天龍寺・化野念仏寺散策コース(竹林の道・・・)
天龍寺・化野念仏寺散策コース
天龍寺・化野念仏寺散策コースは世界遺産である天龍寺と約8,000体の石仏・石塔が西院の河原にある化野念仏寺を竹林の道(竹林の小径)などで結ぶ散策コースです。途中にはいずれも紅葉名所である二尊院・常寂光寺・祇王寺などがあります。化野念仏寺には竹林もあります。
【天龍寺・化野念仏寺散策コース】
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 概要】
天龍寺から化野念仏寺は距離が約2.5キロ、徒歩では約35分掛かります。天龍寺から化野念仏寺までは少し上っているが、比較的楽に散策することができます。ただ天龍寺から竹林の道までは結構観光客が多いのが難点かもしれません。嵯峨野(嵐山)は紅葉の名称の為、紅葉が見頃を迎える11月後半に散策するのもいいかもしれません。なお周辺には「お亀石」がパワースポットの野宮神社・向井去来の草庵だった落柿舎・参道が「紅葉の馬場(もみじのばば)」と言われる二尊院・常寂光土のような風情から名付けられた常寂光寺・「平家物語」にも登場する祇王寺があり、楽しみながら散策することができます。
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 天龍寺】世界遺産
天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為に夢窓疎石(むそうそせき)を開山として、離宮・亀山殿の地に創建しました。なお雲龍図は鈴木松年によって描かれたが、損傷が激しく、加山又造によって法堂天井に八方睨みの龍の雲龍図が描かれました。
天龍寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・天龍寺見どころ(庭園・法堂など)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 野宮神社】
野宮神社は天皇の代理で、伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ向かう前に身を清めた「野宮」に由来しています。嵯峨天皇の皇女・仁子内親王からは野宮神社に「野宮」が作られるようになりました。なお大黒天の側にある「お亀石」を撫でながら願うと1年以内に願い事が叶うと言われています。
野宮神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 竹林の道(竹林の小径)】
竹林の道(竹林の小径)は嵯峨野にあり、野宮神社から大河内山荘に続く約300メートルの道です。嵯峨野は古くから貴族に愛され、貴族の別荘が置かれた場所でした。なお大河内山荘は俳優・大河内傳次郎が映画の出演料の大半を注ぎ、約30年の歳月を掛けて作り上げた回遊式庭園です。
竹林の道(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 落柿舎】
落柿舎は松尾芭蕉の弟子で、元禄の俳人・向井去来(むかいきょらい)の草庵でした。松尾芭蕉は1691年(元禄4年)4月18日から5月4日まで滞在し、「嵯峨日記(さがにっき)」を記したと言われています。なお周囲の柿の実が一夜の内にほとんど落ちたことから落柿舎と言われるようになりました。
落柿舎(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 二尊院】
二尊院は承和年間に円仁(えんにん) が嵯峨天皇の勅により、建立したと言われています。二尊院の名称は本尊である「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像に由来しています。なお二尊院は紅葉(もみじ)の名所で、参道は「紅葉の馬場(もみじのばば)」と言われています。
二尊院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 常寂光寺】
常寂光寺は平安時代に藤原定家の山荘「時雨亭(しぐれてい)」があった場所と言われています。その後1596年(慶長元年)日蓮宗大本山本圀寺16世・日禎(にっしん)が隠棲の地に開きました。なお秋には小倉山が紅葉に染まり、常寂光土のような風情から常寂光寺と名付けられました。
常寂光寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 祇王寺】
祇王寺は浄土宗の開祖・法然上人(ほうねんしょうにん)の門弟・良鎮(りょうちん)が創建した往生院が起源です。なお祇王寺は「平家物語」にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより、都を追われて母と妹(祇女)とともに出家・入寺した尼寺です。
祇王寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺・化野念仏寺散策コース 化野念仏寺】
化野念仏寺は811年(弘仁2年)弘法大師・空海が五智山如来寺を建立し、野ざらしの遺骸を埋葬したのが起源と言われています。その後法然上人(ほうねんしょうにん)が念仏道場を開きました。なお千灯供養は境内の西院の河原に祀られている数千体の無縁仏にロウソクを灯して供養します。
化野念仏寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)