相国寺庭園・相国寺見どころ

相国寺庭園

●相国寺庭園には裏方丈庭園・開山堂庭園などがあります。裏方丈庭園・開山堂庭園は枯山水式庭園です。
枯山水は池や遣水(やりみず)などの水を用いず、地形や石・砂礫(されき)などで山水の風景を表現する庭園様式です。枯山水は水がない庭で、石で滝、白砂で水などを表現する石組みを主体とし、植物が用いられてもごく僅かです。枯山水は中国の庭園や中国の宋(そう)・明(みん)の山水画(破墨山水(はぼくさんすい))などの影響を受け、南北朝時代(1336年~1392年)から室町時代(1336年~1573年)に禅宗寺院を中心に発達しました。禅宗寺院では方丈前庭などに多く作庭されました。枯山水は最初実景の写実的な模写が多かったが、次第に象徴化・抽象化が進み、石の配列による空間構成の美が重視されるようになった。枯山水は仮山水(かさんすい)・故山水(ふるさんすい)・乾泉水(あらせんすい)・涸山水(かれさんすい)などとも言われています。
●相国寺裏方丈庭園は1985年(昭和60年)6月1日に京都の名勝に指定されました。相国寺裏方丈庭園は方丈が江戸時代後期の1788年(天明8年)の天明の大火で焼失し、1807年(文化4年)に再建された際に作庭されたと言われています。相国寺裏方丈庭園は細長い敷地で、大きな掘り込み状の枯流れが左手から右手に雄大に流れ、その背後にモミジ・マツなどの樹木が植えられています。枯流れは斜面にスギゴケが張られ、底に小石が敷かれています。小石は上流から下流に向けて大きさが少しずつ変えられています。また枯流れには一角に滝石組も組まれています。なお方丈前庭には白砂が敷き詰められ、白砂が太陽の反射させて室内を明るくする働きがあるとも言われています。
相国寺方丈は東西25メートル・南北15メートル・6間168畳で、入母屋造(いりもやづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。
●相国寺開山堂庭園は開山堂が江戸時代後期の1788年(天明8年)の天明の大火で焼失し、1807年(文化4年)に第116代・桃園天皇の皇后・恭礼門院の女院御所の御殿(黒御殿)を賜って再建された際に作庭されたと言われています。その後昭和初期に改修されました。相国寺開山堂庭園は築山と流れの「山水の庭」と御影石の切石に囲まれた白砂に庭石を配置した「枯山水平庭」に分かれます。「山水の庭」には昭和10年頃に途絶えた禁裏御用水(賀茂川・上御霊神社・相国寺境内・開山堂・功徳院・御所庭園)が上賀茂から引き込まれ、御用水が相国寺境内で龍淵水(りゅうえんすい)とも言われていたことから龍渕水の庭とも言われています。ちなみに御用水が開山堂を出た水路は碧玉構と言われています。
相国寺開山堂は夢窓国師石像(勧請開山)・春屋妙葩像(開山)・足利義満像(開基)などを安置しています。
相国寺見どころ

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