泉涌寺御座所庭園・泉涌寺見どころ(修学旅行)

泉涌寺御座所庭園

●泉涌寺御座所庭園は御座所(ござしょ)の東から海会堂(かいえどう)の南に広がっています。御座所は1882年(明治15年)に書院・庫裡とともに焼失し、1884年(明治17年)に第122代・明治天皇が京都御所内にある皇后宮の御里御殿(おさとごでん)を移して再建し、その際に御座所庭園も作庭されたとも言われています。海会堂は1873年(明治6年)3月に恭明宮(きょうめいぐう)を移して建立されました。なお海会堂が建立されている場所はかつて大方丈(おおほうじょう)が建立され、その周りに草花や低木を植えた小さな庭である前栽(せんざい)がありました。
御座所には玉座の間・皇族の間・勅使の間・侍従の間・女官の間・門跡の間があり、西側に車寄があります。玉座の間は天皇・皇后が訪れた際に休息所として使用されています。直近では1990年(平成2年)の即位報告・1994年(平成6年)の平安建都1200年記念・1999年(平成11年)の在位10年の報告・2019年(平成31年・令和元年)譲位の報告と即位報告で利用されました。泉涌寺御座所には第49代・光格天皇の遺品である桑製の机が置かれています。
海会堂は土蔵造の仏堂です。海会堂には歴代天皇・皇后・親王らの念持仏30数体が安置されています。また本尊である阿弥陀如来坐像・俊じょう律師像や歴代先住代々宗師の位牌も安置されています。
●泉涌寺御座所庭園には仙洞御所(せんとうごしょ)から移された雪見灯籠(ゆきみどうろう)が据えられ、桂離宮(かつらりきゅう)の雪見灯籠とともに雪見灯籠の双璧と言われています。雪見灯籠は泉涌寺(雪見型)灯籠と言われています。泉涌寺御座所庭園には築山に配され、モミジ・マツなどの高木やサツキツツジ・ドウダンツツジ・ウメモドキなどの低木が植えられています。
仙洞御所は譲位した天皇(太上天皇・太上法皇・上皇)の御所です。仙洞は本来仙人の住み処を指し、転じて上皇・法皇の御所を言うようになりました。現在の仙洞御所は江戸時代前期の1627年(寛永4年)に後水尾上皇(第108代・後水尾天皇)の為に造営されたが、江戸時代後期の1854年(安政元年)の火災によって内裏(だいり)とともに焼失し、その後再建されることなく、庭園だけが残されました。
一般的に雪見灯籠は丈が低く、笠が大きく、短い脚が外方に広がっています。
一般的に灯籠(燈籠)は灯火を灯す器具です。灯籠は原型が中国大陸から朝鮮半島を経て、仏教とともに伝来したと言われています。灯籠は宝珠(ほうじゅ・擬宝珠(ぎぼうしゅ))・笠(かさ)・火袋( ひぶくろ)・中台(ちゆうだい)・竿(さお)・基礎などから構成され、火袋に灯火が灯されます。灯籠にはその形から春日(かすが)・雪見(ゆきみ)・岬(みさき)・織部(おりべ)・遠州(えんりゅう)・道成寺(どうじょうじ)・キリシタンなどの種類があります。なお灯籠には木灯籠・陶灯籠・金灯籠・石灯籠などがあります。
泉涌寺見どころ

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