京都洛北の桜名所・穴場(三千院・鞍馬寺・半木の道)

京都洛北の桜名所・穴場
京都洛北の桜名所・穴場を紹介しています。洛北には常照皇寺・比叡山ドライブウェイ・奥比叡ドライブウェイ・三千院・鞍馬寺・上賀茂神社・常照寺・府立植物園・半木の道・寂光院・宝が池公園・実光院などの桜名所・穴場があります。なお京都では例年3月下旬頃から4月上旬頃に桜の見ごろを迎えることが多いが、その年の気候や桜の名所の地理的条件などによって多少前後することがあります。最近は地球温暖化の影響により、少し見頃が早まることが多いようです。
【京都 桜開花・満開予測】
●2025年3月24日、ウェザーマップは桜の開花・満開が平年並で、京都で3月25日に開花、3月31日に満開になると予想しました。(順次情報更新中)
【京都洛北の桜名所・穴場 基礎知識】
桜は2月1日以降、毎日の最高気温の合計が600度を超えると開花し、地域によって差があるが、開花から1週間から5日ほどで満開(桜の見ごろ)になるとも言われています。なお桜と言うと花見を連想するが、奈良時代に花見と言えば、中国から伝わった梅だったそうです。しかし平安時代になると梅から桜に少しずつ変わって行ったそうです。それは貴族などが詠んだ和歌などにも現れ、「万葉集(奈良時代末期頃成立)」では梅を詠んだ歌が119首、桜を詠んだ歌が42種だったが、「古今和歌集(平安時代前期成立)」では梅を詠んだ歌が18首、桜を詠んだ歌が70種とその数が逆転します。(誤差あり)
【京都洛北の桜名所・穴場 マップ・地図】
- 常照皇寺:4月上旬~中旬
- 比叡山ドライブウェイ:4月中旬~下旬
- 奥比叡ドライブウェイ:4月下旬~5月上旬
- 三千院:4月中旬
- 鞍馬寺:4月中旬
- 上賀茂神社:4月上旬~中旬
- 常照寺:4月中旬
- 府立植物園:3月下旬~4月中旬
- 半木の道:4月上旬
- 寂光院:3月下旬~4月上旬
- 宝が池公園:3月下旬~4月上旬
- 実光院:4月中旬
【常照皇寺(じょうしょうこうじ)】
常照皇寺は1362年(正平17年・貞治元年)に光厳上皇(北朝初代・光厳天皇)が創建したとも、光厳上皇が廃寺だった天台宗の成就寺を改めたとも言われています。その後安土桃山時代に明智光秀が丹波黒井城(保月城)を攻略した際に焼失したが、江戸時代前期に江戸幕府2代将軍・徳川秀忠の寺領寄進や第108代・後水尾天皇の志納などよって再興されました。
常照皇寺桜見ごろ
【比叡山ドライブウェイ(ひえいざんドライブウェイ)】
比叡山ドライブウェイは1958年(昭和33年)4月18日に滋賀県大津市の比叡山に開通した長さ約8.1キロの有料道路です。比叡山ドライブウェイは滋賀県大津市の田ノ谷峠から夢見が丘・ロテルド比叡・ホテル前検札所を経由して、延暦寺東塔(根本中堂)・比叡山頂を結んでいます。1966年(昭和41年)に延暦寺東塔(根本中堂)から開通した奥比叡ドライブウェイに連結しました。
比叡山ドライブウェイ桜見ごろ
【奥比叡ドライブウェイ(おくひえいドライブウェイ)】
奥比叡ドライブウェイは1966年(昭和41年)5月1日に滋賀県大津市の比叡山に開通した長さ約12キロの有料道路です。奥比叡ドライブウェイは延暦寺東塔(根本中堂)から延暦寺西塔(釈迦堂)・横川中堂を経由して、大津市仰木までを結んでいます。奥比叡ドライブウェイは1958年(昭和33年)に開通していた比叡山ドライブウェイに連結しています。
奥比叡ドライブウェイ桜見ごろ
【三千院(さんぜんいん)】
三千院(さんぜんいん)は788年(延暦7年)に天台宗の宗祖である伝教大師・最澄が比叡山に延暦寺を創建した際、東塔南谷に自作の薬師如来像を本尊とする円融房を建立したのが起源です。その後第3代天台座主である慈覚大師・円仁が引き継ぎ、平安時代後期以降に皇室や摂関家の子弟が入寺する宮門跡になりました。1871年(明治4年)に現在の場所に移り、寺号を三千院に改めました。
三千院桜見ごろ
【鞍馬寺(くらまでら)】
鞍馬寺は寺伝によると770年(宝亀元年)に律宗の宗祖・鑑真和上の高弟・鑑禎上人が草庵を結び、毘沙門天を祀ったのが起源と言われています。その後平安時代に京都の北方を守護する寺として信仰されました。寛平年間(889年~897年)に東寺の僧・峯延が入寺して真言宗に改めたが、保延年間(1135年~1140年)に天台宗に改められ、青蓮院に属するようになりました。
鞍馬寺桜見ごろ
【上賀茂神社(かみがもじんじゃ)】
上賀茂神社は社伝によると神代の昔に賀茂別雷命が現社殿の北北西にある秀峰・神山に降臨したのが起源とも言われています。その後677年(天武天皇6年)に賀茂神宮が造営されたとも言われています。794年(延暦13年)の第50代・桓武天皇による平安京遷都以降に皇城鎮護の神・山城国一之宮になり、桓武天皇を初めとする歴代天皇が行幸・奉幣祈願されたと言われています。
上賀茂神社桜見ごろ
【常照寺(じょうしょうじ)】
常照寺は1615年(元和元年)に書家・陶芸家である本阿弥光悦が江戸幕府初代将軍・徳川家康から土地を賜って移住した光悦村の一部です。常照寺は1616年(元和2年)に本阿弥光悦とその子・本阿弥光嵯が法華の鎮所を建立し、寂照院日乾上人を招じ、寂光山常照寺と号したのが起源と言われています。その後1627年(寛永4年)に寂照院日乾上人が僧侶の養成機関である鷹峰檀林を創設しました。
常照寺桜見ごろ
【府立植物園(ふりつしょくぶつえん)】
府立植物園は1917(大正6年)に着工し、1924年(大正13年)1月1日に日本初の公立植物園として開園しました。1946年(昭和21年)に連合国軍に接収され、1957年(昭和32年)に返還され、1961年(昭和36年)4月から再開しました。その後再開園30年の際、大規模な改修工事が行われ、1992年(平成4年)に回遊式観覧温室が建設されました。
府立植物園桜見ごろ・京都府立植物園桜ライトアップ
【半木の道(なからぎのみち)】
半木の道は一級河川・賀茂川の東側(左岸)堤防の内、京都府立植物園の西側にある北大路橋から北山大橋の間の1キロ弱の道です。半木の道の名称は京都府立植物園内のなからぎの森に祀られている上賀茂神社の境外末社・半木神社に由来しています。
半木の道桜見ごろ
【寂光院(じゃっこういん)】
寂光院は寺伝によると594年(推古天皇2年)に聖徳太子が父で、第31代・用明天皇の菩提を弔う為に創建したのが起源とも言われています。1165年(永万元年)に第75代・崇徳天皇の寵愛を受けた女官で、建礼門院徳子に仕えた阿波内侍が入寺し、1185年(文治元年)に平清盛の娘で、第81代・安徳天皇の生母・建礼門院徳子が入寺し、壇ノ浦の戦いで滅亡した平氏と安徳天皇の菩提を弔いながら終生を過ごしました。
寂光院桜見ごろ
【宝が池公園(たからがいけこうえん)】
宝が池公園は京都市左京区にある面積約62.7ヘクタールの公園です。宝が池公園は1763年(宝暦13年)に灌漑用水として造られた宝ケ池を中心に整備されています。宝が池公園は1942年(昭和17年)に防空緑地として都市計画に決定されたのが起源です。その後1966年(昭和41年)に日本初の国立の会議施設である国立京都国際会館が開設されると施設整備が大幅拡張されました。
宝が池公園桜見ごろ
【実光院(じっこういん)】
実光院は平安時代に勝林院の僧坊のひとつとして創建されたのが起源と言われています。その後応永年間(1394年~1428年)に宗信法印が復興しました。1919年(大正8年)に普賢院・理覚院と合寺し、向かい側の大原陵(後鳥羽天皇・順徳天皇陵)から現在の場所である普賢院の境内に移りました。
実光院桜見ごろ
【京都洛北の桜名所・穴場 備考】
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)