楞厳寺(拝観料・見どころ・アクセス・歴史概要・・・)
楞厳寺
楞厳寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。楞厳寺には大隈重信から「鴉博士」の称号を贈られた浮世絵師・長井一禾(ながいいっか)が描いた四季のカラスの襖絵(春の「育雛の間」・夏の「高野杉に鴉」・秋の「湖畔の鴉」・冬の「雪中反哺の孝」)が庫裡にあり、「丹波のカラス寺」とも言われています。
【楞厳寺 アクセス・マップ】
場所・・・京都府綾部市舘町楞巌寺6
最寄り駅・バス停・・・舘(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*JR綾部駅からあやバス・志賀南北線
【楞厳寺 拝観時間・時間(要確認)】
カラス襖絵要予約
【楞厳寺 拝観料金・料金(要確認)】
境内無料、カラス襖絵志納金
【楞厳寺 歴史・簡単概要】
楞厳寺(りょうごんじ)・丹波のカラス寺は起源が明確ではありません。楞厳寺は寺伝によると奈良時代中期頃の天平年間(729年~748年)に林聖上人が創建したとも言われています。楞厳寺は当初吉祥院(きちじょういん・きっしょういん)とも称していました。ちなみに楞厳寺の寺号はサンスクリットの「シューランガマ」の音訳「首楞厳(しゅりょうごん)」に由来しています。その後時代の変遷と度々兵火に見舞われ、伽藍の大部分が焼失し、古文書などの多くが散逸しました。歴代住職の記録も失われました。1349年(貞和5年)の敷地紛失状によると南北朝時代の1337年(延元2年・建武4年)の兵火によって広大な寺領が奪われました。室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)の執事で、丹波の守護となる北朝方・仁木頼章(にっきよりあき)の軍勢が南朝方の軍勢と戦って楞厳寺が焼失したとも言われています。江戸時代中期の1703年(元禄16年)から1708年(宝永5年)に中興開山・盛長法印が現在の本堂を再建し、50年後の1758年(宝暦8年)に現在の庫裡が建立されました。2002年(平成14年)春に本堂の改築が始まり、2003年(平成15年)秋に完成しました。本堂の格天井には円山應挙直系8代目の日本画家・円山慶祥とその弟子・真祥による花の絵が96面描かれています。なお楞厳寺は本尊として薬師瑠璃光如来を安置しています。
楞厳寺は高野山真言宗の寺院です。
*参考・・・楞厳寺(アクセス・歴史・・・)
【楞厳寺 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
楞厳寺の見どころは長井一禾(ながいいっか)が庫裡に描いた四季のカラスの襖絵(春の「育雛の間」・夏の「高野杉に鴉」・秋の「湖畔の鴉」・冬の「雪中反哺の孝」)です。長井一禾は当初一部屋だけを描く予定だったが、俗世間から隔絶されたような静謐さと庫裡からの眺めが気に入り、四季のカラスの襖絵を完成させました。長井一禾は昭和12年から翌昭和13年に掛けて滞在し、境内の池の近くに自らの筆塚を建立しました。またボダイジュ・サルスベリ・ツバキの三古木も見どころです。三古木はいずれも綾部の古木名木100選に選ばれ、ボダイジュが樹齢約500年、サルスベリ・ツバキが樹齢約400年と言われています。ちなみにツバキは白・桃色・赤の咲き分けます。なお楞厳寺は関西花の寺25ヶ所の第2番札所になっています。
【楞厳寺 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・0773-47-0043
【楞厳寺 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
【楞厳寺 おすすめ散策ルート】
楞厳寺からのおすすめ散策ルートは北東の綾部市梅林公園に向かうルートです。10分ほど散策すれば、綾部市梅林公園に行くことができ、京都観光・旅行を楽しむことができます。なお楞厳寺周辺には観光スポットがあまり多くない為、次の観光スポットに向かい、その周辺を散策した方がいいかもしれません。