下鴨神社叉蔵・下鴨神社見どころ

下鴨神社叉蔵

●下鴨神社叉蔵は1967年(昭和42年)6月15日に国の重要文化財に指定されました。
●下鴨神社叉蔵は江戸時代前期の1628年(寛永5年)頃に造営されました。下鴨神社叉蔵にはご神宝(しんぽう)を保管しています。下鴨神社叉蔵では1991年(平成3年)に桔木(はねぎ)の墨書が発見されました。
神宝(じんぽう・じんぼう・かんだから)は祭神にゆかりが深い宝物・調度品・装束類などです。神宝は鏡・剣・玉・鈴・神服・幣・琴・書物などが多いとされています。なお伊勢神宮(いせじんぐう)では20年毎の式年遷宮で社殿とともに714種・1,576点の装束・神宝も造り替えられます。
桔木の墨書は1991年(平成3年)1月に次回の式年遷宮(1994年(平成6年))の為の修理中に発見されました。桔木の墨書には「五年四月二十八日 神与兵衛」と記されていました。「神」は社殿造営を采配する神工のことです。「与兵衛」は西方紙工清原(国)・東方神工木村(貞)・河合社神工藤井家の三家の内、清原の家系と言われています。他の棟梁には弁慶・桜井(市)・木村(佐)・桜井(直)などがいました。なお桔木は丸太のように太い部材を差し込み、屋根裏からテコの原理で軒先を支える部材です。
●下鴨神社叉蔵は桁行三間・梁間三間で、入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。下鴨神社叉蔵は校倉です。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。入母屋造は法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂・唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂に採用されています。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。なお本瓦葺は本葺き(ほんぶき)とも言われています。
一般的に校倉は三角形・四角形などの断面をした木材を使って、稜(りょう)のひとつを外側に向け、井桁(いげた)に組んで外壁とした倉です。校倉は奈良時代に広く行われていました。校倉には壁面が頑丈で、雨仕舞(あまじまい)がよくて湿気を内部に通しにくく、また乾燥時に壁面から通風があるという特徴があります。なお校倉は甲倉(こうそう)・叉倉(さそう)とも言われています。
下鴨神社見どころ

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