなりました。お釈迦さまの遺骸は火葬され、遺骨は各地のストゥーパに分けて祀られたそうです。なお釈迦如来像には誕生像・苦行像・降魔像・説法像・涅槃像などがあり、説法像が一般的な像容です。623年(推古天皇31年)に渡来系の仏師・鞍作止利(くらつくりのとり)が造仏し、法隆寺金堂(国宝)の本尊として安置されている銅造釈迦三尊像(国宝)がよく知られています。
●龍源院本堂は桁行約14.8メートル・梁間約11.8メートルで、入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
龍源院

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